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現在の科学では命を定義することは出来ないと思いますが間違いないでしょうか。
だとすると、いつごろそれは可能と思われるでしょうか。
或いは科学という手法では今のところその見込みはないでしょうか。

A 回答 (4件)

科学では命というあいまいな言葉は扱いようがありません。


科学とは、新しいことに出会ったとき、なぜかを推論(定義をかりに置く=仮説)し、実験や観察によって実証し、証明していく方法論ですから、生命を考えるときは、まず生命とは何かを定義します。
科学では生命に限定して考えます。科学では生命と命は同義として扱われることが多いと思います。

生命の定義は、とりあえず以下のようにすることが多いでしょう。
1) 外界と自分との境界があること
2) 自己を維持すること
3) (自らの力で)自分と同じものを複製できること
定義ですから(原理ではない)、状況によって他の定義を用いることもあります。
「科学という手法では今のところその見込みはないでしょうか。」
この質問は、科学とは何かをご存じないと思われます。定義さえすれば、命(生命)を科学で取り扱えるようになるのです。
科学にとって、定義とは次の問題解決への出発点でしかないのです。そして定義は勝手に決められる。だけど、その定義が正しいかそうでないかは、実験や観察そして、たくさんの科学者の科学の目で常時検証されていく運命にある。
 ですから、「現在の科学では命を定義することは出来ないと思います」は自己矛盾に陥っている。

 たとえば、常軌の3つを定義として定めたとして、「自らは自分の複製を作ることができない」もの(ウィルス)が発見されたときにねそれは「生命と非生命の境界にいる」とするか、(自らの力で)を削ってしまうか。そうして定義は変化していく。
 今では遺伝子をもつものという条件を加えることもあるでしょう。プリオン病が知られるようになったから・・

この回答への補足

「命とは何ですか」こんな問いだとどうなのでしょう。やっぱり定義しだいですか。

補足日時:2008/10/11 23:22
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

なるほどです、どうも私は自分の疑問に対して正確な質問が出来ていなかったようです。もう少し自分の頭を整理することにします。

お礼日時:2008/10/11 23:13

学術的な定義は、そもそも「生命」というものの定義が必要になりますのでそれ自体が議論されるべきものなので難しいとは思います。



ただ、生命の「死」を考える上で重要な考え方はおそらく「可逆性」ということになるでしょう。ある生物が「死ぬ」ということはその生物が生命としての自己を回復できない状態になったということになります。しかし、この定義というのは何をもって不可逆か、そして細胞が絶えず死んで新しいものに置き換わっている事実からするともはや可逆性などそんざいするのかといったややこしい議論が出てきます。

人間の場合であっても、脳死の問題はもとより今の医療だったら一度心臓が止まったからといってすぐさま死に至るわけではないですよね。これが何百年も前であったら命がなくなったとなったのかもしれません。

よって、あくまでそのときに応じた妥当な「命」を定義するのは人間ですから、たとえば日本の法律上「生」や「死」を定義したからといってそれが絶対的な客観性をもつ科学で成り立つかというと難しい問題ですよね。ES細胞の問題だってどこからが生命なのか考え方によって意見が分かれるから議論になるのです。 要するに、事実としてはあるが、定義をするのは人間の見方だということです。それぞれが持つ漠然とした「生命」観の中で納得しうる「命」の定義があるか否かということになると科学がいくら示したところでそのもの自体のみ方が違うのでどうしようもないということです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

どうも質問が自分の疑問を正確に表現していなかったようです。すみませんでした。
「命とはなんですか」これに対して科学はどのような説明をするのでしょうか。やはり定義しだいなのでしょうか。

お礼日時:2008/10/11 23:34

「生命」とは、生物が共通して持っている本質的属性です。


では、(1)生物と無生物の境目は何か、(2)生と死の境目はどこか、科学が進むにつれて境界は不明瞭になる傾向にあります。境界が不明瞭になることで、境界を明らかにする議論が新たに起こります。

(1)ウイルスは生物ではない?、リケッチアは生物?、クラミジアは?・・・

(2)脳死は死か?個体の死であっても器官は生きていなければ脳死移植は意味を持ちません。

あなたが「命を定義することは出来ないと」思う理由はなんでしょうか?
少なくともこのサイトに書き込みをした私は現時点で生命を持っていますし、打ち込んでいるパソコンは「生命」を持った存在ではありません。これは生物学の語句の問題であり、パソコンが壊れたときに「パソコンが死んだ」というのはただの比喩でしかありません。

日常生活の範疇では、「生命」の定義は容易だと思います。

この回答への補足

「命とは何ですか」こんな問いだとどうなのでしょう。

補足日時:2008/10/11 23:24
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>あなたが「命を定義することは出来ないと」思う理由はなんでしょうか?

恐らく(ちょっと自信がないです)ボーダーラインのあいまいさだと思います。

>、(1)生物と無生物の境目は何か、(2)生と死の境目はどこか、科学が進むにつれて境界は不明瞭になる傾向にあります

まさにここですね。

お礼日時:2008/10/11 23:20

A No.1の方と対照的ですけれど、


単純に、「細胞」(単細胞、細胞の集合体)でダメですか。
Life scienceという言葉が矛盾してしまいませんか。

この回答への補足

「命とは何ですか」こんな問いだとどうなのでしょう。

補足日時:2008/10/11 23:34
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

>単純に、「細胞」(単細胞、細胞の集合体)でダメですか。

これだと、生きている細胞と死んでいる細胞の区別がつかなくなるように思いますが。

お礼日時:2008/10/11 23:15

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