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先日、東海道線の電車に乗っていたところ、とある駅でオーバーランし、10mぐらい下がってからドアが開きました。この電車は5両編成だったので、どうやら停止位置を勘違いしたらしいです。この場合、運転士は車掌に連絡して、自分で窓からうしろを見ながら後退させるのでしょうか? 時間はあんまり遅延しませんでしたが、運輸区から注意とかされたりあると思うのですが…。そこら辺のところ、どたなか分かる方いましたら教えてください。

A 回答 (2件)

こんばんは。

鉄道会社で電車運転士をしております。

>運転士は車掌に連絡して、自分で窓からうしろを見ながら後退させるのでしょうか? 
そうですね。
車掌は車掌弁(非常ブレーキを掛ける紐)を持ちつつ、側面と後方(←これが非常に重要)を監視しつつ、運転士は側面の窓を開けてバックさせます。
列車のバック自体は、レバースハンドルを前⇒後にするだけで出来るので直ぐ出来ます。

あと、私の会社はJRではないので、レバースハンドルを切り替えれば直ぐバック出来るのですが、JR東日本の“ATS-P”には、後退検知装置が付いています。
これは上り勾配でやむを得ず停まった際、後に転がると危険な為、バックし始めると非常ブレーキを電車は勝手に掛けてしまいます。
上記のような「滑っちゃった」場合、この後退検知装置が作動してしまうので、ATSを切放(OFF)しなければなりません。
ATSには一般的に封印がしてあるので、当然その封印を解かなければならないので、指令に一報を入れる必要が発生します。

そして、乗務区に戻れば、当然怒られます(爆)
会社によりますがね。

信号を越えてしまった場合、そのままバックさせると、信号の現示が変わってしまいます。
■赤信号⇒前の電車が通過し黄色信号⇒しかし、バックした影響で赤信号に戻る。
当然、後続の列車はビックリしてしまいますよね。


また、最悪の場合、追突してしまう恐れもあります。
なので、指令に一報を入れ、後続列車が停止したのを確認してからバックと相成ります。
後続列車が近くまで来ていれば、バックできない訳で、そういう場合はその駅を通過し、次の駅から戻ってくださいとなる訳です。
決して戻せないわけではありません。

しかし、停止手配に時間が掛かるのと、後続列車が近づき間に合わないケースもあるので、この場合は偉く時間がかかります。

JRの場合、制動力の50%しか使わないブレーキ方法(要はブレーキを詰めない)ので、“滑る”ケースは稀です。
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オーバランした場合、運転指令に連絡し許可を得てバックします。


また、閉塞区間をオーバーしてバックす事は来ません。
鉄道の安全の基本は、1閉塞1列車の原則で成り立っているからです。

処分は当然あります。
ただ、福知山線の塚口-尼崎の事故で問題となった、懲罰的な処分ではなく、運転技術等の再教育になると思われます。
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