F-1レースって意味あるのですか?
F-1レースのファンからお叱りを覚悟のうえの質問です。
先日、ホンダがF-1から撤退するという発表がありました。 数百億円とか、とても経費がかかるとの解説がありました。
ここで質問なのですが、そもそもF-1に参加する事にどんなメリットがあるのでしょうか?
同じコースを何周もグルグル回って、今年は誰が優勝、どこの車が優勝 ・・・ これで自動車雑誌は大騒ぎになるようですが、実は私にはさっぱり興味が湧いてきません。 「ふ~ん、それで?」という感じです。
例えばホンダが優勝したからといって、「優勝記念セール」とかの大バーゲンセールをして、ホンダの車が半値近くで買えるわけでもないし、優勝後のホンダの車の性能が飛躍的に向上したとか、乗り心地が素晴らしく良くなったとか、そのような事は無い(?)ように思います。 もしかして、あるのでしょうか?
ただ、実際にF-1レースの大ファンはいると思います。 鈴鹿の観客席も満員になるとか聞いています。
ただ、一部のファンのために、メーカーが年間数百億円もの費用をかけるのは、なぜなんでしょうか?
宣伝広告になる? ホンダやトヨタがあれだけのコストをかけて宣伝する必要があるのでしょうか? 車好きの人でこれらの企業名を知らない人は世界中いないはずです。 また、ホンダが優勝したからといって、その年にホンダの車がバカ売れしたとか、聞いた事もありません。
フィードバックして技術改革の材料になる? 今、販売されている乗用車にF-1の技術が取り入れられているのでしょうか?
天邪鬼のような質問ですが、宜しくお願いします。
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デバイスとしての「F1の技術」を市販車に実装するには莫大なコストがかかる、とのご意見もありました。
そのとおりでしょうね。ただ、技術はデバイスだけではありません。
冶金における温度管理などの加工技術や、材料データ収集、デザインなど、デバイスとして「モノ」には現れない技術があります。
これらの技術は、人やデータベースに蓄積され、企業の「知的情報資産」として活用されるのです。
日本経済が「モノづくり」により発達をとげ、高品質・低価格を実現したことには、質の高い「知的情報資産」を蓄積してきた背景があります。
この経営手法はナレッジ・マネジメントとして知られ、日本の得意とする分野です。
今の世の中、先行きの不透明な技術環境・経済環境であり、どこでどのような技術が役立つかはわかりません。
ましてや、トヨタやホンダのように車以外のビジネスにも多角化している企業ではなおさらです。
そのため、車を軸として、ある程度幅を持った知識をストックしようとしているのです。
その幅は企業の財務状況や、経営方針に関わってきますので、百社百様でしょうが、F1への参加は決して無駄ではないと申しておきます。
あと、ヨーロッパで車を売ろうとすれば、F1参加が効果のある宣伝であるということも事実でしょうね。
この回答へのお礼
有難うございました。
なるほど、レース参加には幅広い知的情報資産が得られるという側面があるわけですね。
たしかに何の意味も無いのに、数百億円もの膨大なコストをかけてレースに参加するような企業なんて無いでしょうから、それなりに理由があるわけですね。
極論で言ってしまえば
「自動車メーカーの意地」
です。
下品に言えば
「技術力を見せ付けたい」
というところ。
>例えばホンダが優勝したからといって、「優勝記念セール」とか~(中略)もしかして、あるのでしょうか?
あります。さすがに半額にはなりませんが。
>宣伝広告になる? ホンダやトヨタがあれだけのコストをかけて宣伝する必要があるのでしょうか?
単なる新車発表の広告とは違い、F1への参加は「イメージ戦略」となります。
数千億の利益を得るためにの数百億ですから、
高いかどうかは感覚の問題です。
>フィードバックして技術改革の材料になる?
>今、販売されている乗用車にF-1の技術が取り入れられているのでしょうか?
大昔ならともかく(走る実験室とか言ってましたっけ。。)
今はほとんど無いと考えていいでしょう。
No.6の回答にあるとおり、現在のF1マシンは「技術の極致」にある「マシン」であり、
その技術を一般車のレベルまでに還元するには開発費と同じくらいのコストが掛かります。
技術の流用があるとしても基礎データや加工技術止まりです。
宇宙開発⇒一般製品への技術流用(転用・応用)は
”スピンオフ”とよばれるものです。
これらは実は基本的な技術革新を利用しているに過ぎません。
そのため「宇宙技術を一般化した物」とは単純に言えません。
>ただ、一部のファンのために、メーカーが年間数百億円もの費用をかけるのは、なぜなんでしょうか?
