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前航空幕僚長の田母神論文がマスコミを賑わせています。
http://www.apa.co.jp/book_report/
その中で、
「1928 年の張作霖列車爆破事件も関東軍の仕業であると長い間言わ
れてきたが、近年ではソ連情報機関の資料が発掘され、少なくとも日
本軍がやったとは断定できなくなった。「マオ( 誰も知らなかった毛沢
東)( ユン・チアン、講談社)」、「黄文雄の大東亜戦争肯定論( 黄文雄、ワック出版)」及び「日本よ、「歴史力」を磨け( 櫻井よしこ編、文藝春秋)」などによると、最近ではコミンテルンの仕業という説が極めて
有力になってきている。」
とあります。
張作霖列車爆破事件の犯人はコミンテルンの仕業というのが有力なのでしょうか?
他にも「廬溝橋の仕掛け人は中国共産党」などとあり、どこまで信用していいのかわかりません。
トンデモ論文なのか、現在の歴史認識をなぞっているだけなのか?
どなたか解説お願いします。

A 回答 (7件)

大学で歴史を専攻した者です。


質問者様がURLを載せていただいたので、論文をざっと読んでみました。

一次史料(事件の当事者が残した資料)がひとつも引用されていないので、歴史の「論文」としては説得力に欠けます。この論文から史実を読み取るのは無理です。

この文章は田母神氏が自分の信念を書いたエッセイと思っておけばいいかと思います。
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張作霖爆殺事件は、当時の軍部内でも戦後も、河本大作を首謀者とする


謀略事件だったということが、歴史的に確定していると考えて良いです。

張作霖が爆殺されたのは、京奉線(北京~奉天)と満鉄線の交差する
陸橋で、上を通っていた満鉄が爆破され、土砂が張作霖の列車を
押し潰しました。満鉄は関東軍が警備していた、満州における日本の
生命線ですから、日本兵以外が近づいて爆薬を仕掛けるなど、不可能
です。NHKが張学良におこなったインタヴューでも、これは当時
から公然の秘密ということでした。

仮にコミンテルンの仕業とすると、何の目的があったのでしょうか?
張作霖が共産主義者に暗殺されたとなれば、それこそ河本一派に
とっては渡りに船でしょう。満州をソ連から守れと主張し軍事行動
の口実が得られますし、中国共産党への批判もできますね。

結果的に満州における日本の影響力を格段に強めてしまい、
反共宣伝に利用されるので、コミンテルンに利益は全くない
と思います。
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 トンデモです.



 詳しくは
http://mltr.ganriki.net/faq08h.html#15515
http://mltr.ganriki.net/faq16h.html#15449
をご覧ください.
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論文そのものは読んでおらず、新聞各紙の記事による紹介しかわかりませんが、各新聞社がよっぽど捏造でもしていない限り、氏の論文は論文といえるほどの内容ではないですね。

高校生の読書感想文程度のはっきりいってしまえば稚拙な内容です。
「○○に書いてあった」と引用するなら、その元ネタそのものに信憑性がなければなりません。「たま出版の本にアメリカ政府は宇宙人に支配されていると書いていた」なんてやっても誰も相手にしてくれません。
氏の論文はその程度の内容ですね。国民党はコミンテルンに支配されていた、アメリカ政府もそうだった、なんていわれてもね。そのコミンテルンはユダヤに支配されているんですよなんて言いたくなります。

きっとあれは「最も世間を騒がせたトンデモ論文」になるでしょうね。ある意味あまりに荒唐無稽なので韓国、中国、アメリカの各政府も表立った発言はしていないのでしょう。もっと説得力のある論文だったら中国韓国政府が黙ってないと思います。
あの論文が最優秀作品だかなんだかに選ばれたのはきっと戦闘機に乗せてもらったお礼だと思います。ま、私企業が自分の金でやることですからどうぞご自由にとしかいえませんけどね。
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・なぜ、田中内閣は総辞職したのか?


・張作霖を殺害して、ソ連に何のメリットがあるのか?

コミンテルンの犯行であると主張したいのならば、以上の2点について、誰もが納得のいく論証がなされないと、説得力を持たないかと考えます。「~に書いてあった」を並べても、論文になりませんので。
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私は右翼でも左翼でもない単なる歴史好きですが


田母神氏の考えはかなり「ゆがんで」います、柳条湖の事件は
石原率いる関東軍というのが、内外の「中立な」歴史家の間では
定説になっていますし(以降の事安はさまざまな説があるようですが)、現代のどの辞典にもその説が有力であると記載されています、彼の考えはそれらをすべて否定しています、歴史は時々異説が出てきます
義経→チンギスカーン アマテラス→男性 信長→本能寺より
逃亡 などです、この類の説を自分の論拠に置くのはいかがな
物でしょう、

また日本を良く言って何が悪いと開き直っていますが
どの国にも光と影があります、影は米国→先住民問題 ロシア→
スターリン ドイツ→ナチス 等です(どんな国も完全なユウトピアなどありません)日本にも軍国主義 言論統制
特高 敗戦という影があります、その影の部分を光に代えさらに文民統制のトップの総理大臣村山談話は言論統制だと言い切る彼の考えは恐ろしさを感じます、

なぜ戦争も知らない自衛隊のトップ(普通の隊員も)がこのような
説を発表するかを考えました、私の個人的な考えですが
敗戦により自国の防衛を米国に頼り(世界に例のないが、そうするしかなかったようですが)経済にまい進してある程度経済大国(?)になり生活は軍国時代より良くなったものの、積み残した自国の防衛という国の基本問題が自衛隊を通して露呈されてきたのではないでしょうか?彼も「こんな国を悪く言うことが正しいというような自虐的な国家を命を張って守ることはできない」とまで言っています、(裏返すと日本がやってきたことはすべて光であり良でありそのような国は命を張って守るという持論になります)この自衛隊問題を解決しないと日本はこの先難しい国になりそうですね

まったく私の個人的な意見ですが多少参考になりましたでしょうか・
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ソースがWikiなので多少割り引いて欲しいのですが、「張作霖列車爆破事件」では、以下の二説が犯行説として紹介されています。



・関東軍によるもの
・ソ連特務機関犯行説

ただし、後者の方は現時点では有力視されておらず、これを正しいと主張した田母神論文は、残念ながら自分で自分の評判を下げてしまったと思います。

ただし、廬溝橋事件については、私は中国共産党の謀略だった可能性はかなり高い(状況証拠の上では)と私は考えています。
ですが、直接的な証拠がないため、現在では「犯人不明」もしくは「偶発的な発砲がきっかけ」とされているようです。

参考:
・ウィキペディア『張作霖列車爆破事件』
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%B5%E4%BD%9C% …
・ウィキペディア『張作霖爆殺事件』
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%B5%E4%BD%9C% …
・廬溝橋・謀略の銃弾
 http://drhnakai.hp.infoseek.co.jp/sub1-44-2.html

※質問者の方へ
 わからないから質問をしているかもしれませんが、自分で調べる癖も身に着けましょう。
 この程度のことは、ググればすぐに見つかるはずです。
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