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オークションで1万円からスタート予定だった作品がゴッホの作品ということが
判り、(ただし加筆修正あり、誰がしたのかな?)スタート価格が300万円から
になった、とニュースで言ってました。そして6600万で落札されたとか。

はぁーそんなものか・・・、と芸術作品に対する評価はいいかげんなものなんだ
と改めて感じました。
(特に当初1万円の価値をつけたオークション会社はその画に1万円の価値しか見
 出してなかったのだから、そのままスタートすべきと思うのですが・・
 堂々とインタビューに答えてたけど画のプロとして恥ずかしくないのかな?)

芸術品も結局アイドルグッズ(チャリティーとかで出るステージ衣装の販売とか)
なんかと同じで「誰が」描いたか、使ったか、着ていたか、に価値があり
作品そのものはどうでもいいのですかね。
もっと下品に言うと「下○売ります!」と一緒。「女子大生はいくら、女子高生なら
いくら・・」って値踏みする連中みたいに画の内容はそっちのけで
「ゴッホならいくら、シャガールならいくら・・」ってやってるみたい。
みなさんは、どう思われます?

ドガのステージで1人きりでスポットを浴びて踊っている踊り子の画や
ルドンの花瓶の花の画、いわさきちひろの画とか「いいな」って思うんですけどね。

A 回答 (3件)

美術品の評価が美術品そのものではなく、


作家の知名度に依っている、という指摘はその通りだと思います。
ですが、それにはまた別の面もあると思います。

たとえばゴッホで言えば、ゴッホの優れた作品は確かに優れた作品です。
優れた作品が高い値で取引されるのは、まあ正当なことです。

しかし、一人の芸術家の作品は、必ずしも優れた作品ばかりではありません。
若い未熟なとき、また功成り名遂げて安定してしまったときの作品は
全盛期ほどの迫力も感動もないのが普通です。
上野の美術館で、アメリカの大金持ちのコレクションを見たことがあるのですが、
だいたいの作家が「安定してしまった」以降の作品で、
どうにもつまらなかった覚えがあります。
ゴッホの場合、安定するまで生きなかったわけですが、
かならずしも名作ばかりではないのは同じです。

名の通った作家なら、駄作でも、無名の作家の名作より高く取引されます。

ではなぜ駄作でも高く買うかというと……いや、私も名画を
買った経験は無いのですが、自分の嗜好を分析していうと……
それは「確かに優れた作品」を見たことがあるからです。
たとえ目の前にある作品がたいしたことがなくても、想像力によって、
その作家の一連の作品という「物語」を感じ取ろうとするわけです。

たとえていえば、一度、すごくおいしいカキフライを食べた経験があれば、
後にそれほどうまくないカキフライを食べたとしても、
想像によって「このカキフライ」に「あのカキフライ」を重ね合わせて、
十分楽しむことができる……というような。

美術コレクターの払う大金は、「想像(妄想か?)の種」に対する支払いであると
考えれば、個人的には、そういうこともあっていいだろうと思っています。
それが「想像に過ぎない」と言っても、
「想像で得られる感興もまた本物の感興だ」と言われるかもしれないし、
実際にそう感じているかもしれません。
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この回答へのお礼

「ゴッホ」を持っているんだ、という事が一連の「ゴッホ」の名作の
雰囲気を与えてくれる・・・。
確かに私の家の壁に「ゴッホ」の画が掛かっていたら教科書で見た
一連の有名な作品への妄想があらわれ、豊かな気持ちになりそうです。

残念ながら、「ゴッホ」の有名な画はじかに見た事がありません。
他のゴッホの画はじかに見たことがありますが感想に残ってません。

有名な画をじかにみれば「ゴッホ」のすごさって判るのでしょうね。
絵画も野球やコンサートと一緒で生でみるすごさってよく理解しては
いるつもりです。

お礼日時:2003/02/09 10:04

こんにちは、#2の方が述べられている内容のとおりだと思います。


ただ、今回のオークションに関して言えば、作品が持ち込まれた時点で、オークション会社はゴッホの「農婦」
に類似していると判断したので、念のためゴッホ美術館に鑑定依頼をしたんだと思います。
この業界は、真贋が命取りの世界ですから。おまけにかなりの加筆跡、作者不詳、とくればどこかの画学生の習作程度(絵を始めるには殆ど模倣、模写から入るのが常ですから)と判断しての、額縁程度の落札価格の設定だったのではないでしょうか?
逆にいえば、このオークション会社の眼は確かだったのかも?
いずれにしても芸術家の作品の価値についてはいろいろ取り沙汰される事が多いのも事実ですが。

余談ですが私は天下のモナリザより、彼が描き残した多数のデッサン、そうヘリコプターとか色々な発明のデッサンの方が気に入ってますが。
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この回答へのお礼

どの程度加筆修正がしてあったのか、誰がしたのか(ゴッホ自身?)か
私はわかりせんが、その下にあったゴッホの画を推測した、
ということでしたら確かにオークション会社はすごかったのかも
しれません。
文化勲章受賞画家のコレクションにあったわけなのでその点も運がよかった
のでしょうね。

「この画はゴッホだから買いました、他の画家でしたら買いませんでした」
というセリフは投資家が言うのなら「その通り、その通り」とうなづきます。
芸術愛好家には「この画だから買いました。作者?知りません、私は画が
好きなんです」って言ってほしいなぁ。
もし・・・下の画はゴッホでなかった、なんて発表されたらどうなるので
しょうか?


ダ・ビンチは発明のデッサンもですがその元になった発想力がすごいと
思います。

お礼日時:2003/02/09 17:43

そうですね。

彼らは作品そのものの芸術的価値に興味があるのではなくてそれがいくらになるのかという経済的価値に興味があるのでしょう。名の売れた作家の作品であれば当然のごとくそれなりの値が付くという現状ではそれでも仕方ないと思いますが、純粋に芸術を愛する者としては何とも歯がゆい気持ちですね。

ちなみにわたしも絵画が好きですが、ルノワールの初期の作品はとても好きです。
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この回答へのお礼

「すばらしい作品」は個々の感受性で変わってくるのは当然なので
「ゴッホ」が描いた画に高値がついても不思議ではないと思います。
ただ今回、

・ゴッホと判った瞬間から値が高くなった。
・1万円の値をつけたオークション主催者に恥じるところがない。
 (多分オークション主催者は画の価値は今でもその程度と思って
  いるのでしょうね、なら理解できます。)

のが改めて「へぇ~・・・」と思わせたところです。
画の価値って何で決まるのでしょうね。
経済的価値と芸術的価値が分けられたら面白いかなって思います。

ルノワールって後期はちょっとくずした、ふくよかな女性を描いてましたよね。
私もそうなる前がいいな・・・。
(絵画は好きですが画家と作品をそんなに知ってるわけではありません。)

お礼日時:2003/02/09 09:49

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