プロが教えるわが家の防犯対策術!

英語は所有代名詞というのでしょうか、his,herとか、目的代名詞tというのでしょうか、him her,そのものを男性女性で区別するわけですが、フランス語(ラテン語系?)は、それがかかる名詞の性別によって考えるわけです(sa mereって言ったって、文脈がなきゃ彼女の母なのか彼の母なのかわからない)

こういう言語構造があると、必然的に「名詞の性」を意識せざるを得ませんよね?それのほうが、所有している人間の性別よりも重視されるということになると、「言葉」というものの存在感、影響力というものを大きく考えるようになる、ということにならないでしょうか?

日本語は英語的思考に近いわけですよね(彼女の母、彼の母というわけですから)ラテン語的感性には言語的には遠いですよね。

余談ですが、私はこの構造が非常に魅惑的に思えます。

A 回答 (5件)

<ドイツ語だけが男性なんですか。

それは知りませんでした。>

わたしは英語と日本語しか分からないので、上記のステートメントは小説からの受け売りですが、大戦中に関わっていたドイツ、フランス、イタリアで「月」が男性名詞になるのはドイツ語だけです。フランス語では、lune、イタリア語では luna でどちらも女性名詞です。勿論両方ともラテン語から派生した Romance language ですから似ていて当たり前ですが。ドイツ語では更に、「太陽」が女性名詞で、これも特異です。神話でも「月」を司るのは圧倒的に女神が多いですよね。ローマの Diana、ギリシャの Artemis と Selene とか。英語の詩でも月が擬人化される場合はやはり女性です。

http://www.poemhunter.com/poem/silver/

言語学では、language acquisition, language learning についても研究されますが、前者は言語の体得(嬰児、幼児の場合)、後者は言語学習で、大きな違いは前者は潜在意識の一部となって思考をもコントロールするのに対して、後者は意識的な学習であることです。以前新聞に dementia と言語の関係についての記事が載っていましたが、その一例として、二十歳そこそこで戦争花嫁としてフランスからアメリカに来た女性の話が挙げられていました。彼女は渡米前から英語を話し、アメリカ文化にもすぐにとけ込み、「フランス語の単語を忘れがちだ」とご主人に愚痴を言ったりするくらいだったそうです。しかし老化による痴呆症の重度が進むとともに、英語の中にフランス語が混じる様になり、その記事が書かれた時点では、会話の八割以上がフランス語なので、アメリカ人のご主人も言っている事が分からなくて苦労している、という内容でした。

英語には名詞を女性、男性名詞に分けないので簡単だと思うのですが、簡単な代名詞、he, she, it 等々で外国人(ヨーロッパ、アジア共)はネイティブがしないような間違えを会話ではします。でも「性別」というのは幼児にはあまり概念がないので、英語を母国語と話していても、小さいうちは結構間違えてます。自宅で飼っている犬が雄の場合、その犬の代名詞は he なのでそれに慣れてしまうと、他所の犬で雌の場合でも he と言ってしまい、その場で直してもまた間違えたりします。これは言語の問題ではなく、gender difference の概念がまだ定着していないからで、大きくなれば勿論このような問題はなくなります。

マーク.トウェインの有名な言葉に:

Travel is fatal to prejudice, bigotry, and narrow-mindedness.

というのがあります。差別などはその個人の無知から起こるものですが、「旅は偏見、差別、狭い考えには致命的である」、つまり旅行をして色々な文化等を見聞きし、体験すれば考えが広くなる、という事です。言葉もいくつもの言語に触れると、各言語の特異性がはっきりと分かる様になります。日本語のオノマトポエイアとか。わたしはクラシカル.ミュージック、特にモーツアルトのファンなので、彼のイタリア語のオペラ、ラテン語の motet とか暗記したりしていますが、英語の語彙約半分は古代フランス語、ラテン語から由来しているので、オペラのリブレット、motet のテキストを見ていると、その繋がりがよく分かります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

