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太平洋戦争で負けて日本は、国土の約半分を失い、数百万の国民が犠牲となり、軍事力を奪われ、航空技術力も奪われ、アメリカには頭が上がらず、隣の三流国に島を奪われても何も出来ないダメ国家に成り下がってしまいました。
こうした結果を招いた責任は、戦争を指導したA級戦犯など戦争指導者達にあります。

なぜ右翼はこうしたA級戦犯を擁護するのでしょうか。
彼らを擁護するということは、彼らの敗戦責任を不問とすることであり、同時にそれは日本がダメ国家でありつづけることも容認するということになります。

指導者達の敗戦責任を不問にしたいのは、むしろ左翼ではないでしょうか。一連の責任は戦争指導者達ではなく国民全員に有る、といった一億総懺悔の考えは自虐史観につながっています。

なぜ右翼はA級戦犯を擁護するのでしょうか。
自虐的行為をしていることに気づいていないのでしょうか。

A 回答 (22件中1~10件)

No.10です。


私なりの補足を。

>東京裁判以後、国民の手で敗戦責任を問う行動はありませんでしたので、現状で敗戦責任はうやむやになっています。

この意見、私も賛成ですね。
ただ、日本には「天皇」という侵さざるべき領域があります。
建前上は、日本は天皇の統帥権のもとに戦争へと突き進みました。
そこで、戦後処理において天皇の戦争責任を問う声もありましたし、実際連合国側もそれを考えていたような節はあります。
昭和天皇もその覚悟があったようです。
しかし、天皇は日本人の精神に深く根ざしていましたし、第一次世界大戦の敗戦の恨みとドイツ皇帝が戦争責任にとわれた恨みが、第二次世界大戦へとドイツを向かわせ、結果としてヨーロッパの国土が荒廃したという反省が連合国側にあり、天皇を処刑すると日本人が恨みをもって、また戦争を仕掛けるのではないかという懸念があったようです。
そこで、「天皇の戦争責任は問わない」事が決定します。

本来、「戦争責任」が第一に問われるべき存在は、その国のトップ(元首)なのです。
ドイツのヒトラー然り、ムッソリーニ然り、ミロシェビッチ然り、フセイン然りです。
彼らは、国民からも戦勝国からも第一の戦犯と目されています。(ムッソリーニなんて、イタリア国民の前にさらし者ですよ・・・)

しかし、日本の天皇は裁かれませんでした。
上記に示した連合国側の理由と、日本では天皇を神格化していた歴史を引きずり、「天皇の戦争責任の追求のタブー化」が行われてきました。
結果として、A級戦犯をスケープゴートにして「敗戦責任はうやむやになっています」という事になってしまったのです。

因みに、「A級戦犯を擁護」しつつ「天皇の戦争責任を否定」する勢力は、自己矛盾を抱えていると思っています。
「天皇の戦争責任」を回避するために差し出した犠牲が「A級戦犯」だったし、それをすることで戦後日本が「象徴天皇」の元で立ち直ったのだと個人的には思っています。
「A級戦犯を擁護」し、日本人自身で「戦争責任を問う」事をするのであれば、「天皇の戦争責任」とは正面切って議論・検討しなければなりません。
例え、天皇が軍部や議会に騙されていたとしても、戦争当時の日本では国家主権は天皇に帰属していたのですから、全く責任が無かったとは言えません。
こうした「天皇の戦争責任の追求」をタブー視しているので、なかなか「戦争責任」を総括する方向へと向かわないのでしょうね。
そこにきて、「東京裁判は連合国の押しつけだ」とか「米国にはめられて戦争に向かったんだ」といった感情論的反発に終わってしまってるのでしょうね。

因みに、「A級戦犯の名誉回復」は様々な議論のわかれるところであり、

「戦後に名誉は回復された」とする意見
「国際法上は未だ戦犯であり、日本政府もそれを受け入れる立場なので名誉回復されていない」という意見
「そもそも戦犯は国際法上で裁かれたのであり、国内法で裁かれて名誉が損なわれたワケではないので、名誉回復云々自体意味がない」という意見

などなどさまざです。

まぁ、個人的な結論を述べると、「昭和天皇の戦争責任」から逃げ続ける限り、「敗戦責任はうやむや」のままでしょうね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2009/01/27 17:11

犯した罪がったことにはなりません。

でも戦争でしんだ兵士たちは、愚かな者の言いなりになって死んだことにしたいのですか?
彼らは、日本みんなのため愛する故郷、愛する民の為に戦ったと信じることが、命の弔いになる道ではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2009/01/27 17:10

