日本で最古の国立大学
いつもお世話になっております。
突然ですが、日本で最古の国立大学は何年に設立されたのでしょうか?
西洋史(アイルランドのトリニティー大学)と比較したいのですが、どの程度までを“大学”と定義してよいのか分からず困っています。
どうかご回答宜しくお願いします。
質問者様の言われるとおり「どの程度までを“大学”と定義」するかで変わるでしょう。
私自身の意見としては、現在の東京大学の前身の一つ昌平坂学問所が幕府が運営するようになった寛政9年(1797年)だと考えています。
参考URLに、東京大学ホームページ内の沿革紹介ページをリンクします。
大宝令(701年)により大学(大学寮)が設立されたのが最古とは言えますが…
「国立」にこだわらなければ、空海が設立した綜藝種智院(828年)。一応、今日の種智院大学の前身と言えます(もっとも、ながーい断絶があったわけですが…)。
また、足利学校は、戦国時代に「坂東の大学」と称されました。創設は平安時代(諸説あり)。上杉憲実が15世紀前半に再興。
大学を「当時の最高の知識を教授する施設」と定義するなら、奈良時代の東大寺建立までさかのぼっていいかと思います。
東大寺は仏教思想の研究の最高学府のひとつであり(当時の寺院は信仰の場というより学問の場でした)、天皇が作らせたので国立といえます。
設立は728年(寺の創建)か740年(経典購読の開始)とするのが妥当と思います。
http://www.todaiji.or.jp/index/rekisi/gaisetu.html
最古と言われると自信がないですが、比叡山延暦寺は大乗戒壇の設立(822年)が正式に認められて以降、歴史に残る学僧を輩出しております。日蓮をはじめ、この学府では才能さえあれば生まれは問わなかったと言う意味で、近代の大学と精神は同じです。西洋の物まねの帝国大学設立の遥か以前に日本には国家が承認した最高学府があったようです。昔法隆寺を訪れたとき、ここでも多くの学僧たちが、その当時の最先端の知識を学んでいたのかなと感慨に耽ったことがあります。
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