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最近洋楽を聴くようになって、エリック・クラプトンがとても好きになり、彼の音楽の原点?に当たるヤードバーズの存在を知りました。

購入しようと思うので、ヒット曲・隠れた名曲など教えて下さい。

A 回答 (2件)

エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジという3大ギタリストを輩出したバンドとして名高いヤードバーズは、1963年5月にロンドンで結成されました。

クラプトンは1964年にアンソニー・トップ・トーパム(ギター)の後釜として加入。イギリス公演で訪れたシカゴ・ブルースの、ソニー・ボーイ・ウィリアムソンIIのバックなどを務め、その後「I Wish You Would / A Certain Girl」でデビュー。初のアルバムは「Five Live Yardbirds」というライブアルバムでした。このアルバムの冒頭のメンバー紹介では既に「スロー・ハンド」と言うニックネームで紹介されています。
その後、音楽性の違うリバプール・サウンド系アーチストとのパッケージツアーや、シングル・ヒット強要するマネジャーにクラプトンは猛反発。ポップソング「For Your Love」の録音をきっかけに、1965年3月クラプトンはバンドを脱退。
ヤードバーズはクラプトンの後任に当時超売れっ子スタジオ・ミュージシャンだったジミー・ペイジに加入要請します。しかしペイジは仕事が忙しいのを理由にこれを断り、代わりにジミーの推薦でジェフ・ベックが加入しました。
その後アルバム「The Yardbirds」の録音中に、今度はベースのポール・サミュエル・スミスの脱退が決定。1966年夏の全米ツアーの「ベーシスト」として結局ジミーペイジも参加しました。半年後、映画「欲望」の撮影直後ベックも脱退。
音楽的主導権を握ったペイジはアルバム「Little Games(リトル・ゲームス)」を録音。ここではLed Zeppelinで有名になるペイジのバイオリンの弓弾き奏法や、ステージで必ず演奏されていた「White Summer」などの曲が収録されています。このアルバムはイギリス本国では発売されませんでした。1968年3月の全米ツアー中にはライブも録音。これはLed Zeppelinが有名になった1971年に「Live Yardbirds featuring Jimmy Page」として発売されましたが、著作権等の問題からすぐに回収・発売禁止となりました。ここではもうほとんど初期ヤードバーズの面影はなく、初期のLed Zeppelinに通じる演奏が聴かれます(今はCDで手に入るはずです)。
その後キース・レルフとジム・マッカーティが1968年7月に脱退。秋のスカンジナビア・ツアーの契約を結んでいたヤードバーズは、仕方なく新たにメンバー探しを開始。ボーカリストは当時無名のロバート・プラント。そしてプラントの友人、ジョン・ボーナムがドラム。ベーシストには、ペイジのセッションマン時代からの友人ジョン・ポール・ジョーンズに決定しました。
ヤードバーズは「ニュー・ヤードバーズ」と改名。そしてスカンジナビア・ツアー後、バンド名を新たにレッド・ツェッペリンと改名。ヤードバーズの歴史はここに終止符を打ちました。

実はヤードバーズはオリジナルアルバムと言うのは5年間の活動期間中、正式にはわずか2枚しか発表していません。( )内はフューチャーリングされたギタリストです。

1965 Five Live Yardbirds (Eric Clapton)
1966 The Yardbirds : Roger The Engineer (Jeff Beck)

えっ!と思うかもしれませんが以上のたった2枚だけです。
その他シングルは以下のとおり。

1964 I Wish You Would / A Certain Girl
1964 Good Morning Little School Girl / I Ain't Got You
1965 For Your Love / Got To Hurry
1965 Evil Hearted You / Still I'm Sad
1965 Heart Full Of Soul / Steeled Blues
1966 Shapes Of Things / You're Better Man Than I
1966 Over Under Sideways Down / Jeff's Boogie
1966 Happenings 10 Years Time Ago / Psycho Daisies
1967 Little Games / Puzzles
1968 Goodnight Sweet Josephine / Think About It
以下の2枚は、アメリカでのみ発売された。
1967 Ha Ha Said The Clown / Tinker Tailor Soldier Sailor
1967 Ten Little Indians / Drinking Muddy Waters

アメリカでは以上のシングル曲や未発表音源を寄せ集め、以下のような編集アルバムが発売されました。

1965 For Your Love (Jeff Beck / Eric Clapton)
1966 Having A Rave Up (Jeff Beck / Eric Clapton)
1966 Over Under Sideways Down (Jeff Beck)
1967 Yardbirds Greatest Hits
1967 Little Games (Jimmy Page)

解散後発売された正式なアルバムは以下の通りですが、以外にも近年、編集アルバムが名前を変えたりして多数発売されました。
Sonny Boy Williamson and The Yardbirds
Live Yardbirds Featuring Jimmy Page
Live at the BBC

