プロが教えるわが家の防犯対策術!

ロック音楽評論家にしてSnoozer誌編集長である田中宗一郎さんですが、
とあるバンドのアルバム・ライナーにて、英国の某バンド・Tを「レディオヘッドの遺産を水増ししただけの英国歌謡にはウンザリしている・・云々」と酷評していました。私は某バンド・Tが大好きであったたため少なからずショックでした。

以前から氏のレディオヘッドへの傾倒ぶりはちょっと強烈だなーと思ってはいたのですが、最近では、氏の執筆した文章・雑誌からは選民主義というか独善的な印象を強く持つようになりました。
もちろん自身が編集する雑誌ですし、それが仕事ですので当然だし何の問題もないのですが、ひとつ疑問があります。

彼が日本のロック音楽市場や洋楽リスナーにもたらした功績とは、それはどんな功績なのでしょうか?

ちょっとネガティヴな感じになってしまいすみません。

A 回答 (2件)

私も以前SNOOZERをよく読んでいましたが、質問者様と同じような印象を持つようになり離れて行った人です。

自身が編集長である雑誌だし、酷評するのもありなのかなとも思うのですが、だったら雑誌という媒体はどうなんだろうかという疑問を抱いたことがあります。

あくまで私の個人的な意見ですが、ああいった評論というものは書いている人の「好き嫌い」だけになってしまってはいけないと思っています。だって読む側が求めてるものは「客観性」なんじゃないかなと。その常識的な概念を取り払った音楽雑誌ということで、とにかく何でもアゲアゲな某ロッキン○ンみたいな音楽雑誌に嫌気がさしている人には読み応えのあるものかとは思いますが、私はどうもSNOOZER=タナソウ自己満雑誌というイメージが強いです。まあそういった傾向に反発したかった為に作った雑誌と私は理解してたりしますが。

それでも彼の功績と言えば、無名のミュージシャンの発掘力とそのサポート力だと思います。これは私も感謝しています。日本ではなかなか評価されていなかった海外のバンドを長い目でかなりプッシュしてくれたり、DJイベントを企画して盛り上げたりなど、どこか私たち一般リスナーと同じ目線というか、「いち音楽ファン」としての熱意と愛情をとても感じます。一度DJイベントに行ったことがありますが、彼が一番楽しそうでしたから(笑)。
だからこそ、時に鋭い意見を素直に書いてしまうんでしょうかね。そういった酷評も必要と思いますが、私も自分が好きなバンドをこきおろされ、ムッカ~~~となったことあります・・・。

これからもとりあえず売れそうなミュージシャンを押しとけ~っていうミーハー雑誌とは一線を画して、独自の感性を信じていい音楽をどんどん日本のリスナーに届けて欲しいと陰ながら思います。ハイ、ほんとに陰ながらですが。

・・・すみませんちなみに。最近まったく読んでないんですが「英国の某バンド・T」ってトラ○○ですか?(汗)
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます!

なるほど、無名ミュージシャンの発掘力とそのサポート力ですか。
確かに、彼のイチオシは終始一貫したものですし、文体からは真剣かつ誠実な熱意は感じます。思えば、彼のプッシュによって日本で定着したバンドは少なくないんでしょうね。
熱心一途な「いち音楽ファン」であるがゆえ、時として盲目的な印象を与えてしまうのかもですねー

総じて、おっしゃる通り何でもアゲアゲな某音楽雑誌とは一線を画してますね(笑)うん、確かにあっちはとにかくアゲアゲですよねー

・・・

「英国の某バンド・T 」
ええ、お察しの通り「○○ヴィス」です(笑)・・たしか2001年ごろリリースされたアッシュの3rdアルバム(だったかな?)のライナーノーツに氏が寄稿した際の評と記憶しています。
レディオヘッド信者にとっては、Tはその模倣犯に過ぎぬという尖った見方も一部であるのですが、その発信者がまた少なからず影響力ある人だから過剰反応しちゃいました。

詳しくご丁寧なご意見に感謝しております。どうもありがとうございました!!

お礼日時:2009/01/08 19:37

#1です。

お礼拝見しました、ありがとうございます。

やっぱりトラVISですか・・・私も好きなのでちょっとガッカリです。私は彼らをレディオヘッドの模倣と思ったことは一度もないんですが!

>その発信者がまた少なからず影響力ある人だから過剰反応しちゃいました。

わかります・・・私もそうでした。

当たり前かもしれないですが、人間の感性って人それぞれ違うんだなあと痛感しまし。仰る通り、ある程度名の通ったライターの評価は影響力は大きいですよね。私もアルバムライナーは参考にすることがありますし。特にあの人の文章はリスナー自身が作品の良し悪しを判断する前に、「このアルバムはこうだ」と擦り込まれてしまうような熱を感じます。それこそタナソウ信者っていそうですからね。それだけ支持されているというのも、今までの彼の功績ゆえなんでしょうか。

レディヘの「KID A」リリース時だったと思いますが、その時のタナソウのライナーが「助けて助けて助けて(以下エンドレス)」で全行埋め尽くされていたのが忘れられません。よっぽど衝撃だったんでしょうが、私はそこまであのアルバムにのめり込めませんでした(笑)。私は初期のレディヘの方が好きだった、というそれに尽きるんですが、自分の感性で作品を見るって大事なことだなと思いました。もし自分が盲目的な信者だったならば、「神アルバムだ!(ってタナソウが言ってるから・・・)」と何もわからないまま言っていたと思います。
(↑と言っても私の感性が正しいとか素晴らしいとかいう意味ではまったくありませんので!)

ただそういった斬新な表現は今までに見たことがなかったので、私も衝撃を受けました。その辺の「自由さ」も魅力なのかもしれないですよね。他の雑誌でそんな原稿出したら編集長に怒られそうですよ(笑)

しつこく長々と失礼しました。とても興味深い質問で思いがけず楽しませていただいちゃいました。こちらこそありがとうございました。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

再びのご回答ありがとうございます!!

そう「擦り込み」は感じます。熱心一途な所以なのでしょうが、それにしても「KID A」はホント凄いことになってますよね。ついついCDラックからKID A取り出して件のライナーを読み返しちゃいました(笑)

確かに斬新です。あの陶酔的な文体こそがタナソウ氏の魅力なんですね。

いや~、私のこんな取り留めない質問に何度も気を留めていただきまして感謝の気持ちでいっぱいです。

なおかつ私の手違いで締め切りもせず、ご返事をさしあげるのも遅れてしまい申し訳ありませんでした。合わせて非礼をお詫びしつつ、本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/01/16 00:23

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!