地裁:無罪、高裁:有罪、最高裁:有罪、ってなんでばらつくのか?
地裁、高裁、最高裁と、裁判をするたびに、大きく違う判決が出る理由は何ですか。
#1のように、一貫しない考えを述べられている方もいますけど・・・
そもそも、地裁・高裁+最高裁で基本的に審理の仕方が違います。
地裁は事実認定も綿密に審理しますが、高裁や最高裁は基本的に法律審として、適用法令に関する解釈を示すだけです。
高裁や最高裁でも事実認定に関する審理が行われるようになったのはつい最近のことです。
ですが、事実認定については基本的に書類を吟味するだけで、直接尋問することはめったにありません。(特に刑事事件は)
そういうことから、地裁と高裁+最高裁の判決に大きなブレがあるのかと思います。
ちなみに、#1のように解した場合には、政治力で左右される最高裁により指名される裁判官も当然最高裁に左右され、ひいては政治力で左右しうることになるので、大きくブレる理由にはならないでしょう。
まず一番まともなのは新証拠の発見です。
例えば1審では証人がみつからなかったが、2審でアリバイ証言をする証人が出てきた(しかも信用できる)とかいった状態だと、簡単にひっくり返ったりします。
あとは裁判官によって証言や証拠能力認定に差があるわけです。
ある裁判官は、証人の証言を信用できないと考えたがある裁判は信用したとか、1審では問題にされなかった被告の供述に矛盾点を発見したとかです。
曖昧な証拠の場合は有罪になったり無罪になったりするわけです。
裁判官は各種の「力」から全く自由に自己の判断をすることができます。
地裁では証拠能力ありとして提出された証拠が「これは証拠能力がない」と高裁で判断される事もあります。その場合にはその証拠から有罪になっていた人は無罪になる可能性がでます。
最高裁にしても同じです。ただし最高裁では「適用されてる法律が適法か違法か」という審議も行われます。
違法だから有罪だという高裁判決に対して「違法だとする法律が憲法違反ではないのか」という判断を求める訴えを裁決します。
法律に基づいて違法だとした判断が、最高裁で「あなたを違法だといった法律そのものが憲法違反だ」というわけですから、貴方の言われるように「大きく」違うのでしょう。
「政治的な理由から判決が違うことがある」という意見もありますが、裁判官が自己の信条に基づいて自由に判断しており、政治力の影響はないと私は信じてます。
最高裁の裁判官を任命するのは内閣なんです。
自民党と公明党が今与党なので、その政治的意図が入った裁判官を選びます。
高裁、地裁の判事は最高裁判所が指名します。
そういう政治的な理由から判決が違うことがあります。
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