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いま自分は高校生ですが、
工業デザイナー・または建築デザイナーを目指しています。
たとえば、携帯電話のフォルムをデザインしたり、高層ビルをデザインしたり、、、
そのデザインの過程で「設計」もあっていいと思っているので、いままでは美大などではなく、工学系の大学を目指していました。(工業デザイン学部・建築デザイン学部など)
しかし、最近、「デザイン系なら建築でも工業でも、美大からのほうが企業の需要が高い」と聞きました。

工業や建築といった、工業系の学部でデザインを学んでも、就職は難しいのでしょうか?美大にいったほうがいいのでしょうか?
工業と美大は、そもそも文系理系の違いもあり、とても悩んでいます。
どなたか詳しい方、アドバイスをお願いします。

A 回答 (3件)

「工業デザイナー」を目指すなら美大でも工学系でも可、「建築デザイナー」を目指すなら建築科、となるでしょうね。



私は美大から建築士となり口を糊する者です。
美大時代の専攻は建築ではありません、人生の波にもまれ行き着いた先が建築設計であった、と申しておきます。

高校時代からの同級生でムサビのインダストリアルデザインに進んだ者は、夢であった車のメーカーに就職しました。
20代後半の頃の話では「デザインと言ってもやらせてもらえるのは車内の一部だけ、車のフォルムなんて全然タッチさせてもらえない」などと愚痴をこぼしていました、40近い今果たしてどうなってるのでしょう。

さて、「建築デザイナー」であれば美大生よりは建築科を出た学生を優先して採ります。
(もっとも芸大の建築科やムサビの建築科などは別です。)
そもそもこの言葉は分かり易いようで非常に分かり難いものです。
「建築の知識を持った建築デザイナー」であれば分からないではないです、以下に理由を書きます。

兄は建築科出、日本で一番大きい事務所にも一時居ましたが「建築デザイナー」なる構造力学や法規などの基礎を知らぬいわゆる感性のみで働ける様な部署は無かったそうです。(私も聞いた事はありません)
若輩ながらこの仕事をしながら思うのですが、少なくとも建築における形(デザイン)は決して感性のみから生まれる事は無い、機能や用途から導き出される、決定されるものであるものだと。
これは機能を備えた全ての形(デザイン)に共通すると言えましょう。
もちろん感性に導かれたシンプルな形をテーマとし設計を進める事も多々あります、しかし計画が進むにしたがい法規や用途に制限され当初の形が維持される事はまずありません。
工学系の知識、感性、建築の芸術的側面、法的知識、構造、電気、設備・・・これら建築に絶対必要な要素が過不足なく整理統合された結果生まれた形、これこそが優れた建築の一つの定義と言えるでしょう。
くどいようですが感性がいかに優れていてもそれだけでは建築は立ち上がりません、やってみて初めて分かるなかなか難しい仕事だと思います。

長くなりました、御免なさい。

まとめますと、始めに戻りますが「工業デザイナー」であれば美大でも工学系の大学でも可、ただし「建築の知識を持った建築デザイナー」であれば建築科に進むべきと考えます。

>そのデザインの過程で「設計」もあっていいと思っているので・・・
これまで拙い文章で書いてまいりましたが「デザインと設計」はこと建築においては同義と考えられた方が良いでしょう。
その結果誰にも文句の言われぬスキの無いデザインが生まれると。

建築に絞った内容になりましたが、一応ご参考まで。

私の印象では工学系の大学に行かれた方が何かと応用が利くと思われます、大手の設計事務所などに入れれば大きなプロジェクトにも関わるチャンスも生まれます。
10年ほど研鑽を積んで独立する道もあります。
美大のデザイン科を出てもせいぜいデザイン事務所で細々と目先の仕事をこなしていく、そんな者が多数でしょう。(それはそれで素敵ではありますが・・・)
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この回答へのお礼

実際のお話を聞かせていただき、とても参考になりました。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/01/12 00:22

建築で企業への就職と考えるとゼネコンとかいうことになると思うんですがそういうところに入って設計やデザインができるとは限らないようです。


個人事務所に入るなら別ですがそういうところに入って食える保証はありません。
やりたいのはCADのオペレーターではなくて形態とかもトータルに考える人ですよね?
そう考えると工業デザインの方が希望に添うかなという感じはします。
学科ができるひとだったら教育系国立大は確かに有利と思います。(東京芸大も。) 芸術大で建築やインダストリアルのあるところがいいのでは。
私は高校は受験校に行っていましたが芸大の建築に行った人は3年生ぐらいからデッサンとか実技は学外で習ってたみたいです。今から考えるとその人達は最初から実技がずば抜けてたわけではなかったです。
やりたいことから考えるとどうせ美術的な感覚は身につけなければいけないんで実技の勉強はするべきではないでしょうか。
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筑波大学芸術専門学群のデザイン専攻はどうでしょうか。


生産デザイン・建築デザイン・環境デザインの3ースに分かれています。
生産デザインコースは工業デザインと呼ばれる分野を学び、卒業生の多くは、企業のデザイン分野で活躍しています。
建築デザインコースは建築物の設計を中心に学びます。建設関連会社の設計部や、建築設計事務所への就職が多いです。
環境デザインは、都市計画や造園計画、インテリアデザインなど建物の外側または内側の環境計画を学びます。就職については建築デザインコースと同様です。
この3つのデザインコースは2年次までは同じようなカリキュラムなので、途中での専攻変更も可能です。
質問者様は、工業デザイン・建築デザインへの方向を決めかねているようですので、じっくり勉強しながら方向を決められる筑波大芸術はおすすめです。

これまで、工業系の大学をめざして勉強してきた方には、多摩美大とか武蔵野美大のデザインへの進学はかなり難しいと思います。
実技試験の比率が大変おおきく、また何年も美術予備校に通って美大への進学に備えている受験生が大半だからです。

筑波大筑波大学芸術専門学群も実技試験がありますが、学力の比率も高いので、これまで工業系大学をめざしてきた質問者様のこれまで培ってきた学力も活かせると考えられます。
筑波大芸術・デザインの実技試験は有名美大ほど難しいわけではありませんが、独力でカバーできるほど簡単ではありませんので、美術系予備校の夏期講座や、日曜コースなどで腕をみがいてください。筑波大用のコースを設定している予備校もあります。

>>工業や建築といった、工業系の学部でデザインを学んでも、就職は難しいのでしょうか?

どの学部で学んでも、意匠分野は就職がたいへんです。学生時代から肝に銘じて勉強しましょう。希望をもって夢をあきらめずに努力とアピールを。
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