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質問を閲覧いただき、ありがとうございます。
教えてください。

マンションの大規模修繕工事(11年目)を行うにあたり、バルコニー他に
「ウレタン塗膜密着防水工事」の含まれた見積書が提示されました。
この「ウレタン塗膜密着防水工事」なのですが、以前住んでいたマンション
でも行いましたが、
 ・工期中の臭いがひどい
 ・エアコン室外機等の取り外しが必要で、取り外し及び冷媒再充填費用が
  かかる。しかも、5年ごとにこれが繰り返される。
 ・施工後、物置等の物を置いてはいけないとか、使い勝手がひどく制約される
ということから、個人的にはやりたいとは思えません。

○この「ウレタン塗膜密着防水工事」の効果は、どんなものなのでしょうか。
 築10年以上して、十分に雨等が浸みた躯体にやる効果は、果たしてあるもの
 なのでしょうか。
○効果があるとしたら、何で最初からやっておかないのでしょうか。
 (廊下等には、塩ビ長尺シートが貼ってありますから、乾燥云々はあまり
 理由にならないと思い。。。)
○効果のエビデンス(文献等)をご存知の方は、いらっしゃいませんか?
 効果有り、無しどちらでも構いません。

個人的には、「大規模修繕パッケージ」のひとつのように感じています。
(悪く言えば、利益稼ぎ)
よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

防水業者です。



>工期中の臭いがひどい

ウレタン塗膜防水は近年材料が改良され
臭いの少ない脱TX型(T=トルエン・X=キシレン)
が、販売されております。(各材料メーカーで販売しております。)
ただ、脱TX型の材料でも希釈をするのは有機溶剤だし、道具を洗うのも有機溶剤です(^^;)


>エアコン室外機等の取り外しが必要

弊社で施工する場合はエアコンを取り外さないで施工しています。
室外機を、ずらしながら施工するか(エアコンのカバーを外せば施工するくらいは動きます)
もしくは室外機の下にマット(某メーカーから出してる)を敷き、ウレタンとマットをジョイントさせます。
ちなみに、施工中のエアコン使用も禁止してません。

>施工後、物置等の物を置いてはいけない。

とっても鋭角とか先端が鋭いとかの場合は注意はします。
でも、住人の方も個人の生活スタイルや便利性があるわけで、バルコニーに物置を置くのは当たり前です。
なので施工が完了したら重量物や鋭角な物の下に養生用に塩ビシートを敷きます(在庫処理をかねて^^;)

>この「ウレタン塗膜密着防水工事」の効果は、どんなものなのでしょうか。

築年数は関係ありませんが、築10年だとクラック(ヒビ割れ)がある
可能性が大です。
防水を施工する前に検査及び補修を行う必要があります。
雨等は浸みた躯体でも、水分は蒸発します。
水分計を用い含水率が8%未満なら施工可能です。
ちなみにウレタン塗膜防水には絶縁工法もあります。
その際は含水率が高めでも、下地から影響を受けにくい為、施工することは可能です。
ただ、脱気筒の設置と単価が若干上がってしまいます。

>効果があるとしたら、何で最初からやっておかないのでしょうか。

その当時の設計屋さんに聞いてみない事には何とも・・・・
設計変更で意見する事はありますが、変更できなかったのでは?

>効果のエビデンス・・・・・?

って、何ですか?(^^;)


密着工法って事はメッシュを入れるX-2工法って事ですよね?
X-2工法は公共建築工事標準仕様書や公共建築改修工事標準仕様書
にも記載されている国土交通省が認めている仕様です。
なので、ウレタンを悪く思わないでください。

大規模修繕パッケージ・・・・。
確かにマンションのバルコニーって言えばウレタン塗膜防水が多いですが
国土交通省云々別にしてウレタンが一番施工に適してるんじゃないですか?

