プロが教えるわが家の防犯対策術!

食料自給率が低いことがどうして問題なのですか??日本は人口密度も高く土地もないのだから、車などを輸出する代わりに食料を輸入すれば丸く治まるように思えるのですが・・・?
また、市場原理が先進国の食料過剰を促進しているとは、どういう意味なのですか??
何も知らなくてすいません・・・ぜひ詳しい説明をお願いいたします。。。

A 回答 (6件)

 先ず『食料自給率』の詳しくは,下のサイトで御覧下さい。



 さて『市場原理が先進国の食料過剰を促進している』と言うのは,市場原理=マネーと考えていただくと宜しいかと思います。お金でものが買える状況下では,常に強い通貨は普遍的に強いので,過剰なほど(有り余るほど)の食料を,強い通貨を持つ国は買い求めることができると言うことです。 (言葉は悪いですが)正に,札束で食料はもとよりあらゆるものが買えるのが,現在の世界の状況ですよね。
 そして,富める国は益々富み,発展途上国と言われる国々の国民の多くは,今日明日の食料にも事欠く状況です,悲しいことに。『飢餓に苦しむ人々の数は9億人を超える』と,国連は報告しています。その一方では,食べきれないほどの食料を,実に無駄にする先進諸国と言われる国々の実態:この通称『南北問題』は,実に根深い深刻な問題です。
しかも世界の農地は急速に減少しており,砂漠化の進展・アマゾン地方をはじめとする熱帯雨林の縮小・地球温暖化など取り巻く情勢は,緊迫の度を増しています。御存知かも知れませんが,輸入野菜に使用禁止農薬が検出された隣国:中国は,既に世界最大の穀物輸入国です。
 さて,元の『食料自給率』に戻りますが,我が国の食料自給率を100%にするためには,農地(耕地)面積を現在の約3倍にする必要があります(現実問題として,山を切り崩して平地にしなければ無理です)。
 そのため『食料・農業・農村基本法』では,食料の安定供給を第一義において規定し,これが実現のため,国内自給を基本に備蓄・適切な輸入を組み合わせて国民の食料の安定供給を図ることとしています。
 それと,熱帯地方から生で輸入されるあらゆる農畜産物(野菜・果樹・穀類・肉類など)は,その種類によっては病虫害の我が国への侵入を防ぐために,薫蒸消毒されます。水産物も,もちろん例外ではありません。
 【安い=健康を害する】で良い方は,それを選択すれば良いでしょうね。なぜなら,現代は『自己責任の時代』だからです。選択肢が多いことだけでも,日本人は恵まれています。
 長くなって,すみません。

参考URL:http://www.kanbou.maff.go.jp/www/anpo/index.htm
    • good
    • 0
この回答へのお礼

非常に詳しい説明をしていただき、ありがとうございました!!でも国産品はどうして質で勝負できないのでしょうか?消費者の意識がまだまだ足りないということなのかなあ??

お礼日時:2003/02/06 02:46

欧州諸国では、例えば、ドイツや英国では、食料備蓄や在庫をしていると。

下記を:すなわち、どのような事態を想定して、どのような食料安全保障をすべきかについて、残念ながら、日本ではコンセンサスや方針がないと。
また、自給率を引上げるためには、価格を下げよという意見もありますが、一理あります。

http://www002.upp.so-net.ne.jp/HATTORI-n/430.htm

参考URL:http://www.hkd.meti.go.jp/hokif/donai/02/p4.htm
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ありがとうございました!日本も大規模経営による農業が必要になってくるかも・・・・?

お礼日時:2003/02/13 01:20

>でも国産品はどうして質で勝負できないのでしょうか?消費者の意識がまだまだ足りないということなのかなあ??


について
ある程度は勝負している面もありますよね。スーパーに行って「国産」の売り文句の商品の多いこと。それらはたいてい輸入物より値段が高いですよね。でも時には10倍にもなる価格差(生産コストの差)を正当化するほどの質の違いはないということじゃないでしょうか。
また低い自給率の最大の問題点は皆さん指摘されているように安全保障なんでしょうが、私一人が国産品に高いお金を払って日本の農業を支えようって言ったってその力は微々たる物。逆にみんなが国産品を買っていれば私一人は安い輸入品で済ませても日本の農業は守られ、その結果である安全保障のメリットは私も享受できる。つまり安全保障はただ乗りできるので、質の違いの分は高い価格をつけることでコストを回収できても、安全保障の分はそうは行かないわけです。
個人的には食料を生産する国は世界中にあちこちあるわけで、それらの国全部がいきなり不作や戦争になることは考えにくいし、日本はどのみち石油がなければ終わりなのだから食料-安全保障理屈はあまり賛成できないと思ってます。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 そうですよね、そもそも自給率低下のデメリットは戦争の勃発が暗黙裡に前提とされていますよね。その戦争の原因もやはり市場原理の外部不経済による南北問題などでは??本当に自給率低下が問題なのはその辺の理由ではないでしょか?つまり、市場原理が確立されている国(先進諸国)が市場競争の結果、安さを求めて外部(発展途上国)を巻き込んだ貿易をするから諸々の問題が発生するのではないでしょうか???

お礼日時:2003/02/09 03:20

ここ数年のことで言えば中国産野菜の農薬、韓国の口蹄疫、イギリスの狂牛病などといった問題を思い起こすと良いでしょう。

病気や害虫の発生などで輸入を禁止しなければならない事態になった場合、輸入先を変更したり国内産だけで我慢する訳で、量は不足するし値段は上昇するし。
自給できるにこしたことはないわけです。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

国家的な自給自足と言っても良いでしょうか?どうもありがとうございました!!

お礼日時:2003/02/09 03:34

>食料自給率が低いことがどうして問題なのですか??



たしかに現時点ではお金があるわけだし食料をあまるほど買えます。
が、いまは平和な時代が続いていますが、一旦戦争状態に入ったとき
食料輸入の封鎖・経済封鎖が起きればお金がいくらあっても
日本国民は飢えることになります。ですから、自国の食料はなるべく
自国でまかなえるようにという、安全保障上の問題であるというが
1つの理由だと思います。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

 ひとつは安全保障ですね。ありがとうございました!!

お礼日時:2003/02/09 03:31

>車などを輸出する代わりに食料を輸入すれば


 丸く治まるように思えるのですが・・・?

 じゃあある日急にどこの国も食料を売ってくれなく
 なったらどうするの?
 いまの10倍に値上げされたらどうするの?
 どうにもなりませんよね、、。

>市場原理が先進国の食料過剰を促進しているとは、
 どういう意味なのですか??

 食料でも何でも高く売れるほうに、売られていきます。
 高く売れるのは先進国です。だから先進国には
 過剰に食料が集まります。
    • good
    • 0
この回答へのお礼

食料はオイルショックのように「ショック」では済ませられないですね・・・なるほど、ありがとうございました!!

お礼日時:2003/02/06 02:49

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!