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2008年末、アメリカの経済状況悪化により
急激な円高ドル安が進行致しました。

しかし、
90年代の日本も同じように経済状況は落ち込んでいましたが
為替は今回のように円高に傾いていました(95年には一時80円を割込むほどに)。

この理由はどこにあるのでしょうか?

日本以上にアメリカの経済が悪化していたのでしょうか??

当時のアメリカの経済状況も合わせてお教え頂けると幸いです。

何卒宜しくお願い致します。

A 回答 (2件)

簡単です。

「円高ドル安」か「円安ドル高」かの基本要因は、

(1)日本とアメリカどっちが貿易黒字・赤字になっているか
  と
(2)円とドルどちらで預金した方が得か(株そのほかの金融資産所有を含む)
  の二つです。

「(1)」については、1970年代以降つねに日本が黒字です。と言うことは、ものの売り買いを清算すると

  アメリカで売った日本製品の売り上げ>>日本で売ったアメリカ製品の売り上げ

となって、それぞれの売り上げを自国に持ち帰ると

  ドル売り円買い>>円売りドル買い

となって、ドルの売りが増えて「ドル安」になります。これが基本です。日米の金利・運用利回りが同じなら常に「円高ドル安」になります。

次に「(2)」ですが、日本の金利が安くてアメリカの金利が高ければ、お金を持っている人がみんなお金をドルに換えて預金するようになるので、円が売られて「円安」になります。逆なら「円高」です。

円高、円安は基本的に利回りや貿易収支で決まります。
90年代の円高も今回の円高も基本的には日本の貿易黒字が原因です。
ドルの金利(運用利回り)が高いときだけ円安になります。

90年代は日本の経済状況が落ち込んでも、日本の貿易黒字はずっと維持されたので円高基調、今回はドル資産の利回りが低くなったので円に逃避して円高といったところかな?

円ドル相場は国の経済の人気投票ではないと言うことです。
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何か禅問答のような設問ですが・・・・



当時はアメリカの製造業が衰退しており、その原因を日本からの輸入急増と考えていたのです。
日本車や日本の家電品をハンマーなどで叩き壊すようなパフォーマンスが流行しましたね。
製造業(及び労働組合)からの圧力もあり、アメリカ主導のもと政治的な手法で円高ドル安に一気に誘導されました
これがいわゆるプラザ合意ですね。

その結果、(当時は今よりも格段に為替変動に対して脆弱だったこともあり)国内の主要産業が輸出に依存している以上
円高ドル安による収益減、需要減が起き、その結果『円高不況』というような時期があったのです。

でも結局は、生産拠点の日本国内からの海外移転(これが現在の中国などの近代化の要因の一つでもある)や、コスト削減、為替依存の低減など日本企業の努力の結果、2000年代からの(名目上の)好景気を迎えました。
その辺は、設問からずれるので割愛しますが・・・・

その後の為替変動は、米国政府の強いドル志向や日本国内の金融危機もあり、どちらかというと円安ドル高に推移しました。

ちなみに、80年代以降の米国の製造業の衰退の流れは結局は止まることが無く、それじゃ~ということで、金融ビジネスやIT業界といった
モノじゃ無く、帳簿の上の数字やソフトウエアで経済を回すような方向に進んでいったのですね。
その金融業界の発展がやがて暴走となり、今回の一連の危機を迎える要因となった。

いや~。
なんか長くなっちゃった。
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