防水って単純に貼るか、塗るかしか無いんです。

もし改修工事でシートを貼るにしたら、
重いシートを時には10階以上を担いだり(エレベーター禁止の所もあるんですよ)
シートにボンドを塗布する場所も確保しなければならない。
その他諸々の規制・・・・。

もし、塗るにしたら、防水性能が確保出来て、材料の持ち運びが容易で
材料の練るスペースも少なくて済む。
としたら、ウレタンが選択肢の最後に残るんじゃないですか?たぶん

ちなみにマンション改修のバルコニーで利益はあんまり出ないですよ。
職人さんがイヤがって逃げるから施工単価を上乗せしてるんで(;;)
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この回答へのお礼

なるほどと思う裏事情(?)なども含めて、ありがとうございます。
確かに、施工の効率を考えても、液体はラクですね。
エアコン室外機を外さないやり方もあるのですね。冷媒を無駄にしませんから、
地球に優しいというはやり言葉をつけて、提案してみます。

エビデンスについて、失礼いたしました。根拠とか、証拠と言う意味です。
処理有りと無しで、たとえば一軒目は塗り、二軒目は無し、三軒目は塗り・・・と
言うような実験施工をして、縫ったところの住戸が明らかに劣化が少なかった、と
言うような研究事例が無いかな、と思った次第です。

だいぶ情報が増えました。施工業者さんに聞いてみたいことが増えて、
言いなりにならずに済むので、助かります。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/12/05 10:48

♯3です。



なるほど!エビデンスって
そういう意味だったんですね(^^;)

でも、施工をしてるのと施工をしてないのは明らかにしてる方が建物も長持ちするのは当たり前です。


その場合はウレタン塗膜防水の年数劣化を記してる写真及び書類と
MSDS(安全データシート)←エムエスディエスと読みます。
と製品試験成績表を提出してもらってください。
どれも、材料メーカーが持ってるはずです。
もし、無いと言われたら疑わしいメーカーなので
他のメーカーに変更してもらった方がいいと思います。

使用数量の確認は搬入写真と空缶写真
それと出荷証明書ですね。
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この回答へのお礼

補足ありがとうございます。

MSDSなども、確認しておいたほうが良いですね。
何事も丸投げではいけない、と思い直しました。

貴重なご示唆、ありがとうございます。

お礼日時:2008/12/05 13:33

確かに防水性は高くなるのですが、モルタルなら、撥水性は高く、耐候性もあり、クラックにも容易に浸透し、多少の機器を置いたままでも塗れ、下地処理も不要(洗浄は必要)、乾きが早く臭いも少ない、コーティング剤もございます。



ただ、シート防水では無理です。張替か被膜コーティングするしかない。

雨のしみこみについては、今まではいったものはもうしょうがないのです。これ以上ひどくならないような対策が急がれます。逆に言えば、これ以上栄養補給(水のしみこみ)がなければ成長(鉄筋の錆びの増長)は起きにくくなります。
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この回答へのお礼

モルタル系ですか。情報ありがとうございます。
施行業者に提案してみます。

どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/12/05 10:41

工務店してます



(1)なんで最初からウレタン塗幕防水をやらないのか?
一つには、売りマンションの場合できるだけ建築コストを抑える目的です、つまり売ってしまえば・・・・ということにつながります
厳密には、建設当初は『ひび割れ』なども発生していませんので漏水の心配が要らないからです。
ちなみに、高級マンションの場合には、最初からウレタン防水しているものもあれば、長尺シート貼りとか中にはバルコニー床がタイル貼り・大理石貼りってのもあります。
量産型売りマンションの場合には殆どがしていませんね。

(2)次にウレタン塗幕防水の効果ですが、
かなり有効です。
劣化した(痛んだ)バルコニー床のコンクリートに塗ることで雨水の浸入はもちろん空気の浸潤を遮断しますので、コンクリートの中性化(最初は弱アルカリ性です)を防げ、また階下に雨水が漏れるのを防ぐことができます。
⇒古くなったマンションで、防水対策をして無い場合には、バルコニー天井から雨水が漏れ出たり、コンクリート片が落ちたりして来ますのでかなりの効果があります。
(実際に防水していないバルコニーの場合には、20年も経ちますと殆どの所でこのような状態になっています。

(3)(悪く言えば、利益稼ぎ)
ですから、利益稼ぎしているのは、マンションの販売業者の方で改修工事業者は実はキュウキュウの状態で工事をしているのが現状です。
でもやらなければもっとひどくなるのは歴然としていますので、どちらかといえばリフォーム工事会社さんは良心的といえます、
ちなみに、大規模改修工事で一番利益が少ないのは、塗装業者とかでは無くて防水業者なのです。
ですからよく潰れています。
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この回答へのお礼

工務店と言う、実務の方からの回答、ありがとうございました。
非常に参考になりました。

やはり、効果はあるのですね。。。
長尺シート貼りの方が、施工後の使い勝手は良さそうですが、継ぎ目の問題もありそうですし、悩ましくなってきました。

ありがとうございました。

お礼日時:2008/12/05 08:47

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