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エリッククラプトンはアームを使えないようにしていると聞いたのですが。どうすればそういうふうにできるのでしょうか?使えないようにして利点はあるのでしょうか?

A 回答 (3件)

トレモロユニットの固定は、スプリングの本数を増やし、さらにユニットをボディに押し付けるようにセッティングしているのではないでしょうか。

硬めのスプリングを5本にすると、アームを取り付けてもアーム操作するのに結構な馬鹿力が必要になると思います。

アームを使えないようにすると、いくつか利点になることもあります。
ユニットを固定すると、ベンディング時などにチューニングが安定します。 トレモロユニット付のギターで、特にトレモロユニットをフローティングにセットしている場合、ベンディングをすると、その弦が他の弦よりも大きな張力を一時的に請負ってしまうために、他の弦の張力が緩んで音程が下がってしまいます。 こういう音程のズレがおきにくくなります。
また、通常のチューニングについても、より安定すると思います。 ユニットがフローティング状態だと、一つの弦のチューニングが狂うと、すべての弦のチューニングがおかしくなりますから、そういった面でもチューニングを安定させやすいと思います。
それと、推測ですが、ユニットをボディに押し付けて固定すると、ユニットとボディがより広い面で接触し、振動がよりダイレクトにボディに伝わっていくと思います。 良い影響になるかはわかりませんが、音質面で影響がある可能性もあるかもしれません。
他にも利点はあるかもしれませんね。

憶測ばかりですが、こういう具合なのではないかと思います。
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 弦楽器の設計屋です。



 ストラトキャスタのアームは『シンクロナイズド・トレモロ・ユニット』という名称の装置で、設計上はブリッジプレートがボディから完全に浮いた状態を標準としています。(こうする事によって、アームダウンとアームアップの両方が可能になっています。)

 クラプトンは、ブリッジプレート(ブリッジコマが乗っている鉄板の部分)をボディに完全に接触させている(アームアップが出来ない状態)、といわれています。

1.このセッティングの為には、バネの本数を増やすか、アンカ(バネがブリッジに引っかかっている側の反対側、バネがボディと接続されている板)をメいっぱい引張る方法があります。(アンカは通常2本の木ねじでボディに接続されていますが、この木ねじをネジ込んでいくとバネを引張る事になり、結果、ブリッジプレートがボディと密着します。)

2.このセッティングの最大のメリットは、
(1)チューニングが容易
 ブリッジプレートがボディから浮いた状態では、チューニング作業が極めて複雑になります。
 今仮に弦が6本ともタルタルだとしましょう。ここで1弦をチューニングし、次に2弦をチューニングすると、弦のテンションでブリッジが引張られてしまい、1弦がたるんでチューニングがフラットします。そこで1弦をチューニングすると、更にブリッジが引張られ、今度は先ほど合わせた筈の2弦がフラット・・・とゆぅ様に、フローティング状態では普通のチューニングは通用しません。
 ブリッジプレートが常にボディに押し付けられているほどバネ側を強く引いておけば、普通のギターと同様のチューニング作業で音を合わせる事が可能です。(尚、フローティング状態のトレモロユニットのチューニング方法とゆぅモノもありますが、言葉で説明するのは非常に長くなるので、ここでは述べません。)
(2)弦が切れてもチューニングがズレない
 フローティング状態で弦が1本でも切れるとアームユニット側のスプリングの張力が勝り、残った5本の弦が全てシャープします。
 勿論、最初からブリッジプレートがボディに当っている状態では、1本の弦切れは他の弦に影響を与えません。

3.ブリッジプレートをボディに接触させるセッティングでは、その押し付けるチカラの大きさによってトーンが変わりますが、その差はそれほど大きいワケではありません。
 この手のアームのセッティングを採用する最大の目的は、上記2.のチューニングの安定である事が多く、それはクラプトンも同様と思われます。

4.ストラトのアームの固定セッティングに関し、余談ですが。
 英国最良のストラト・ブルースマンとも言われるロリー・ギャラガーは、ボディをウラから見て、トレモロブロックとボディのスキマに木の板を打ち込んで、トレモロユニットを完全に固定していました。
 ここまでやるとトーンへの影響はバカにならないほど大きく、実際ギャラガーはインタビューで『オレのストラトはレスポールよりサスティンがある様に聞こえる』と発言しています。
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余分なバネや可動部が増える事で、弦のテンションや長さに微妙な影響が出て、音質が管理しにくくなるのを嫌ってではないでしょうか?


クラプトンのギターはそのくらい微妙な音出しを求められていると言う事では…
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