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浅間山の噴火のニュースをテレビで観ると、アナウンサーは、「降灰」を「こうはい」と読んでいますが、辞書を見ると、自分には「こうはい」より「こうかい」の方がメインな読み方であるように思われます。
しかし、アナウンサーが「こうはい」と読むのには根拠があるのでしょうか。
「降灰」は「こうかい」と「こうはい」とどちらの読み方が望ましいのでしょうか。

A 回答 (3件)

こんばんは。



「こうはい」だと重箱読みですから、熟語の読みの基本からすれば、「こうかい」が正しいのかもしれません。

下記は読売テレビのサイトですが、
昔の社長が「正しくは‘こうかい’だ」と言っていたとのこと。
http://www.ytv.co.jp/announce/kotoba/back/2701-2 …

しかしながら、
「灰」を「カイ」と読む熟語のほとんどは、地学関係の専門用語か火葬関係の言葉です。
そして、また、
「火山灰」の読みは「かざんかい」でも「かざんがい」でもなく
「かざんばい」(=かざん+はい)です。

ですから、私個人としては、その言葉を聞いたときにぴんとくる「こうはい」のほうがよいのではないかと思います。


ご参考になりましたら幸いです。
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この回答へのお礼

大変に参考になりました。
ご回答ありがとうございます。

お礼日時:2009/02/04 01:03

Goo辞書(三省堂大辞林)で【こうはい】と書いて引きますと「こうかい(降灰)に同じ」と出てきて、カラ見出しになっていました。


念のため【こうかい】で引きますと、チャンと説明がありました。

三省堂大辞林では【こうかい】が本物の読み方ということですね。
Yahoo辞書(小学館大辞泉)でも同じです。「こうはい」はカラ見出しです。

小学館現代漢語辞典では【降灰】は(コウカイ、コウばい)となっており、「コウカイ」が先で、「コウばい」と重箱で濁るのが後になっています。「こうはい」はありません。

こう見てみますと、辞書ではおおせの通りまだ「こうかい」がメインです。

なぜ、「こうはい」という読み方が流行ってきたか想像してみました。
灰燼、灰塵、石灰、灰分、灰白のような、灰をカイという読み方を知らない人が増え、口で「降灰(こうかい)」を説明するのに大変になってきたからでしょう(^o^)。
「コーカイ、降る灰(はい)のことだよ、コーハイだよ。」なんて説明しないとわかってくれません。
それに訓の「はい」も音の「カイ」と発音がよく似ていますので、重箱読みもし易いですね。

最近は「肉汁」を「にくじる」という人が多いようです。
なぜか想像してみました。
(1)豚汁(とんじる)の影響
(2)肉を「にく」と読むのは訓だ。だから汁も訓読みにしないと変だ、という誤解。

>「降灰」は「こうかい」と「こうはい」とどちらの読み方が望ましいのでしょうか。

NHKのニュースや天気予報で「こうはい」と読んでいたら、これはもう「こうはい」です。御名御璽です。
言葉の世界では正しいものが勝つとは限りません(^o^)。
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この回答へのお礼

大変に参考になりました。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2009/02/05 20:43

降灰(こうかい):空から地上に降ってくる火山灰。

▼気象学では「こうはい」とよむ。(「岩波 漢語辞典」)
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