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専門は実験化学の地方国立大の学部生。とにかく不器用で、他の学部生より実験の失敗が多い。論文を添削してもらうと、人一倍赤が入る。英語は苦手ではないが得意ではない。唯一の取り柄は真面目に研究に取り組む姿勢だけです。
全国の学部生から遅れをとっているこんな学生が修士課程、研究者になれるとしたら逆転の可能性はありえますか?

A 回答 (7件)

実験には失敗はつきものですよ。


学部時代での実験は(研究ではなく実験演習を念頭に回答しています)、結果がある程度分かっているケースが少なくないので、要領よく済ませようとすれば出来ます。でも、それはつまらない実験の仕方です。結果に合わせるように実験をしてしまうからです。
成功すればそれはそれで構わないのですが、失敗した時や予想した結果と違った結果が出た時に、何故そうなのかを考えることこそ重要なのだと思います。

余談ですが、あのプラントルでさえ、円筒周りの流れの挙動が彼の予想と違う結果を見て、実験の失敗ではないかと考えていたそうで、結局それを解決したのは彼の弟子のカルマンだったそうです。そして、それが有名なカルマン渦です。力学系の工学分野(航空工学や構造工学など)では結構有名な話です。
それ程、実験は奥が深いものであり、またそれを裏付ける理論も慎重を来さなければ思い込みになってしまうことを示唆している逸話であろうと思います。

他の回答者さんも言われているとおり、実験が巧いかどうかよりも発想力と研究に打ち込む持続力と真摯な姿勢こそ大切だと思います。
文面からすると、質問者さんには少なくとも持続する意志や真摯な姿勢はあると思います。だからこそ、他の回答者さんも温かいアドバイスをなさっているのだと思います。
実験はいつかは慣れてスキルも身に付きますが、最も重要な持続する好奇心と精神力や発想力はそうではありません。
尤も、発想力といってもノーベル賞を取るような人は別として、大概はドングリの背比べです。

ミスは誰にもありますし、質問者さんが一生懸命頑張っているからこそ先生も赤ペンを沢山入れて下さっているのではないかと思います。私も大学院博士前期課程(いわゆる修士課程)を対象に講義を持っていますが、あなたのような真面目だけどちょっと鈍くさい学生(ゴメンナサイ)はかなり可愛い学生です。私でも、一生懸命な学生のレポートには赤ペンを沢山入れて返したいと思います(中には明らかに人のレポートを写したヒドいものもありますので・・・)。

あなたを指導してくださっている方はきっと、とても良い先生だと思います。
実験に失敗したり、赤ペンが入るということはそれだけ、あなたが新たに身につける知識やスキルが明確な形で分かる訳で、とても良いことだと思います(私もそうでしたが、若いうちしか失敗できませんよ(笑))。

『持続は力なり』です。小さな失敗にへこたれずに頑張ってください。
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競馬をご存じでしょうか? 


日本の競馬史でも名を残した名馬がいろいろといますが、2歳の時にトップのG1(最高ランクのレース)で優勝してその後、泣かず飛ばすの馬もいれば、クラシック(3歳のレース)に間に合わずに古馬(4歳以上)になってやっと栄冠を勝ち得た馬も何頭もいます。

一番際だっているのは、サクラローレル という馬でしょうか。三冠馬ナリタブライアンの同期で、若いときには相手にもなりませんでしたが、6歳で最高峰の天皇賞というレースで逆転勝利をしました。

「大器晩成」という言葉をいうまでもありませんが、競馬馬よりも長い現役を人間は送るのですから、今、どんなに遅れていても、日々を積み重ねていけばいつかはきっと届きます。
人一倍赤を入れてくれている教官の期待を裏切らないように、着実に進歩して行けばよいだけじゃないでしょうか。
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物理化学、量子化学を猛勉強して理論化学者になることです。

先輩で実験の失敗が多かったけれども、理論研究で博士号を取った人がいます。理論系の研究室がなくても、物理化学系ではできることもあるので、こういう努力はしておきましょう。逆転の可能性は、貴方の努力、能力次第です。だめだと分かっているならば他の進路を考えましょう。
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昔の私を見るようですが十分有り得ます。



でも以前は、査読者うんぬんと質問していたんですよね。がくぶせいだったんですか?
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4111934.html
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「逆転」の可能性は「不必要」です。


院に進むと「各人」別々の課題に取り組まなくてはなりません。
大学によって、教授から卒研生まで同じ課題の分担をする処と教授、准教授、助教が別テーマを持ち院生にも一人ずつ別テーマを持たせるところに分かれます。
分担の場合「進度が低い」とヤイノヤイノ言われるかも知れませんが、それは自分の「努力」というか「独自性」で乗り越えることになります。
単独のテーマの場合もう頼るものは自分だけ、「発想力」「想像力」の勝負になります。
もし博士課程に進むなら今度は完全に自分の「発想力」「想像力」で下級生を引っ張って行かねばなりません。
真面目か不真面目か、手が速いか遅いかに関わらず、「発想力」「想像力」勝負になりますので、そこを磨きましょう。
そのためには出来るだけ沢山の「新着文献」を読みこなす努力が必要です。
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レポート等見ていないので想定ですが


1.英語は苦手でないが、得意ではない
2.レポートは赤だらけ
 でもまじめなのが取り柄ならいくらでも良くなると思います。英語はとにかく後退さえしなければ確実に向上します。私は英語を聞くとすぐ眠くなります(眠れない夜は英語を聞くとすぐ眠れる)。うらやましい限りです。
 また、どうにもならないレポートは添削は少ないでしょう。まじめに仕上げたからこそそれに感じて先生もまじめに添削してくれたのだと思います。一皮向けるにはブレークスルーが必要だと思いますが、いま自分に限界を感じているならその時が来たのではないでしょうか?(自分の経験です。とにかく何かできるようになる寸前は苦しいです)
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もちろん要領やセンスも大事ですが、研究に一番重要な物は想像力だと思います。

諦めなければ可能性はあります。諦めたらそれで終わりです。
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