>なぜ右翼はこうしたA級戦犯を擁護するのでしょうか。



それは、無理な相談でしょう。明治以降の天皇制を正しいと思う人のことを右翼と呼ぶのでその人に否定は出来ないと思いますよ。
キリスト教の人にキリストを否定せよと言うようなもんですから、もしくは某新興宗教団体のI田氏を信者の人に否定せよとかと同レベルの話ですから

>彼らを擁護するということは、彼らの敗戦責任を不問とすることであり

敗戦の責任というのはあるかと思いますがそれが死刑まではいかないかなとも思います。No.18の方がうまく説明されていますがそれ以上深く追求すると感情論に行く場合があるので・・・
日本は敗戦後6~7年ほどアメリカの占領下でしたからそのような政治的活動は嫌われた可能性もあります。その後は復興や経済成長に主眼が置かれ過去を見なくなりましたから・・


逆に今なら冷静に当時を分析して何が問題かを考える必要があるかもしれません。(主に個人ではなくシステムとして)


「戦争は国民の総意」という意見もありますが、これは当時の日本を考える上でどうかと思います。
大正時代の末に普通選挙の法律がなんとか通り現実に選挙が始まったのは昭和1桁です。それまでは一定以上の税金を納めた人しか選挙できませんでした。また当時の普通選挙ができた人の多くは、小学校くらいしか出ていなくて読み書きそろばんとか言われますがそんな勉強は出来ても民主主義とかの勉強はできていないと思います。また昭和1桁で満州建国しており昭和12年には日中戦争が始まっていてその路線を選挙で変えられる状況ではありません。
また衆議院は普通選挙になっても貴族院はあったし、大体女性に参政権がなかったしそれが実現するのは戦後GHQがむりやりやらしたようなもんですから

国家の教育で富国強兵が進められ天皇や軍隊をあがめることをして、マスコミもそれに乗っていく状況で国民に責任をもって行くのはどうかと思います。

当時世界は植民地政策が横行していたのは事実で今の基準で批判するのは良くない面もありますが同様に教育や社会状況がまったく異なるのにそれをすべて国民のせいにはできないと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2009/01/27 17:10

戦争は国際法上合法だからです。


http://jp.youtube.com/watch?v=uyZLaL_9DSg
戦争を始めること自体は犯罪ではありません。
http://blogs.yahoo.co.jp/ichi2ichi2kuro2000/1869 …
東京裁判のA級戦犯は、当時なかったことは当然でございますね、ところが
今でもでもないんです。
http://blogs.yahoo.co.jp/ichi2ichi2kuro2000/1092 …


極東国際軍事裁判は、国際って付いてますけど国際法で裁かれた
裁判ではありません、法的根拠がないんです。
裁判と呼べるものでもありません。

東京裁判は「文明の裁き」か?2-1 (H18.8.23)
http://jp.youtube.com/watch?v=HRMlHQYq4L0
東京裁判は「文明の裁き」か? 2-2(H18.8.23)
http://jp.youtube.com/watch?v=DCzIT3K30Yo



サンフランシスコ平和条約の締結・発効によって、
「全面的忘却」(oubli general すべてを水に流すこと)
が国際慣習となっておりますから、チャラになるんです。
http://www.nipponkaigi.org/1700-rekishi/1730-01s …
二 講和条約とアムネスティ条項

アムネスティ条項
同条項は「戦争中に一方の交戦国の側に立って違法行為をおかしたすべての者に、
他方の交戦国が責任の免除を認める」効果を持つものとされます。
しかも、講和条約中に明示的規定としてアムネスティ条項が設けられていない場合
でも、このような責任免除は講和(戦争終結)に伴う法的効果の一つであることが
確認され、アムネスティ(大赦)が国際慣習法上の規則となっていることがわかります
http://jp.youtube.com/watch?v=CYBifnyHPhE
http://jp.youtube.com/watch?v=XRFMl7QwNRc



人民は悪くない、悪いのは指導者だ!と言うのは、マルキストの公式論です。
http://jp.youtube.com/watch?v=hi_binxLZ8c
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2009/01/27 17:10