F1レースを開催し参加することに意味(意義)があります。
・記録が残り
・記憶が残り
・歴史が生まれ
・人が創られます
そこに「ドラマ」が生まれます。
これは自動車の価格、技術、デザインだけではなく
企業としてのイメージとして大切なものです。
とはいえ、お金がないと形振り構ってられないので、
撤退することもやむ得ないのです。
一部のファンとは言いますが、F1は世界中継・放送です。
この回答へのお礼
有難うございました。
F-1の試合は世界中継されているわけですか。初めて知りました。
世界にはF-1のファンが多いという事になるわけですね。
それと、車のメーカーはある意味で「夢を売っている産業」とも言えるように思います。本当に「動くだけで良い」という考えなら、高級乗用車なんて乗らず、全員が軽トラを利用するはずです。そうでないのは、やはり車に夢を感じているユーザーが多いからだと思います。
その延長がF-1レース参加になるのでしょうね。
ヨーロッパで車の販売台数を伸ばす為には、レースでの勝利が不可欠と聞いたことがあります。
要するに、国によってはモータースポーツの人気が地位が高く、レースで勝てないメーカーの車は人気が無いということです。
日本国内ではレースの宣伝効果はあまり無いと思いますが、ヨーロッパあたりでは違います。
例えばホンダというブランドは、4輪メーカーとして現在世界中で一流と見られていますが、80年代後半~90年代前半にF1へエンジン供給をしていなかったら、現在の地位は無く、世界中での販売台数は伸びていなかったと思いますよ。
この回答へのお礼
有難うございました。
レースの存在意義が日本よりヨーロッパの方が高いわけですね。それで日本での社会的評価がそれほど高くないわけなんですね。
No.11ベストアンサー20pt
余り触れている方が居ない様なのでひと言。
F1をはじめモータースポーツ全般は確かに「販売促進の為のブランドイメージ向上を目指した宣伝活動」である事は間違いないと思います。また、市販車にフィードバックさせる目的での「極限状況での実験室」である事も間違いありません。
ですがF1の場合、最近は競技用として特化し過ぎ、当面の市販車にフィードバックする技術の実験としては余り意味を成さない面があります。また使用車両も市販車とイメージが重なる物ではないので、あまり直接の販売促進にはなりません。
なのに何故参加するか、と言えば以前どこかの雑誌で評論家らしい何方かが書いていましたが、F1とはつまり「成功者クラブ」なんだそうで。
ある程度以上の販売量を上げ、ある程度以上の利益を出し、その上でF1に掛かる膨大な費用と参加出来るだけの技術開発力を持つ企業として、世界中に数多ある自動車メーカーの中から「選ばれたメーカー」のみが参加出来る。いわば「参加する(出来る)事そのものが成功者としての名誉」と言う事らしいです。もうそれだけで「メーカーのイメージ」が上がり、間接的に一般の市販車の宣伝にもなるという事です。だからF1が直接的に市販車の技術に結びつかなければならないとかそういう事は余り問題視されません。F1に参加出来る技術力と財務状況、コレを世に知らしめるだけでイイんです。
この回答へのお礼
有難うございました。
> F1とはつまり「成功者クラブ」 ・・・
こう言って頂けれると分かりやすいです。
慈善事業とまでは行かなくても、自らの力の誇示、あるいは「田舎に錦を飾る」事に近いかも知れませんね。特にヨーロッパではこの考えが強いように思います。
とても参考になりました。
それを言い出したら
全てのプロスポーツは不要です。
相撲なんて真っ先に消滅すべきでしょうし
プロレスもサッカーも野球も
存在自体がナンセンスです。
しかし
私は全てを認めますし
必要だと思います。
この回答へのお礼
有難うございました。
F-1はプロスポーツと同じなんですか。
となれば、相撲協会なんて百億円以上の内部留保があると報道されていますし、また野球でも巨人や阪神はチーム単独で黒字経営になっているはずです。
阪神なんて親の鉄道会社は赤字なのに、球団経営の黒字で全体を支えていると聞いています。これは存在意義が極めて大きいですよね。
となると、F-1参加もやり方しだいでは黒字になるわけでしょうか。
ホンダは弱小球団と同じで運営のやり方が下手だから、年間数百億もコストが掛かるという事になるのでしょうか?
