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源氏物語に比べると有名な現代語訳は少ないようですが、平家物語の現代語訳版で読みやすいお勧めのものがありましたら教えてください。
あまり大幅なアレンジが加わっているものではないものがよいです。

ご教授およろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

「平家物語」と一口に云いますが、元々「平曲」と云われ琵琶法師が語ったものを筆紙に留めたものとされているので、版によってゆれがあります。

「源平盛衰(じょうすい)記」も異本の一つされています。又「源氏物語」と異なり国史に基づいているので、史実も鑑みながら自己の小説として展開されている方もいらっしゃいます。その高名な例は吉川英治の「新平家物語」でしょう。(講談社文庫他多数)
「平家物語」そのものについては、
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E5%AE%B6% …
さて、原典に忠実の口語訳ですが、前回も御紹介の講談社学術文庫に収められています。(全12冊の由)
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b …
又、小学館の新編日本古典文学全集にも収載されています。これには口語訳が入っています。(「平家物語」は2冊)
http://skygarden.shogakukan.co.jp/skygarden/owa/ …
(この全集当然ながら「源氏物語」の巻もあります。)
あとは、むかし河出書房から刊出されていた現代語訳のシリーズの一部が河出文庫に入っています。平家は戦前の芥川賞作家が担当しています。文庫は現行なようです。(文庫版は3冊)
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309407241

国文関係の現代語訳は、講談社学術文庫と新編日本古典文学全集(小学館)とに可也あります。「今昔物語」如く平凡社の東洋文庫にあるなど例もありますが。(但し、版元品切が多い)よく言われるようの国文の古典は大体全集に入っています。角川ソフィア文庫に入っているものも現代語訳を収めているものが多いのですが「平家物語」はそれがありません。上記以外となると中々難しいのですが、個々にあたると意外のものがあります。(絶版や稀数本もありますが…)
絶版本に福音館のものがあります。高等学校の生徒向けだったのですが、「平家物語(上・下)」「枕草子」「徒然草」などを全訳で収めていました。所謂袖珍本と云う大きさでした。「源氏物語」は2冊で中絶でした。

蛇足。Webで全訳を展開しようとしているところがあります。
http://kazeoto.com/heike-yaku001.html

ご参考にならば幸甚です。
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