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放射線学科の学生です。

放射性物質の238Uや235Uは非常に半減期が長いですよね?

こういう物質の半減期はどのように求めたのですか?


どのように求めたのか知りたいのでお答えできる方お願いします。

A 回答 (1件)

こんばんは。



半減期 = ln2 ÷ 壊変定数 = ln2 ÷ 放射能/原子数
 = ln2 × 原子数/放射能
 ≒ 0.693 × 原子数/放射能
という式を使っていることは間違いないと思います。

しかし、
U-238は、14個の子孫を持つ、ウラン系列の始祖であり、
U-235は、19個の子孫を持つ、アクチニウム系列の始祖です。
ですから、
U-238だけで1キュリーの放射能があるとき、子孫の放射能も含めて14キュリーの放射能があり、
U-235だけで1キュリーの放射能があるとき、子孫の放射能も含めて19キュリーの放射能があります。

また、
ウラン鉱石には、U-238が99.3%、U-235が0.7%あります。

つまり、単独の放射能を求めることは、難しいです。

ここからは推測ですが、
U-238、U-235は、ともに、α崩壊です。
そして、また、これらが出すアルファ線のエネルギーは、それぞれ決まっています。
ですから、エネルギースペクトルを見て、U-238、U-235が出す特徴的なエネルギーのアルファ線だけカウントしているのかもしれません。


以上、ご参考になりましたら。
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