No.7


>東京裁判以後、国民の手で敗戦責任を問う行動はありませんでしたので、現状で敗戦責任はうやむやになっています。

当時の状況として、戦犯と呼ばれる方達を国民の敵とでも言いたいような目で見ている日本人などまずいませんでした。
戦犯と呼ばれる人達が国民の敵であるかのような論調が湧いてきたのは戦後何十年も経った、昭和60年の中曽根元総理の靖国参拝あたりからで、それも中国政府が抗議しだしてからです。
そしてその原因はマスコミ報道にあります。
ちなみに、天皇が靖国参拝を行わなくなったのは昭和50年の三木元首相の靖国参拝の頃ですが、これは公人・私人論争が起きた頃です。(三木元首相は私人として参拝と答えました。)
A級戦犯と呼ばれる方達が合祀されたのは、それから3年後です。
あなたの問題意識の持ち方として根本的に間違っていると思うのは、当時の日本は普通選挙が行われていたアジアで唯一の民主主義国家であり、そういう政権を選択したのは他でもない日本国民であったということです。開戦時の近衛内閣支持率は9割もあったのですよ。当時は世界中で侵略戦争が行われており、「やらなければやられる」状態でした。
そもそも日本は、勝つつもりで戦争を始めたのではなく、あくまで欧米の侵略を防ぐための手段だったのです。
北米大陸の先住民であるインディアンは勇敢な民族だったこともあり、侵略してきた白人と衝突し、ほぼ全滅させられました。
アフリカ大陸の黒人は侵略者である欧米人に奴隷として牛豚同然の扱いをされました。
アジアですら、当時独立を保っていたのは日本とタイ位でした。
そういう現実があるからこそ、民族の存亡を賭けて戦わなければならない、当時の日本人の多くはそう思っていたはずです。
国民に非は一切なく、戦犯と呼ばれる方達のみが悪いんだという論調はいかがなものかと思いますよ。少なくとも日本人なら。

>これは国民が戦後の一億総懺悔的な自虐史観に洗脳されてしまっためです。

基本的認識が間違っていますね。
そもそも「一億総懺悔」とは、日本人に限らず戦争被害者に対してであって、戦勝国及び特定アジア諸国の政権に対してではありません。
これに対し「自虐史観」とは、「日本は悪い国だった」という認識を未来永劫日本国民に植え付け、日本を属国化しようとする特定アジア諸国の政治的意図を支持する国内の売国奴達の歴史認識です。
主な団体としては
政治界では社民党や共産党
マスコミ界では朝日
教育界では日教組 だと言われています。

>そして日本はダメ国家でありつづけています。

これはあなたの認識ですから回答しようがありませんが、あなた自身もあなたの言う「自虐史観」に染まってしまっているということでしょうか。
私自身は、現在の日本は世界の平和と秩序を担う先進国として一定の貢献をしている国家だと思っていますよ。

>右翼の方々はこのような現状に満足しているのでしょうか。

上記のとおりです。現状に全く不満がないわけではありませんが、あなたの言うような「最低最悪国家」であるとは全く思っていません。

>ましてや、擁護するなどという感覚が信じられません。

国民の支持のもと開戦したのですから、敗戦責任を当時の戦争指導者のみに求めるのは卑怯者のすることであって、日本人の美徳とするところではない、とだけ申し上げておきます。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2009/01/27 17:11

>本来、「戦争責任」が第一に問われるべき存在は、その国のトップ(元首)なのです。


>ドイツのヒトラー然り、ムッソリーニ然り、ミロシェビッチ然り、フセイン然りです。

誤解なさっておられるようですが、ミロシェビッチやフセインは「戦争責任」など問われていませんよ。
彼らが裁かれたのは「人道に対する罪」であり「戦争責任」とは別物です。
ヒトラーも主として問題とされるのはユダヤ人迫害など「人道に対する罪」であり、戦争責任については日本同様、ドイツでもいろいろな議論があります(参考文献:「ドイツ戦争責任論争」ヴォルフガング・ヴィッパーマン著)。
逆にムッソリーニは「人道に対する罪」に手を染めていないとされるため今でもイタリアではかなりの人気があります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2009/01/27 17:11

戦争がおこる原因というのは、複雑怪奇で、悪の帝国が侵攻という


単純な図式ではない以上、ある程度の擁護は当然起こりえる。
それ以前に、戦争なんてものは、利害関係の衝突で起こるわけだから、
悪も何もない。
戦争を起こした責任云々いうなら、世界中が裁かれるし、裁かなければ
起かしい事になる。
二次大戦後の戦争責任が各々の国で問われたか?というと問われていない。

