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youtubeで次の動画を観ました。

http://jp.youtube.com/watch?v=7aU0Q3NTGls

チェリビダッケが指揮するブッルクナーの9番の公開リハーサルのようですが……

(1)この映像はいつ,どこで撮影されたものなのでしょうか?

(2)オーケストラはどこのオーケストラなのでしょうか?

(3)これはおそらくドキュメンタリー番組として放送されたものなのでしょうけれど,いつ,どこの国で放送されたものなのでしょうか?
またこれがDVD・CD等になって発売されているとしたらその詳細を教えていただけないでしょうか?

また別件として,チェリビダッケ晩年のブルックナーの9番の録音はどれくらい存在するのでしょうか?
もしかするとかなりマイナーなレーベルとかからも発売されているのかもしれないと思い質問しました。

お判りになる範囲でけっこうですのでお教えいただけると幸いです。

A 回答 (2件)

>(1)この映像はいつ,どこで撮影されたものなのでしょうか?



ミュンヘンフィルの本拠地ガスタイク たぶん1995年9月

>(2)オーケストラはどこのオーケストラなのでしょうか?

ミュンヘンフィル

(3)これはおそらくドキュメンタリー番組として・・・・これがDVD・CD等になって発売されているとしたらその詳細を教えていただけないでしょうか?

これに関しては、私の推測です。

たぶんドキュメンタリー「チェリビダッケの庭」 

チェリビダッケの庭 Sergiu Celibidache's Gardena 作品概要
出演:セルジュ・チェリビダッケ他
監督:セルジュ・イオアン・チェリビダーキ 撮影 ブライアンフック
録音:エルベ・ポワソニール 編集 S.I.C
1996年/フランス/カラー/ビスタサイズ/ドルビーデジタル/2時間27分
製作:チェリ・プロダクション  アムステルダム映画祭審査員特別賞受賞
1996年6月、セルジュ・チェリビダッケは音楽総監督として長年にわたり共に音楽を紡いできたミュンヘンフィルのメンバーと最後のステージを終えた。彼はフルトヴェングラーと共に20世紀最高の指揮者といわれ、「その空間を共有することでしか音楽は体験できない」という信念を生涯持ち続けた。その為に生演奏至上主義を貫き通し、レコーディングを拒否し続け、幻の巨匠と呼ばれた。彼の強引とも感じられる愛すべき個性には音楽ファンだけでなく、出会った人々皆が魅了される。監督セルジュ・イオアン・チェリビダーキはフランスで活躍する気鋭の映画監督でチェリビダッケの子息である。

あらすじ
「川が流れ、木々が繁る、とても美しい所、、、。」生前のチェリビダッケがうっとりとした表情で語っていた、お気に入りの別荘の庭園。ベンチに腰を降ろし、普段着姿の彼は学生との講習会を回想する。「音楽の進むがままに指揮しなさい。」「指揮者の役目とは?」長年育て上げたミュンヘンフィルのリハーサルも、演奏者各自の音楽性を啓蒙するものだった。「このテンポによってのみ成し得る豊かな響きを味わいましょう。」
ハイドンのオックスフォード、バルトークのオケコン。学生との講義の内容と、彼がそれをオケで実践する様子が謎解きのように現れる。「音楽は、体験するしかないのだ。」モーツァルトのレクイエムに、庭でチベット僧と交流するチェリビダッケの姿が重なる。そして、ブルックナーこそ彼の音楽の根幹となる作曲家であることが、本人の熱い語り口、生涯最後の第9交響曲のコンサートシーンなどによって雄弁に表現される。
「大切なのは、自らの信ずる所に一生をかける自由だ。」狂人、独裁者、誇大妄想。反対者に何を言われようと意に介さない。「人生には希望がある。」と84歳の彼は言う。愛息の手によって最晩年の巨匠が自ら参画して制作されたこの映画は、自由人チェリビダッケの実像を鮮やかに描き出し、147分という時間が短く感じられる。まさに彼の遺言となった作品であり、東芝EMIによる一連のCDリリースとともに、この巨匠の到達点を伝える無比の贈り物と言えよう。

ただ残念なことに現在廃盤(限定発売だった?) かなりの高額で取引されている模様。アマゾン、ヤフオク。


>また別件として,チェリビダッケ晩年のブルックナーの9番の録音はどれくらい存在するのでしょうか?

