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しばらく前、NHK総合テレビのニュースで、免震住宅の事を放送したのを
聞いた(テレビ音声受信可能ラジオで)のですが、
その後、関連のニュースを聞きません。

内容は、免震装置を基礎と建物の間に挿入するのではなくて、
塔を建てて、そこから建物を吊るし、そのジョイント部分を免震するというもの。
検索してみると、近いのに「竹中」の「吊り免震工法」がありましたが、
高架下の防音、防振が目的で、ちょっと違うのです。

一般住宅向けにやっている、建設会社or建築家はいませんか。

A 回答 (2件)

一般住宅向けの免震装置も徐々に増えてきていますが、吊り方式は採用されていないようです。



ゴムと金属板を何層にも積層式にしたタイプのインシュレータ(レコードプレイヤーの4隅についている防振用の脚みたいな形をしています)や、コロが前後左右の両方向についていてころがって地震エネルギーを減衰させるタイプの簡易な構造のものが住宅用には多いようです。

しかし、これらの免震装置を採用するとふつうの建物の構造計算方法とは異なるので、免震住宅を個人で建てる場合には、ふつうの「確認申請」とはまた別個に、一軒ずつ個別に「日本建築センター」の「評定」というものを受けなければならないようです。評定を受けて合格をもらうには数カ月の評定期間と、それ相応の評定依頼料がかかると聞いています。
大規模なマンションでは免震がトレンドで新築マンションではかなり採用されていますが、小規模な住宅の場合、評定に時間とお金のかかる免震装置を採用した方が有利か、がっちりと構造を固めた「耐震構造」にしたほうが有利か、費用と時間的なことを天秤にかけてよく相談されたほうがよろしいと思います。
免震装置の場合、(例えば積層ゴム式の場合100年以上保証とメーカーは宣伝していますが)発明されてから日が浅いので、本当にどれだけ持つのか歴史的にはまだどこの例も証明されたことがありません。どんな免震装置にしても、装置自体は機械式ですので、保守をしてあげなければならない心配もあります。
製造メーカーおよびメーカーと結び付いた建設会社は各社とも「わが社が一番、任せて下さい」と宣伝しますが、採用に当たっては利害関係のない中立的な専門家とよくご相談されるのがよろしいと思います。

参考URL:http://www.bcj.or.jp/
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この回答へのお礼

丁寧にご回答いただき、有難うございます。

個人住宅の免震建築の有効性は、薄々疑問を持っていましたが、
じっくり検討する必要がありますね。

ただ吊り方式の免震住宅と、耳だけで聞いて
好奇心が沸きまして、お尋ねしたしだいです。

お礼日時:2003/01/14 07:12

東大寺の五重塔がその考えだと思います。


「心柱」か「芯柱」とか聞いたように記憶しています。

一般住宅に応用できるかどうかはわかりません。
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この回答へのお礼

有難うございます。

『五重塔はなぜ倒れないか』(新潮選書)を読みました。
こちらも、面白いですが、ニュースで聞いたのと、ちょっと違う気がしますが、
設計者はそこからヒントを得たのかもしれませんね?

お礼日時:2003/01/13 17:48

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