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切削油剤について調べなければいけませんが、学校の本を探しても見つかりませんでした。
○水に溶けるか溶けないかの2つタイプの違い
○切削油剤の種類
○何のために切削油を使用するか?
の3つについて教えてください。。

A 回答 (3件)

こんにちは



○水に溶けるか溶けないかの2つタイプの違い
これはA)水溶性かB)油性(水溶性が主流になり最近は不水溶性とも呼びます)の事ですね? 
それぞれの特徴
水溶性
1.その名の通り 油分、極圧剤、防腐剤等を水に溶けるような処置をしており原液(この時点では油性と見分けつきません)を水で薄めて使用する。
2.通常3%~15%で使用する つまり水がほとんどで これがこの切削剤の特徴に関係している。
3. 2.の理由から 高速加工した切粉(金属くずで削り直後は数百度である)に掛かっても発火しない。
4. 2.理由から B)と較べて冷却性が良い つまり刃具(ドリル、チップなど)の切削速度(同じ直径なら回転数が上がる)をより上げられ高速高能率加工(加工が早く済む)が出来る。
5. 2.の理由から粘度が違い 切粉による持ち出しが少ない つまり減りが少ない 同様な理由からワ-ク(加工物)からの離れが良い べたべたしない 作業環境も汚れない 結構大事な要素です。
6. 2.の理由から原液購入費用はB)より高価であるが 薄めて使うので結果的には安価になる。
7. 2.の理由から加工後ふき取り、防錆(錆止め処置)をしないと発錆する可能性がある。
8. 2.の理由から加工の内容によって濃度をコントロ-ルする必要が有る 適当な濃度でやると プログラムなどで予め決めた加工条件(先ほどの高速加工等)で加工しても刃物の寿命がばらついたり(破損するとワ-クは廃却の場合有り) 防腐剤の役目ができずバクテリアが発生し腐敗する 一旦正確に混ぜても使用するにつれ濃度は変化する(加工熱による水分の蒸発など)ので日々の監視が重要。
9. 2.の理由から 水面に浮いた油(マシンからの漏油、タップ用の専用油等 浮上油と言います)とか取りきれなかった細かい切粉(特にFC系)を除去(オイルスキマ-、フィルタリングマシン等が必要)しないと 8.と同様にバクテリアが発生し腐敗する。
油性(不水溶性)
1. 大抵は薄めませんそのまま使用します まれに灯油で割ることがあります
2.
3. 高温の切粉に掛かると発火する可能性が有ります 引火点は幅が有ります 100度~220度です
4. 冷却性はA)に較べ劣ります 潤沢な油分により潤滑性がよく 低速域(切削速度~20m/min)での加工には抜群の刃物寿命、仕上がり等が良い
5. 持ち出しが多く減りが早い
6. 結果的に高価につく
7. 種類によっては防錆が不要である ただし内容物(いおう等)によっては錆でなく腐食による変色が出る場合がある。
8. コントロ-ルは必要なし 腐敗はしないが使用していると熱などにより酸化し性能が落ちる
9. 大抵は必要ないが切粉は別に意味(切粉が刃先に行くと加工物と刃先の間に入り悪影響を及ぼす)で除去が必要。

○切削油剤の種類  (  )内JIS分類
油性(不水溶性)大きく分けて3種類 
混合油型(1種1号~6号) 不活性極圧型(2種1号~6号) 活性極圧型(2種13号~16号)
水溶性 大きく分けて3種類 
エマルジョン(W1種1号~3号) ソリュ-ブル(W2種1号~3号) ソリュ-ジョン(JIS規定無し) 

○何のために切削油を使用するか?
1.冷却: 刃物は温度が上がると硬度が落ちます 当然柔らかくなると 削れる時間が短くなり 加工コストがアップします また刃先が荒れると加工物の表面粗度(仕上がり)が落ちます。 主に水溶性の特徴です
2.潤滑: 低速域加工においては 重要で構成刃先を防ぎます。 主に油性の特徴です
簡単に言えば切削速度によって使い分ければ大抵は良い 超硬などの高速加工工具は水溶性 ハイスなどの低速加工は油性が良いと思います もちろん例外はあります

まとめ
現実は水溶性がほとんどで限られた加工に油性を使っているようです 近年問題になってきたのは水溶性の問題で 環境への影響、人体への影響などから 植物性の製品が出たり 油性を極少量使った加工法 また全く使わないドライ加工などがトライされているようです

長くなりましたが質問があればまた
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仕事で長年工作機械(マシニングセンター)を使用しています。



水に溶けるか溶けないかというのはどういう事かわかりませんが、現在使われているものは油系の物と水溶性の物だと思います。
ですから油系は水に溶けないし、水溶性は字の通り水に溶けます。

切削油剤の種類というのは成分の事でしょうかね。
成分についてはかなりの種類があります。この辺りはあまり詳しくありません。

何のために切削油(切削液)を使用するかですが、ワークの温度上昇による
歪みを減らしたり、切削上発生する摩擦による温度上昇を減らしたり、
アルミの場合構成刃先(要は熱等でアルミが溶けてワークや切削工具にひっつく)を防いだり、加工面の面粗度を良くしたりと言うことが主です。

余談ですが、最近の高速加工では水溶性の使用が一般的です。
水溶性の切削液は90パーセント前後が水なので、油に比べて冷却効率が
高く、発火の危険性も無いので我が班の機械は全て水溶性です。

更に余談ですが。
私のデーターでは油と水溶性を比べた場合、水溶性の方が1.5倍以上は
加工の高速化が見込めます。ただ、油に比べて潤滑性能はやや劣るので、
切削工具の寿命はやや短くなります。

何かあれば補足要求して下さい。
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「切削油」で検索だけでも・・



切削油の、個々の効能書きを見ていけば解決します。
http://www5.ocn.ne.jp/~smartgel/syouhin.html
http://www.taiyu-chem.co.jp/Seio1.htm
http://www.semi-drycut.com/japanese/japanese.html
http://www.roy.hi-ho.ne.jp/abusuo/oir.htm
http://www.nippon-grease.co.jp/prod03_c.htm


とりあえず。全部読んでね。
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