いつからを晩年とするかは難しいですが、意外と少ないと思います。 91年に演奏会の予定があったのですが、心臓発作でキャンセルでした。 私は、このコンサートに行くために、成田空港へ、そこでベルリンフィルのメンバーに、チェリが倒れたことを聞いて、ガッカリしたものでした。 たぶん、90年以降は、このキャンセルした演奏会と、今回の映像の演奏会だけだったかなと・・・。 ハッキリしたこと言えなくて済みません。

わたくし事、晩年のチェリの追っかけをしていました。(笑) ですから、参考映像をみさせてもらって、ミュンヘンフィルのメンバーだと分かりました。 ミュンヘンへも複数回行って、いろいろ聴かせてもらいました。 本当に、懐かしい。 私の青春と言ってもいいかもしれないですね。 あれほどの情熱をもって音楽を聴きたいと思わせる音楽家は今はいません。 チェリが亡くなってからは、クラシックからもしばらく遠ざかりました。 それで、「チェリビダッケの庭」も見てないんです。 映写会なんかも行われたんですよ。 DVDは、図書館なんかにもあるかもしれないので、探してみてください。 関東近辺在住なら、東京文化会館の音楽資料室にあると思うのですが。

なにか、思いだしたら、追記しますね。 それでは。
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この回答へのお礼

詳細なご回答ありがとうございます。

チェリビダッケの追っかけをしていらっしゃったなんてうらやましいかぎりです。
私現在23歳なのですが意識してオーケストラを聴き始めたころ(高校生のころ)はすでに“チェリビダッケの音楽”を聴くことは叶わなくなっていました。
だから彼の創り出す音楽は録音で知るかぎりなのですが,ことのほかブルックナーの有名なリスボンライヴを聴いてからというもの,狂信的なまでにチェリビダッケに心酔しています。
とりわけ9番は曲そのものも大好きな曲であっただけに上記の映像を初めて観たときは,ほんの断片ではあるものの感動を覚えたものです。

幸い東京都心に住んでいるので近々文化会館へ足を運んでみようと思います。

お礼日時:2009/01/14 17:36

再び、お邪魔します。

 

都心在住とは、運が良かったですね。 私も、横浜在住の時は、東京文化会館音楽資料室を利用させてもらってました。

調べたら、チェリの映像は、あまり無いですね。 しかし、「チェリビダッケの庭」はありました!(しかし、LD。 実物を見たことあるかな? 再生機はあるので、問題はありません。)

ここは、音楽書籍も置いてあります。 調べたら、「チェリビダッケ音楽の現象学」も置いてあるので、読んでみたらよいと思います。 この本には、28のオーケストラとのコンサート記録付なので、どんな演奏会が行われたか分かります。 チェリの場合、やってないコンサートのCDは出てこない(しかし、TV用収録があったか)ので、今後の参考になると思います。

音楽資料室の蔵書、CDはネット検索できるので(便利な時代になったなぁ)、ご自分でお調べになると面白いと思います。http://www.t-bunka.jp/library/index.html

廃盤になっていない、観たいDVD、CDがあったらリクエストすると入荷する可能性があります。 新譜のときが一番いいのかもしれないですけど、トライしてみてください。

もうお調べになっているかと思いましたが、お節介を。

それでは。
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この回答へのお礼

やはりチェリビダッケの映像はあまりありませんか……。
映画『チェリビダッケの庭』は探してみたところ幸いDVDがHMV等で購入可能のようです。ただやはり値段も高いので,まずは文化会館の資料室で視聴してみようと思います。

『チェリビダッケ音楽の現象学』は絶対に読みます!
コンサート記録まで付いているとはありがたいかぎりです。

たびたびご回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/01/14 22:55

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