大変参考になるご意見ありがとうございます。
無意識的に獲得したもの(それこそ母国語)と、学習的に「大脳で」獲得した第2第3・・・外国語の差というのは、実は歴然としてしまっているのかもしれません。それが実例でわかりますし。そういった意味で、性別(というか名詞を分類する)という構造を持つ言語が、潜在意識的に「あれはsheあれはhe」という思考回路を作っていると考えてもいいのではないでしょうか。そうしますと、明確に「男女」を意識するというよりも、冠詞のおき方やら、文法上の制約というテクニック的な方面への自動配慮というものが身にしみているという感じでしょうかね。また詩的な、月と太陽とか、そういう方面でちょっと思索的になる。

旅行がプレジャッジを駆逐するというのは非常に同感です。人間の浅はかさを是正するいい体験ですね。

お礼日時:2008/11/22 08:50

<Freulein (未婚女性-初めの e はウムラウト)>



訂正です。Fraulein で、a がウムラウト、です。
    • good
    • 0

大学で外国語の requirements のためドイツ語とスペイン語を一年ちょっと齧るというか舐めた程度学習しましたが、言語というものは monolingual であれば特に母国語の特異性を考えてないと思います。

「光」という概念を知るには「闇」、「幸福」を認知するには「不幸」を知らなければならないようなものだと思います。
日本語、英語のみ話す人間にとって、masculine/feminine の区別は勿論、ドイツ語の neutral も不可思議です。「少年」を意味する Junge は男性名詞なのに、何故 Madchen (少女-a はウムラウト), Freulein (未婚女性-初めの e はウムラウト) は中性なのか不可解です。一度意地悪くドイツ人の留学生に、「女性は結婚しないと「女性」と認められないから?」と訊いた事がありますが、彼は単に「そう決まってるか」と答えただけでした。
ちょっと話しはそれますが、昔読んだ短編ミステリーで、第二次大戦中の英国を舞台にしたものがありました。英国空軍(だったかな?)基地の秘書をしている女性が、新任のハンサムな将校とある晩デートをしますが、翌日彼女の報告で、この男性はドイツのスパイと分かり戦争捕虜となります。何故彼女がこの将校がドイツ人か分かったかというのは、デート中美しい満月を見ていて、彼が "Isn't he beautiful?" と言ってしまったから、という説明でした。女性が「誰のこと?」と聞き咎めると、彼は二人が知っているリーダーの名前を挙げてその場を取り繕ろいます。でも女性はインド.ヨーロッパ言語で、「月」が男性名詞になるのはドイツ語のみと知っていた、という話でした。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

スパイの話は実に面白いですね。
やっぱり無意識にやっちゃうんでしょうね。itじゃなくheにしてしまう。その慣習からは逃れられない。ドイツ語だけが男性なんですか。それは知りませんでした。
おっしゃるように、モノラングではそれ自体を意識できません。が、知らず知らずのうちに、言葉の特性による思考法をしている可能性があります。

お礼日時:2008/11/21 08:31

中国語だと格変化なしで


人称代名詞ゎおなぢ「ta」だょ!!
文字表記にすると、違ぃわかるケド、口語でゎ発音の違ぃわからなぃ;;

アラブーだと、ターマルブータさnがついてるものゎ
ほとんど全て女性名詞で、全体の女性形のほぼ全てがこのターマルブータ系です★ミ

仏語だと名詞の性ゎ「深く」意識してなぃでしょぅ
常用語だとなンとなくどッちの性かわヵるようになるンぢぁなぃかなぁ><;

それ「性」ッていぅからいけなぃンです
仮に、「語形変化第一」、「語形変化第二」などと、男性形、女性形を呼ぶことにしましょう
そぅすると、超論理的言語にみえます↓↓

単なる言葉遊びの問題だょ><;
    • good
    • 0
この回答へのお礼

深い意識はないと思うのですが、潜在意識低に、作用してる気がするのです。また、男性女性名詞という言い方は、ちょっと極端であり、的を得ていません。本来性と関係ないですからね。

お礼日時:2008/11/21 08:28

 ドイツ語ですと、所有される名詞の性と、所有者の性でそれぞれ所有代名詞(形容詞)の形が変わります。

たぶん、昔の英語も同じだったのだと思いますけど。名詞の文法性というのは英語以外の印欧語につきもののわけのわからない属性ですが、興味がおありでしたらドイツ語も勉強してみてください。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ドイツ語はまったく未踏なので、ご説明のように言われても本当によくわからないんです。ドイツ語が謎解きの鍵となりえるかもしれませんですね。

お礼日時:2008/11/19 06:46

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!