それ以前にA級戦犯は日本では戦後名誉回復されている以上
責める方がおかしい。日本人が責める理由がない。
投稿者の考えは80年代から発生したもので、一貫したものではないですよ。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2009/01/27 17:11

 戦勝国の分類として「A級戦犯」があるわけですが、「A級戦犯」だから擁護しているのではなく、国体のために尽くしたという意味で「感謝」し、他の責任者と区別する意味はないのではと思いますね。



 国土を荒廃させたという意味での「敗戦責任者」は確かに追求されていませんね。スケープゴートとして戦勝国は「A級戦犯」に開戦の責任を負わせたようですが、戦勝国の都合によらない(敗戦責任に繋がる)開戦の責任も問われていませんし、国土が荒廃するまでに至らしめた戦略/戦術上の戦争遂行責任も問われていませんね。(そもそも、戦線の長さと国力、そして必需品の多くをアメリカから輸入していた状態とタイミングで対米戦争を開始したのが敗戦の責任と思われ、極論で表現すれば隷従か国土の荒廃かの2者択一的な状況で後者を想像できなかった者が多い軍官僚等の罪が重いと思いますが。)
 「右翼」とお感じになっている人たちがいわゆる「A級戦犯」を否定しないのはこういった現実的な判断の政治的側面より、プロパガンダとして表現していた内容にシンパシーを感じているからではないかと思いますね。すなわち「右翼」の人たちによる支持は政治的軍事的行為とは別次元の話と彼らが感じているからかなと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2009/01/27 17:11

私はこの手の話でA級戦犯という単語を持ち出すこと自体がおかしいと思います。


当然のことながら連合国側の思惑に重きを置いて作られたものです。
国民が問うべき責任とは無関係です。

A級戦犯であるとか戦争指導者であるとか責任論を口にする人は一括りにしがちですが中身を見れば、各々個人がそれぞれの思想と思惑を持って動いてるんですから中身がバラバラなのは当たり前です。
質問主さんの擁護というのが具体的に何を指すのか分かりませんが、擁護したら敗戦責任は不問というのは唯の極論ですね。
そもそも長らく敗戦責任を負っているのはA級戦犯であるという風潮だったと思います。だから質問主さんにとっては擁護が際立って見えるんでしょう。

でも実際には全く同志向とは言えないし、仮に先の戦争が人災であるならば、それを終らせるという方向に尽力した人も居ます。それを鑑みる事無しに同じものと扱う事で、どうやって失敗を今に生かすんでしょう?外国の歴史問題と同じように鬱憤をぶつけているだけとしか私には思えません。

戦争までに至る過程というのは様々な要素があります。一人の政治家にはどうにもならないこともあります。だからといって政治家に責任がないということにも、他のものには一切ないということにもなりません。
現代に目を向ければ、政治は結果責任といいながら拉致首謀者を含む政治犯釈放要望を提出した事に責任を取らない政治家もいますし、この政治家にバッジを与え続けている有権者も居ます。

こういった状況を差し置いて、なお固執するというのは理解できませんね。
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

お礼日時:2009/01/27 17:11

No.12の方へ。



附属池田小事件で死刑になった犯人は、日本国の刑法である殺人罪をおかしたでしょう。
彼については個人的に思うこともありますが、とりあえず公正な裁判を経て死罪を言い渡されています。

では、東京裁判で戦勝国によって裁かれた人たちは、国内法でどの犯罪をおかしたのか?
また、彼らが本当の意味で戦争責任者と言えるのか。
その辺の議論をごちゃまぜにするから、話が明後日の方に跳んでいくのです。

個人的には、戦争に至った責任者としては、近衛文麿の責任は極めて重大だと思っていますが、彼は自殺して裁判の席に立たなかったため、A級戦犯として裁かれませんでした。

極東軍事裁判の結果は結果として、それと戦争を起こすに至った重要人物とは必ずしも一致しません。
そこをきちんと詰めていないのに、極東軍事裁判の結果だけみて、彼らが戦争犯罪者だと決め付けるのは、戦勝国の理論であり、日本人の考えとは違うのだということを、しっかり認識する必要があります。

繰り返しますが、今はイデオロギー論争ばかり先行しているのが実情であり、冷静な学術的研究が進んでいません。
過去の過ちを繰り返さないためにも、思想を抜きにした冷静かつ客観的事実に基づいた歴史研究を進めるべき時です。
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この回答へのお礼

仰るように思想を抜きにした冷静かつ客観的事実に基づいた歴史研究を進めるべき時だと思います。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/01/20 09:10

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