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最近は、「キレる子」などということをよく聞きます。
感情のコントロールがよくできる子供に育てるにはどうしたらいいでしょうか。
小学校低学年の子供を持っている親です。

A 回答 (4件)

こんにちは。


二つのご質問を拝見致しましたが、こちらの方に私の意見を述べさせて頂きます。
「感情をコントロールできる子供にしたい」
「コミュニケーション能力を身に付けさせたい」
まず、このような子供に育てるためにはどうしたら良いかという教科書はないと思います。子供の教育に就いては様々な資料がありますから、そのようなものを参考にするのは大切なことだと思います。ですが、子供を自分の思い通りに育てるというのはまず不可能です。まして、質問者さんは子供に感情を抑制することを身に付けさせるならばそれで安全だとお考えですか。果たして、子供の教育といいますのは親が自分の不安を取り除くために行われるものではないと思います。

近年では、「キレる」という症状には、残念ながら子供の精神障害や栄養障害といったものも報告されているようです。ですから、このような健康上の問題は「子供医学」などの知識を身に付けて十分に注意を払う必要があります。当たり前ですよね。
さて、上記のような特別な健康障害を除くならば「キレる」という衝動は、我々動物が与えられた状況に対処する手段を見出せないときに選択される「問題解決のための能動的回避行動」に当たります。従いまして、これは誰にでも起こり得ることであり、理性で対処するのは極めて困難です。当然、他に選択肢がある場合、あるいはそこまで追い込まれなければキレることはありません。では、いったい何が子供たちをそこまで追い込むのでしょうか。

このようなとき、脳内には「NA(ノルアドレナリン)」が分泌されています。これにより、神経系の覚醒状態が亢進され、自律系を介して身体広域の生理状態も活性化されます。これを「ストレス対処反応」といい、我々動物が与えられた状況に対処するための「臨時体勢」です。ですから、問題の解決が成されるならば「5-HT(セロトニン)」の恒常分泌によって脳は自然と安静状態に戻ります。
中枢機能を亢進させるのは注意力や思考力を高めるためですから、「意欲的な行動」である場合、NAが分泌されているからといって我々はそれをストレスとは感じませんし、もちろん、回避行動であっても逃げ道があるならば何も問題はないはずです。ですが、欲求が実現できない、危険を回避することができない、このように適切な解決手段が見出せない場合、当然ストレスは継続することになります。本人が具体的な行動を起こせないのですからはっきりと表には出ませんが、これは明らかに「欲求不満」「不安状態」です。そして、適切な選択が成されないまま表に出ますならばこれが「キレた」ということでありまして、果たして、それは常に目的のズレた必然的に異常行動となります。

感情をコントロールするということは、質問者さんはこれに対して理性で対処しろと要求していることになります。
自分に発生したストレスの原因が分かっているならば回避の手段は自ずと見出せます。ですが、十分な問題解決能力を持たない子供がどうやってそれを自覚するのでしょうか。まして、親の要求に対して有効な回避手段を見出せる子供なんてのはまずいません。
子供はわがままを言わず、理性的な選択をするならば親に褒められます。必死になって要求に応えようとします。十分な社会適応力を身に付けさせるには親の指導や躾は必要です。まして、より裕福な人生を獲得しようとするならば我慢と競争を強いられます。これはある意味では社会問題であり、子供にしてみれば親の価値観でしかありません。
因みに理性行動の比率などというのは知能の発達によって必然的に増えるものですから、我々が教えてあげなければならないのは「理性的な判断」の方です。で、ぶっちゃけた話、それでしたら義務教育だけで十分なのですが、現在ではそれが受験戦争の道具に使われています。自分たちでストレスを与えておきながら感情の抑制を覚えさせるなんて、これではキレるのは時間の問題です。

必要に応じて分泌されるNA(ノルアドレナリン)とは違い、5-HT(セロトニン)といいますのは、これは脳内では「恒常的」に分泌される伝達物質であり、環境からの刺激入力によって分泌されるものではありません。これがどういうことかといいますと、5-HTといいますのは、NAのように脳が環境の変化に対して何らかの選択を行うために分泌されるものではないということです。
もちろん、NAに対して抑制性であり、脳の覚醒状態を安静に戻す働きがありますので、キレるという現象に無関係とは言いません。ですが近年、子供の肥満やうつ病などが蔓延し、ここで5-HTの力を借りなければならないというのはたいへん嘆かわしいことと思います。
5-HTの分泌を促すリズム運動なんてのは、これはストレスの溜まった社会人がやることです。ならば、むしろ子供といいますのは脳内にNAを分泌させ放しで終日遊び、学び、夜になったらぐっすり眠るというのが使命ではないでしょうか。そして朝目覚め、表情筋や姿勢筋がしゃんとして、にっこり笑って「おはよう!」と言えたならば5-HTの分泌は正常です。問題なのは、子供たちに不必要なNAを分泌させる環境の方です。

