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フランへの求電子置換反応では、フランの2位への置換反応が優先するみたいですが、ベンゾフランの場合は、3位への置換反応が優先して起こるらしいのですが、これはなぜなのでしょうか?

A 回答 (1件)

この手の説明は、反応中間体の共鳴式を書くのが良いでしょう。


つまり、3位に何らかの求電子剤が付加したσ錯体の共鳴式を書いてみて下さい。そうすると、ベンゼン環の部分の共役系を保った共鳴形が書けるはずです。
それに対して、2位の場合には、ベンゼン環の共鳴系を崩さなければ共鳴形はかけませんよね?
これらの共鳴式を考える時に、ベンゼン環の芳香族性をキープできるかどうかで、その構造の安定化に対する寄与の程度は大きく変わると考えられます。すなわち、安定な芳香環の構造を書くことが出来る前者は、それを書けない後者に比べると安定であると判断できます。

単なるフランの場合には、ベンゼン環を考慮する必要がないので結果は違ってきます。

求電子置換反応において、中間体の共鳴形を考えるのは重要なことです。式を書きながら考えてみて下さい。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

お礼日時:2008/11/14 19:39

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