疑問はさらに深まってきました。
No.9ベストアンサー10pt
技術のフィードバックという目的もあります。
「走る実験室」なんて言われていた事もあるんですよ?。
しかし、そういった「技術開発上」の側面は最近は薄れてきたようです。
今の自動車社会を見るとわかりやすいのですが、最近の自動車は
・低燃費(もしくは省エネルギー)
・エコロジー
・安全性(事故を未然に防ぐ、と言う意味での)
・快適性能
といったところに重点を置いた車作りが成されています。
これらはF1のような「過酷な現場」から得られる情報が少なく、昔のように「基本性能の向上」をはかっていた頃と違う状況が展開され、そう言った意味では「F1の存在意義」というものも、昔ほどメーカーにとっては重いものでは無くなってきたはずです。
しかしタイヤメーカーは、この限りではありません。
F1には「レギュレーション」(規格)というものがあり、これは毎年のように変更されてきましたが、最近は大変大幅な変更が加えられるようになりました。
これには、各社が「レースの中で出来る技術的開発が頭打ちになってきた」ため、F1を主催する「FIA」(国際自動車連盟)が「レジャー目的として」の色合いを濃くする狙いがあったため、と言われています。
そう言った傾向は加速していき、FIA会長の「バニー・エクレストン」は
「車はみんな同じ物を使おう!」と提言し、これは現在でも「大波乱」の元となっています。
F1に限らず、レースをめぐる環境は、そう言った意味では「転換期」を向かえているのでしょうね。
この回答へのお礼
有難うございました。
昔はレース参加にそれなりの意義があったという事なんですね。
ところが基本性能が飛躍的に向上し、またクルマ作りに求められるものが昔と変わってきたという面があるわけですね。
F-1も時代の流れに左右されているわけですね。
No6の回答に付随しますが、70年代アメリカでマスキー法という排ガス規制法が議会で可決されました。これは今までの基準をいきなりものすごく厳しくしたもので、アメリカの自動車会社などからは、とてもいきなりそんな基準を提示されても開発が間に合わないからもう少し待ってくれと泣きつくほどの厳しさ。その当時シビックを北米に輸出していたホンダは、これに対応するには全社員の知恵を集めなくては無理だと宗一郎は判断し、F1を一時全面撤退してマスキー法をクリアするエンジンを開発させました。それがCVCCエンジンというものです。このエンジンを設計するのにはF1で培った技術力が盛り込まれています。そしてシビックのマイナーチェンジ時にCVCCエンジンを乗せて販売し、北米での地位を確固たるものへとしました。マスキー法をクリアできた最初の車でしたから、大いに売れたそうです。
だから、F1に限らずモータースポーツというのは技術の継承という側面があるのですよ。三菱でいえばラリー競技に、全国から選抜されたディーラーの整備士がメンテナンスをしたりします。それは技術の継承や経験、士気の向上にもなるのです。
この回答へのお礼
有難うございました。
ホンダのCVCCについては聞いた事がありますが、それにはF-1での経験が大きく貢献したわけですね。
レース参加には、それなりに効果があるという事なんですね。
F1で優勝したからといって、セールがあるわけじゃないですし、劇的に市販車の性能があがるわけでもありません。
しかし、ゆっくりとではありますが、F1で培った技術が市販車に反映されてゆくことは確かです。
エンジンの耐久性。加工精度。燃費。
もちろんエンジン以外にも、電子制御関連や車体にいたるまでF1で磨かれた技術を市販車に応用されていることは確かです。
今の市販車は何十年も前のF1とくらべれて、エンジンパワーこそ押さえられていますが、昔のF1に使われていた技術がてんこ盛り状態ですよ。
また、F1で優勝したり有名になれば、車好きの人にとっては、そのメーカーの車がほしくなるものです。
特にヨーロッパなどのF1が盛んな地域ではF1で名を上げるのは知名度をあげることに大きく貢献します。
この回答へのお礼
有難うございました。
やっぱり宣伝効果や量産車への技術のフィードバックが期待できるという事なんですね。
>F-1に参加する事にどんなメリット
日本社は欧米に輸出と現地生産をしています。企業として現地の文化に何らかの関わりを持っていくようにしないと、金儲けだけの企業というマイナス評価になりますので、福祉法人を作るとか、施設に寄付するとか欧米企業がしているような事をする必要があります。マシンレースの参加もその一つであり「参加」する事で一人前の企業として認めてもらえるのです。
>乗用車にF-1の技術が取り入れられているのでしょうか
一般人の勘違いは「マシンレース」を「自動車レース」と思い込む事です。大昔、世界各地で行われた自動車レースは量産車にも技術の還元がありましたが、現代のレースは全てマシンレースであり、自動車とはかけ離れたものになっています。レースに関わる人達が挑戦する姿勢は精神的な資産として残り、量産車開発にも役立つと思います。
この回答へのお礼
有難うございました。
なるほど、ヨーロッパでは一人前の企業は何らかの社会的役割をしないといけないという習慣があって、F-1レースもそれに当たるわけですね。この辺は日欧の違いが大きいと感じました。
それと、技術の量産車へのフィードバックも実際にはそれほどでは無いわけですね。やっぱりという印象を受けました。
というのも、世界にはF-1レースに無縁のメーカーもあるように思うのですが、ではそのメーカーの品質は最低か? となれば、答えは NO になるように思います。それが今回の質問のきっかけです。
F-1での技術、市販車にも応用できますし、宣伝効果もあります。
でも、以前ほどその効果はないようですね。また、費用も非常に高くなってきています。そして、F-1の存在意義さえ疑問が出てきている時代です。だからメーカも撤退を決めたのだと思います。
以前はF-1での技術が市販車にもっと効率的にフィードバックできたようですし、レースの結果で売れ行きが上がったこともあったようですけど、今はそうでもないですね。撤退は調度よいのかな? とも思います。寂しいですけど。
この回答へのお礼
有難うございました。
私が疑問に感じた事は、本当の事だったようですね。
数十年前の日本車の製造レベルの低い時代なら、フィードバックして量産車に技術を反映させるという効果があったと思いますが、今のように高度なレベルに達してしまっているのですから、もはやレースの効果はいかほどあるのか、という事になりそうですね。
ま、私も今まであったものが来年は中止というニュースには寂しい思いはありますが、あれだけの費用では・・・
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