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自作で120cm×60cm位の水槽を作成しようと思っているのですが、
ネットで検索するとアクリル水槽はあるのですが、塩ビの水槽はないようです。何故でしょうか?
塩ビでも透明なものがあるのですが・・。
やはり透明性がアクリルに比べてよくないのでしょうか?それとも他に問題があるのでしょうか?例えば壊れやすいとか・・・。
板と板の貼り付け部分の接着ミスによる水漏れを防止するために、コーキングをするなら、塩ビの方がアクリルに比べて接着強度
が強いので有利にも思えてしまい、どちらの材料が良いか迷っています。
どうぞご指南の程よろしくお願いします。

A 回答 (6件)

塩ビは水槽として使用されていますよ~。


鯉などの飼育のため、庭池に使用される「瓢箪池」は塩ビに紫外線耐性を持たせたFLPです。

> 塩ビでも透明なものがあるのですが・・。
> やはり透明性がアクリルに比べてよくないのでしょうか?

・ご推察の通り、PS(ポリスチレン)やPMMA(アクリル)と比べて「透明度が劣る」性質によるためです。
透明塩ビの水槽は美しくないのが原因です。

> それとも他に問題があるのでしょうか?例えば壊れやすいとか・・・。

・他の基本特性は、アクリルよりも優れています。
PS(塩ビ)は、耐水性や硬質性はアクリルと同等です。
→耐水、耐溶剤、耐薬品性、耐候性、透明性、着色、印刷自在性などの特徴があります。
→軟質から硬質まで塩ビは非常に幅広い製品を作ることが出来ます。

・PS(塩ビ)は、金属型への射出成型(流し込み一体成型)による一体成型が可能です。
PS(塩ビ)ならば、アクリルのような板を接着して水槽を作る必要がないため、漏水特性もアクリルよりも優れています。
例:
射出成型の風呂桶など、私たちの身の回りで活躍しています。
先に記述した庭に埋め込むヒョウタン池も塩ビ製です。

・硬質塩ビならば、硬質度もアクリル同様です。

水槽用途には、塩ビの親戚筋に当たる透明度に優れたPS(ポリスチレン)がPS(塩ビ)の代わりに使用されています。
プラケなどはPS(ポリスチレン)製です。

透明度は次の通りです。
アクリル>ポリスチレン>塩ビ

塩ビ、アクリル、ポリスチレンは、みんな石油から作られる親戚筋に当たるプラスチック製品群です。
製造方法や添加剤の違いで、様々なプラスチックに化けるわけです。
http://www.psjp.com/whatisps/whatisps2.html
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。
非常に参考になりました。

お礼日時:2009/01/19 12:47

>>もしご存知でしたら、メーカー等をお教え願えますでしょうか?



残念ですが、そこまでは分かりませんが、室温で使える重合接着剤は、危険物に属しますので、確か郵送などが出来ないと思います。(郵パックや宅急便の場合)。

ネット上では、販売サイトは無いと思います。

ですので、お近くで探さないとだめでしょう。まずは、近くのアクリルや塩ビ用の接着剤を売っている所でたずねてみてください。

私が良く利用しているショップで、聞いて来ましたところ、1K入りの製品が、あるようです。(メーカー名、製品名不明)値段は1万円くらいだそうです。

ただ、お店の話では、「修理に使用するなら良いが、新規に水槽を作る場合は、出来上がり値段は、自作の方が高くなる。」とのことでした。

ご質問者さんは、アクリルの板が、格安で入る環境にあるのでしょうか?それで無ければ価格的に合わないそうです。

参考のため、そのショップのサイトのURLを乗せておきますので、水槽の値段を見てください。(水槽は、日本製です、中国製だともう2~3割安くなるそうです。)

http://www.netpc.jp/sakurapet/
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この回答へのお礼

色々とお調べいただきありがとうございました。
お勧めのショップに連絡してみようと思います。

お礼日時:2009/01/26 15:15

>>重合接着ですが、ネットで調べると熱処理(80℃程度9が必要のように見られますが、素人でもできるのでしょうか?



本来は、熱処理を繰り返し、水分を完全になくした状態で接着するのが「重合接着水槽」と呼ぶべき物ですが、熱処理をまったくしないで重合接着できる「接着剤」あります。

これを「室温重合接着」と呼びますが、強度は熱処理を繰り返した物より落ちます。溶剤接着と同程度です。

ただ、普通の室内で出来るので、広く用いられています。市販されている水槽で、単に「重合接着」と説明されているのは、全てこのタイプです。熱処理をしたものではありません。

溶剤接着は、接着面に接着剤をつけた状態でしばらく置き、接着面が柔らかくなった状態で圧着します。これには職人技が必要ですので素人ではできません。

ホームセンターで売っている接着剤に書いてある方法では、大型水槽は作製できません。(小型なら可能です。)

素人では、普通の室内で出来る、重合接着のほうが失敗が無いです。ただ、入手が少し面倒です。

この回答への補足

早速のお返事ありがとうございます。
室温重合接着剤ですが、調べたのですがうまく見つかりません。
もしご存知でしたら、メーカー等をお教え願えますでしょうか?

補足日時:2009/01/21 14:06
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塩ビ樹脂(PVC)は、塩化ビニル(クロロエチレン)の共重合体です。


この樹脂に太陽光(紫外線)などのエネルギーを与えると
樹脂中の塩素が外れ、可視光域に吸収が生じ黄色に着色されます。
また、市販の塩ビ板には可塑剤(フタル酸エステル)が添加、混合
されており、この可塑剤も紫外線の影響による構造変化(ベンゼン環
の開環による共役二重結合の形成)によっても黄色に着色します。

これを黄変といい、プラスチックには、このベンゼン環を構造中に
含むものが多く、ポリスチレン樹脂(PS)やポリカーボネート樹脂
(PC)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)なども同じ理由で
黄変します。

アクリル樹脂(アクリル板)は、MMA(メタクリル酸メチル)の
共重合体であるため、この塩素、ベンゼン環を含みません。

塩ビ樹脂自体、アクアリウムの分野でも配管類などには多く使用されて
いますが、透明なものは上の黄変の問題や、塩ビ樹脂の特性が“堅くて
脆い”などの理由から、水槽用、特に鑑賞用には向かないでしょうね。

因みに、FRP(繊維強化プラスチック)は、通常、熱硬化性の不飽和
ポリエステル樹脂を使用し、プラ池には、このFRPか
軽くて丈夫(柔軟性有り)、成型が容易なポリプロピレン樹脂(PP)
が使われています。
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この回答へのお礼

早速のご返事ありがとうございます。
非常に参考になりました。

お礼日時:2009/01/19 12:48

厚い板(5ミリ以上)を使用した場合に接着が、完全に出来ないからです。

接着剤、接着方法(技術)とも塩ビの場合は、アクリルに比べて格段に劣った方法しかありません。(同じような接着剤に見えてもその中身は全然違います。)

そのため接着箇所の強度が格段に劣りますので、水槽には向きません。

なお自作で水槽を作る場合、アクリル板を使用なら、素人が出来るのは、室温重合接着です。間違っても溶剤を使った接着はしないで下さい。素人には無理です。

この回答への補足

早速の回答ありがとうございます。
重合接着ですが、ネットで調べると熱処理(80℃程度9が必要のように見られますが、素人でもできるのでしょうか?

補足日時:2009/01/19 12:43
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硬さの問題でしょう


円筒ならいいですが平面は膨らみます
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この回答へのお礼

早速のご回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/01/19 12:42

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