以上のアルバムの内エリック・クラプトンの演奏が聞けるアルバムは1965発売の「Five Live Yardbirds 」、1965年発売の「For Your Love」、1966年発売の「 Having A Rave Up」、1967年発売の「 Yardbirds Greatest Hits」、1966年発売の「Sonny Boy Williamson and The Yardbirds」(録音は'64)です。

押さえておきたい曲
「For Your Love」 それまでブルース一筋だったヤードバーズが、方向転換のきっかけとなったヒット曲です(ギターがクラプトンだったのかベックだったのかはいろんな説があり不明です。全英2位、全米6位の初ヒットとなりました。ブルース追求派のクラプトンは、この曲を気に入らず脱退することになります(実際はどうだったのかわかりませんが。。。)。
「Jeff's Boogie」 The Yardbirds : Roger The Engineer に収められていて、昔はこれぞジェフベック!ギターキッズのあこがれでした。Beck Bogart & Appice の「Live In Japan」にも収められていて今でもたまにステージでチョロっと演るときがあります。
「トレイン・ケプト・ア・ローリン」 Led Zeppelinが良くオープニングでよく演奏したり、エアロスミスのコピーで有名な曲ですのでロックファンなら誰でも知ってる曲です。この曲はミケランジェロ・アントニオーニの映画「欲望」の中で著作権の問題から歌詞を変え、「ストロール・オン」と言う曲名で演奏されていることでも有名です。ギターはジミー・ペイジとジェフ・ベック。ジェフ・ベックはこの曲をシュワルツ・ネッガーの映画「ツインズ」の中でも出演して演奏しています。のちのハードロックの元祖だと言っても過言ではないほどハードな曲です。
「Happenings 10 Years Time Ago」 半年間のベック、ペイジ、2人のツインリードでの録音はわずか3曲です。その中でシングルとして発売されたこの曲はマニアの中ではかなり有名です。

全体的にクラプトン時代やペイジの時代はさほど人気もなく、ジェフ・ベック時代が黄金期と言えます。
CDを手に入れるなら、現在発売されている物はほとんどが編集ものですから、曲が重複しないように気をつけたほうがいいです。まずは「Five Live Yardbirds 」「For Your Love」「The Yardbirds : Roger The Engineer 」の3つをそろえれば十分ではないでしょうか。その他はかなりマニアックになりますので、クラプトン、ベック、ペイジ(ツェッペリン)で系統を分けて集めた方ががよいと思います。
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この回答へのお礼

お礼が遅くなって申し訳ございません。参考にさせていただきました。ありがとうございました。

お礼日時:2003/07/01 19:12

クラプトンがヤードバーズに在籍した時期は短く、発売されたアルバムは


『SUNNY BOY WILLIAMSON&THE YARDBIRDS』『FIVE LIVE YARDBIRDS』
の2枚(共にライブ音源)とスタジオ録音数曲しかありません。
お勧めは『FIVE LIVE YARDBIRDS』、有名な曲はこのアルバム1曲目に収録されたERIC“SLOWHAND”CLAPTON~と紹介されて始まる「TOO MUCH MONKEY BUSINESS」ですね。
なお、クラプトン時代にヒット曲はありません・・・。


ここから先はクラプトン以降のヤードバーズの話です。
ヤードバーズのヒット曲は、ほとんどギタリストがジェフ・ベックになってからです。ポップ過ぎるという理由でクラプトンが脱退する原因となった曲「FOR YOUR LOVE」、それから「HEART OF SOUL(ハートせつなく)」「EVIL HEARTED YOU(いじわるっ娘)」「SHAPES OF THINGS」「OVER,UNDER,SIDEWAYS,DOWN」が有名です。
又、隠れた名曲は「MY GIRL SLOOPY」「STILL I'M SAD」辺りですね。
これらの曲は『FOR YOUR LOVE』『HAVING A RAVE UP』に収録されています。

そして、全曲お勧めの名盤『OVER,UNDER,SIDEWAYS,DOWN(ROGER THE ENGINEER)』が発表されますが、現在国内廃盤です。(10曲追加された輸入盤がamazonで入手可能です)
それから、ジミー・ペイジが参加してからのシングル「HAPPNINGS TEN YEARS TIME AGO(幻の十年)」(上記輸入盤に追加収録、映像がDVDに収録)ではベック、ペイジの凄いギタープレイを聴くことが出来ます。

ラストアルバム『LITTLE GAMES』はベック脱退後、ペイジが中心となって作られたポップなポップなアルバムです。
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この回答へのお礼

お礼がもの凄く遅くなって申し訳ございません。アドバイスを参考にCDを買わせていただきました。ありがとうございました。

お礼日時:2003/07/01 19:11

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