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先日、ある講演会で 「当期の利益は、翌期の負債です。 財務諸表などを理解していない人は、これを理解できません。」と発言されましたが、「当期に出した”利益”は、期が変わってしまうと、まったく違った性質をもつものに代わるのです。」との補足がありましたが、私には、理解できません。
経理の経験がある人や経営に関わっている人であれば、この意味が分かると力説されていましたが、具体的な説明がありませんでした。
いったいどのようなことなのでしょうか?
どなかた、財務・会計的な知識がある方、教えてください。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (7件)

会計士のものです。



端的に言って、わたしにも講演者何を言っているのかちっともわかりません。そんな考え方は聞いたことがないです。そのように明言する根拠を説明されたら、「ああ、そういう意味ではそうかもね」と納得できるかもしれませんが。
かなり好意的に解釈すれば、利益は株主のものとして、配当の未払いの性質を持つ、という意味で負債といえるのかな??無理がありますが。これでは負債と資本の定義に抵触してしまうなあ。

前に回答している方々の回答からしても、すんなり納得できる内容ではないですね。ある程度知識があっても意味不明であることは明らかですので、決して理解力が不足しているとか、知識が不足していることが原因で理解できないわけではないですから、安心してください。
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自信過剰なタイプの人にまま見られる、論理飛躍、ないし過度の断定、目新しい標語を取り上げて「よく分からないけどこの人は偉い人だ」と相手に思わせるテクニック、大いなる勘違いの、いずれかまたはこれらの複合のようですね。

いずれも、会議や講演等において断定的表現が採られる場合にしばしば見られるものかと思います。

そもそも当期利益は、会計的には純資産としての利益剰余金の一部を構成するものであって、負債ではありません。そのため、その講演者のその言は、比喩的表現か、または間をつなぐ論理構成があってのものなのでしょうね。

当期利益は、配当などの社外流出の基礎となったり、株主からの配当要求の根拠となったり、課税基準となったりするために、その全部ないし一定の割合につき企業の負担となることがあります。ひょっとすると、これを指して「当期の利益は、翌期の負債です」と述べたのかもしれません。

しかし、株主からの配当要求のきつくない企業や、一人株主などで配当などの有無や額を自由に決められる会社であれば、社外流出が負担となることはあまり想定できません。また、利益に対する課税が翌期の負債になる、と考えても、この考え方は「まったく違った性質をもつものに代わるのです」との補足説明とは必ずしも整合的ではありません。利益が未払法人税等に転化されるわけではないからです(比喩的表現としては成立しますが)。

どうにも、論理一貫性に乏しいきらいがあるだけでなく、聞いた瞬間に疑問符を持たれてしまう点で標語としても失敗しているように思います。

いずれにしても、私がその講演会に出席していたとしたら、「なに断定的口調で間抜けなこと言っているんでしょ、聞いて呆れますわ、このタコが」と思ったかも・・・あ、いや、すみません、かなり酔ってま~す。
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※当期の利益と言えば利益の事をいいます。

経常損益・特別損益がありますが、当期利益といえば利益しかありません。
ある公演会でのお話は、公演者が舞い上って自分の話している内容が混乱していたに過ぎません。

※困り度?マークが1つなのでP/L・B/Sの説明はしませんが、必要ならもう一度質問してください。
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会社の利益(剰余金)は会社内に留保されるものと社外に流出するものに分かれます。



社内留保されるものには利益準備金・任意積立金などがあります。
社外流出するものには株主配当金・役員賞与金などがあります。

株主総会において剰余金の配当や処分が決定したら、確定した項目に振替ます。社外流出するものを簿記の仕訳で示すと

繰越利益剰余金  ○○○   未払配当金  ○○○
繰越利益剰余金  ×××   未払役員賞与 ×××

となります。
貸方(右側)の「未払~」はまさしく負債の勘定です。これが次期の期首にそのまま待ち越されることが多いでしょうから、時期においても配当金や役員賞与が支払われるまでは負債のままです。(当期の利益のうち社外流出するものは翌期の負債となります)
>当期の利益は翌期の負債
意味不明な部分もありますが、

利益のすべてが負債の勘定に振替えられるわけではありません。
社内に留保されるものは利益剰余金などの純資産となります。

ご質問の文からは
「当期に設けたお金は翌期になればすべて負債(お荷物)になってしまう」とも解釈されかねない表現ではありますが、もしそうなら会社を経営して利益を出そうとする人はいなくなってしまいます。
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問題はその当期の利益が何に化けてるかと言うことでは無いですか



利益が手元流動性のある現金などの形なら良いですが、在庫増だと目も当てられませんね。

如何でしょ
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若干意味不明です。



「当期」の「利益」と言った場合、損益計算書の純利益(または経常利益)を指しています。
一方「負債」は貸借対照表上の通常は決算期末の数値であり、営業期間を表す「翌期」の「負債」とは言いません。
「翌期」にあらわれるのは「利益」または「損失」です。
また「利益」は貸方であっても「負債の部」でなく「資本の部」ですし。

あえて言えば、当期に大きな利益を計上したら、翌期に利益を計上しても当期より下回ったら、利益の対前期伸び率がマイナスになるため、
ある期に極端に大きな利益を計上するのでなく、毎年前期を少しずつ上回る利益を計上するほうが企業のイメージアップにつながるという意味で言われたのではありませんか。
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講演の文脈が分からないので回答が難しいですが、それは何かネガティブな意味合いで出た言葉でしたか?



たちまち想像できるものとしては、
・会計上の話として、利益は右側の「貸方」に負債と合計して記載される
・利益を出すことで翌期に納税資金が必要となる

といったことへの例えでしょうか?
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