「イージー・ライダー」
「俺たちに明日はない」
「卒業」
「真夜中のカーボーイ」
「バニシングポイント」を見たのですが、共通してることって
「男性が主役」ですよね?

洋画は疎いのでよく分からないのですが、なぜ男性しか主役になれなかったのでしょうか?俺たちに明日はないは、女性も主役のようでしたが単独での主役ではないですよね?
アメリカの歴史が絡んでいるのでしょうか??

これらの映画はドラッグ・暴力・アンハッピーエンドがほとんどでしたが、アメリカンニューシネマとは一体何を象徴していたのでしょうか??

せっかく見た映画なのにドラッグのシーンや回想シーンを見て目が回って気分が悪くなったせいか、途中からあんまり理解ができなかったもので・・・
各映画、ここに注目して!などポイントがあればお聞きしたいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

アメリカンニューシネマは映画の表現の規制の緩和により爆発したムーブメントです。

それまで映画はキスも暴力もドラッグも映像に表現してはなりませんでした。ところが、TVが60年代に各家庭に設置されだすと、映画館の観客が激減したため、映画界はこの規制を撤廃して、親にその判断を任せるというルールに変更しました。現在のペアレンツ・ガイダンス方式の始まりです(PG-13とかのPGはこの略です)。PG指定の映画は、その年齢以下の子供は親の同意や、同行が義務付けられています。つまり、「作ってはダメ」から「子供は見てはダメ」に変わったのです。PG制度の施行が1967年のこと。最初にハリウッド映画で血のりを使ったのは「俺たちに明日はない」で、これがその1967年の映画で、規制緩和第一号の映画なのです。この時代、ドラッグ、セックス(ヌード)、暴力が満載の映画が多いのは、規制が緩和されたばかりで、それらが映画に客を呼ぶキーワードだったからです。刺激の大きい映画は若者を夢中にさせました。しかし、そのうちすぐに飽きられて、70年代後半からは、又、勧善懲悪な「ロッキー」や「スターウォーズ」などの映画が主流になります。これで、ファミリー層が映画館に来るようになりました。
「イージー・ライダー」はドラッグを、「俺たちに明日はない」は暴力(=血)を、「卒業」「真夜中のカーボーイ」はセックスを表現しました。
アメリカンニューシネマが男性主演過多だったかどうかの議論は耳にしたことはありませんが、暴力とドラッグは主に男の文化だと思うので、そうなったかもしれません。女性の方はセックスの担当だと思いますが、たとえばジェーン・フォンダが「コールガール」などに主演しています。
そもそも、今でも、女性主演の映画は比較的数は少ないです。しかし、ご指摘の通り、ニューシネマは特に女性主演の映画が少ないかもしれません。それは、ニューシネマは一言で言えば「汚れた映画」だからだと思います。ハリウッドのきらびやかな美しい映画はこの時代はリアリティのない「ニセモノ映画」と敬遠されていました。ニューシネマは、美しい女優にとっては、出番のない映画かもしれません。
暴力やセックスなどの刺激の強い表現が「受けた」背景としては、「カウンター・カルチャー」という文化があります。「反抗文化」という意味ですが、それは、当時のアメリカは、英雄ケネディの暗殺(国家による謀殺だとうわさされていた)やベトナム反戦という風潮から、国家や大人に対して若者が一斉に敵意をむき出しにして反抗していたのです。だから多くの若者は親たちに反抗する為に不良化していきました。暴力は学生運動の革命の手段でしたし、セックスはラブ・アンド・ピースという反戦と平和の象徴的行為でした。ドラッグはベトナムの兵士が戦場から持ち帰ったものが若者の間で広まったものですが、麻薬でトリップすることが現実に反抗する意味を持っていたのだと思います。
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アメリカンニューシネマと言うと60年代ですよね。


単に主役を張れる女優がいなかったために、作れなかったのではないでしょうか。
この当時に女優単独で主役が演じられるのは、ジュリー・アンドリュース エリザベス・テーラー キャサリン・ヘプバーン ミア・ファロー など限られていました。
そのため女性単独の主役映画が作れなかったと考えます。
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ニューシネマに対する一般論的な解釈としては、ベトナム戦争の失敗によるアメリカ社会の閉塞感というのが語られます。



ベトナム戦争というのは、アメリカが総力戦を行ったにもかかわらず負けた戦争です(初めて負けたという解説は誤りで、他にも結構局地戦では負けています)。ベトナム帰還兵による犯罪や精神的ケアなどが社会に重くのしかかってきました(そういう点で初めて負けを認識した戦いであったとは言えると思う)。
そういう状況下でてニューシネマが登場します。従来の価値観を転換することが社会に求められていると感じたからでしょう、ただ、ニューシネマの多くは反社会的行動を描くことでこれを象徴したため、実社会には反映せず、後が続きませんでした。
戦争によるパラダイムの転換という点では、男性論理のストーリーですから、主演が男性なのは致し方ないかと思います。

なお、ニューシネマに属するかは不明ですが、この時期、先住民問題(サンド・クリークの虐殺、ベトナムに於けるソンミ村の虐殺とリンクします)をあつかった「ソルジャー・ブルー」のような映画も作られています。こういう映画が作られたのもベトナムでの失敗と無縁ではありませんから、このあたりもご覧になってはいかがでしょう。

私は、アメリカンニューシネマの洗礼は中学時代に受けましたが、こういった映像作りに関しては、既にヨーロッパの監督の方が先行しており、その手法を取り入れたんだろうなと感じていました。ヌーベルバーグを知ったとき(リアルタイムではありませんが)の衝撃には到底及びませんでした。
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