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こんにちは。

学問のススメに「知力を大いにふるい国民の羨望を買う政府の元では民の気力は養われない」とありましたがこれは本当なんでしょうか?

カリスマ性を出すほど気力は出る気がしますが…
当時を生きていないのでわかりませんが、どうなんでしょうか?

A 回答 (2件)

質問者様が書かれているように「学問のすゝめ」の次の箇所などを読めば、福沢諭吉が主張したかったことが分かると思います。

昔の政府(例えば徳川幕府)は権力で人民を支配しただけでしたが、当時の政府(明治新政府)はそれだけでなく、近代的な兵制や学校制度をつくり、鉄道や電信などの社会基盤も整備しています。福沢はそれでは人民は政府に頼りきってしまい独立の気力が失われてしまうのではないかと心配しているのだと思います。社会に官尊民卑の風潮が長く残るなど、その後の日本の歴史を見れば、福沢のこの心配は取り越し苦労ではなく、先見の明があったと考えますがいかがでしょうか。最近の「民間でやれることは民間で」という改革の考え方にも通じるところがあると思います。

「今の政府はただ力あるのみならず、その智恵すこぶる敏捷(びんしょう)にして、かつて事の機に後(おく)るることなし。一新の後、いまだ十年ならずして、学校兵備の改革あり、鉄道電信の設あり、その他石室を作り、鉄橋を架する等、その決断の神速なるとその成功の美なるとに至っては、実に人の耳目を驚かすに足れり。(中略)古の民は政府を視(み)ること鬼のごとくし、今の民はこれを視ること神のごとくす。古の民は政府を恐れ、今の民は政府を拝む。この勢いに乗じて事の轍(てつ)を改むることなくば、政府にて一事を起こせば文明の形はしだいに具わるに似たれども、人民にはまさしく一段の気力を失い文明の精神はしだいに衰うるのみ。」(「学問のすゝめ」五編)
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この回答へのお礼

ありがとうございます!

もっとちゃんと読んでみます!

お礼日時:2009/01/18 23:48

福沢諭吉が言いたいのは、



『上に立つ者が全部やってしまうと下の者は上の人が全部やってくれるのが
当たり前と甘えるだけになるから上があまりやりすぎてはいけない』
ということなのです。

リーダーだけがしっかりしていても、その下の各個人がサボってばかりでは
組織にしろコミュニティにしろだめになります。
むしろリーダーになるものは『君臨すれど統治せず』で、最低限の
ダメ出しやアドバイスなどに徹する必要があります。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

今読んでいて、もっと読み進めてわかりました!
政府は人民を甘やかすのではなく、人民自身に責任感や使命感を持ってもらうよう促すべきというわけですね?

お礼日時:2009/01/13 20:23

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