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自民党行政改革推進本部は16日午前、公務員制度改革委員会(石原伸晃委員長)の会合を開き、国家公務員OBが天下りを繰り返す「渡り」を容認する政令について、認めない方針を決めた。

これだけを読むと、天下りを繰り返す事が「渡り」になると思うのですが、同じページに↓ 

* わたりとは、公務員に、実際の職務の内容の当てはまる給与表の級よりも上位の級の給与を支給すること。例えば、主任である職員に、係長並の給与が支給されるといった具合である。

と、解説が載っています。
この説明と、国家公務員OBが天下りを繰り返す事の関連を説明できる方
おりますか

A 回答 (1件)

おおざっぱな話で恐縮ですが、大分以前から公務員世界で「ワタリ」といわれてきたものと、このごろ、テレビなどで言われている「ワタリ」は根は同じでしょうけど、違うもののようですね。



昔から一部で指摘され続けている「ワタリ」は、公務員の給料表に関わるものです。
給料表は、横に1級、2級、3級という順に並んで、上に行くと10級とか、国家公務員だともっと上があるかもしれません。1級から2級へ、2級から3級へ移るのは昇格・昇級です。
縦には1号、2号という順に下へ下がっていきます。下へ行くごとに、給料が上がる。昇級です。20号、30号までもあるかな。

たとえば、今年高校を出たA君が「1の(1)」の給料だとすると、次の年には「1の(2)」に昇級するのが普通です。
何年かして昇格すると2級へ。また何年かして主査とか係長などになると、その都度、ランクが右へ移っていきます。

問題は、その移り方です。
仮に7級は課長、8級は次長、9級は部長のランクだとします。
役所の規模にもよりますが、同期で課長や部長になれる人は限られてきますね。
なれない人は同じランクにとどまって、1年ごとに下へおりていく。
隣りのランク(上の級)へ移るよりも昇級幅が小さい。
それは気の毒だという人情もあるのでしょう。
課長でも部長でもないけれど、少し遅れて課長や部長のランクに移っていく。
「これは不当なワタリだ」などといって、地方議会などで取り上げられることがあります。

このごろテレビなどで取り上げられているのは、高級官僚が多額の退職金をもらって役所を辞める。やめるとすぐに特殊法人などに再就職する。2~3年勤めてまた多額の退職金を手にしてやめる。さらに次の職場が待っていて、また同じように渡り歩き、その都度、退職金を手にする。
これを「ワタリ」といっているのではないでしょうか。
それはおかしいと言ってかみついたのが渡辺喜美議員でしょう。
行革担当大臣としてあと一歩まで追い詰めたのに、麻生首相の登場でおじゃんになりかかっている。
それでいまの行動に走ったのだと思います。
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この回答へのお礼

確かに日本の天下りは異常ですよね。
渡辺さんがキレるのも無理は無いです。安倍政権で鳴り物入りで行革大臣なったもの、安倍ちゃんが辞任すると、官僚にボコボコにされているのに福田で傍観、麻生で梯子をはずされてはキレて当然です。
ありがとうございました。かなりすっきりしました。

お礼日時:2009/01/17 21:37

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