No.2ベストアンサー
- 回答日時:
骨髄から出て、末梢のリンパ組織で生き延びる能力を持った成熟B細胞は、必ず表面に膜結合型IgMを持っています。
その状態で末梢に出て、抗原に出会うと、そのままIgMを分泌するものと、クラススイッチを行い、ほかの種類の抗体を産生するものとに分かれます。つまり、膜結合型IgMを持ったB細胞がクラススイッチを行って、他の抗体を産生していくことになります。
抗原に出会うことで、膜結合型IgMを持ったB細胞が2通りの方向に進むわけです。そのままIgMを分泌するものと、クラススイッチを行うものとです。
No.1
- 回答日時:
B細胞の分化は骨髄内で行われますが、骨髄内を出て、末梢のリンパ組織で生き延びる能力を持った成熟B細胞は、IgMに加えて、IgDを発現しています。
(すべてのB細胞は、まず、IgMを持っていることになります。)成熟B細胞のうちあるものは、末梢で抗原に出会うとIgMを分泌する形質細胞となり、IgMを分泌します。また、残りのものは、他のクラスへの変換をおこない、最終的に形質細胞となり、他のクラスの抗体を分泌します。
こんな感じだと思います。参考になれば幸いです。
この回答への補足
回答ありがとうございます。
ということはつまり分泌型IgMを産生するようになったB細胞がクラススイッチするのではなく、抗原と出会った成熟B細胞のC遺伝子領域が再構成されてクラススイッチが起こるということですか?
質問ばかりですみません。
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