子供の世話を一切焼かないというわけにはゆきません。ですが、親が要求を出せばそれは子共にとってストレスとなります。では、いったいどうすれば良いのかといいますと、何から何まで口を出すのではなく、子供が自分の意志に従って問題を解決するための環境を与えてあげるということだと思います。そして、子供に環境を与えてやるということは、ここでは親が具体的な方向を決定してやるということではありません。子供に環境を与えるということは、それは「親が子供を信頼する」ということです。
言うまでもなく、これは社会的な自立に必要なことですし、自発的な行動が選択できるならば欲求不満にはなりません。ならば逆に、このような環境が与えられませんと、子供は親の信頼を獲得するために雁字搦めとなり、もはや自力でストレスから逃れるための手段は一切を奪われてしまうことになります。

コミュニケーション能力を育てるには、何をさておいても家族と語らう時間を持ち、家に篭らずに外で友達と遊ばせるのが一番です。ところが、子供たちはどのようなときに不安を感じるかというアンケートでは「対人関係」がトップになります。
まあ、大人でもそうなんですから仕方がないですが、では、自発的にとはいいましても、子供たちはどうやってこのハードルを乗り越えれば良いのでしょうか。果たして、自分で前に進むためには自信を持たせる以外にありません。ですが、自信を持てなどと口で言ってもだめです。そのためには、親は心から子供を信頼してあげなければなりません。
親から信用されていない子供に自信を持つことができるでしょうか。そこへきて、親はあれこれと要求を出します。自信が持てるならば子供はその能力を自発的に伸ばす機会を与えられます。ですが、親が信頼してくれなければ子供にとって対人関係はストレスにしかなりません。
これは全ての親に共通する問題だと思います。うちの子供はそこがダメだから、ぜんぜん信頼していませんよね。子供は必死になって親の信頼を獲得しようとします。ですが、我が子を思うあまりどうにかしようとするならば、この親の不安が子供から自信を奪い取る結果となります。

以前、これと同様の議論をしましたら、あるお母さんから子供との信頼関係はできているつもりだという反論を頂きました。ですが、子供が親を頼るのは当たり前のことですから、これを信頼関係と勘違いしてはいけません。親が幾ら信頼していると主張しましても、子供の方に信用されているという自覚が生まれなければ意味はないわけです。
ダメなことはダメ、ストレスであろうとなかろうと、これを教えるのは親の務めです。ですが、ダメなことをダメと言えずに先回りしてあれこれ決めてしまう。親だって不安でいっぱいなのですから、これは簡単なことではないです。まして、あれこれと決めてしまった方が遥かに楽で安心です。ですが、最初に申し上げました通り、子供の教育といいますのは親の不安を解消するために行われるものではないはずです。
このように、子供に環境を与えてあげるということは、親が子供を信頼するということです。ですが、多くの親にとって子供を心から信頼するというのは極めて困難なことです。そして、この環境が与えられないばかりにストレスが慢性化し、今現在「キレる子供」というのが社会現象化してしまっているのではないかと思います。
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感情をコントロール、一番の近道は人間関係ではないでしょうか。


学生であるなら、友達との関係をたくさん持つことです。
その中で我慢するとか、自分の思い通りにいかない事があるなど感情のコントロールが必要なことが出てくるでしょう。
これは、子供でなくても同じことです。

感情コントロールの基本は人間関係です。
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私は自分で何かを完成させる経験が大切だと思います。

どんなに簡単なものでも自分で作り、完成させることです。いわゆる工作などでもよいのですが、その子が簡単にできることでも自分の力で完成させるためには感情を抑える必要がでてくるときが必ずあります。助力が悪いということもなく完成させるために必要であることを分らせれば、むしろほかの人からの援助の大切もわかった方が良いと思います。
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「子育て 感情コントロール」でググりました



http://www.1happymama.com/kosodate/feelingcontro …

セロトニンという成分と規則的なリズム動作、ウォーキングとかが
キーワードになってるらしいです


それと感情は子供だけにある者ではないのでこの記事も見ていってください

http://happymam276.blog118.fc2.com/blog-entry-30 …

自分の感情コントロールできなきゃ意味ないですからね
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