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風景水彩画を描いてみたいと思っている者ですが、迷っていることがありますので教えて下さい。(1)道具を1年ほど前に全部揃えた上、関係する本も数冊揃えましたが、なぜか描く気になれず、今でも眠ったままになっています。多分、頭に描いている上手なイメージに比べて、「下手な作品になったらどうしょう」とおそれているためだと思うのですが、それは私だけの症状でしょうか。それとも、趣味の道を間違えて、根っから好きでないことをやろうとしているからでしょうか。(2)下絵を描く自身がないので、撮影した写真を画用紙に投影して、鉛筆等で転写したいのですが、絵を描く者として道徳上、許されることですか。下絵がうまく描けていると、評価が高い印象があるのですが。(3)手法はともかく写真を利用して下絵を描くことを推奨している本を2冊ばかり見たことがあります。これに関する情報がありましたら、お教え下さい。よろしくお願いいたします。

A 回答 (3件)

 (1) そうかもしれませんねえ。

絵が上手な人というのは、たいてい描きたくて描きたくてたまらず描き、「絵の神様」を四六時中追い回しているような気がします。
 完全に型から入っているところといい、bonzinさんも「絵の趣味ってなんだかいい響き。うん、私のイメージにぴったりだから絵を趣味にすることにしよう」と言う人と同じかも、とご質問を読む限りでは思います。いますよね、「これをすればいい人に見られるからする」という人とか、ステイタスを求めて自分の行動を決める人・・・でも、悪い意味で言っているのではありません。
 新聞のコラムで、外国人が「日本人はこれが趣味です、といいながらまるで真剣勝負かのように額にしわを寄せて打ち込み、最高のものを追求しようときりきりする。のんびりと楽しく、下手なままで遊んでいた私は気後れした」と書いていたのを読んではっとしたことがあります。一目散に走ってもいいけど、下手でも見栄まみれでも楽しむことができ、仕事以外にも打ち込むものがあって生活が豊かになればどんな形でもいいと思います。それが「趣味」じゃないでしょうか。
 しばらく描いてみて、何も楽しむところがなければ趣味じゃなくしてもいいじゃないですか?
 最初になんでもいいから描いてみましょうよ。好きかどうかは、後から考えたらいいじゃないですか。下手な作品なら隠しておきましょう。
 どっちにしろ、ご安心ください。最初は上手くできた、と思えるかもしれませんが、描いた絵はあっと言う間に隠しておきたい過去になります。私だけじゃなく、多くの人が昔の自分の絵を見るたびに転げ回って恥ずかしい!とのたうちまわっています。
 たいした練習もせずに万人から褒められる絵を描ける人間はそう多くはいません。私が知る限り、ピカソぐらいです。(彼は8歳か9歳で描いたクロッキーで画家の父親を感嘆させ、数年後に筆を折らせています)
 そして、頭の中のイメージどおり描ける人間もそう多くはいません。他の人はもしかしたら思い通りに描いて満足できているのかもしれませんが・・・私の高校時代の先生は、「夢の中で描いた絵が一番出来がいい。」と言いました。私が、夢の中で自分が描いていた絵を再現しようとしたら1%も似なかった、と嘆いたのを引き取って言った言葉です。
 火花のように一瞬で浮かんでくる頭の中と違って、手が絵を描き出すまでには実に長い時間がかかります。その間に絵はどんどん変わっていって筆を置いた時には似ても似つかない、最初に思った煌きのかけらもない絵になるのが普通です。
 根っから好きかどうかは、後でわかりますよ。たいていの絵好きは絵の神様に苦しめられています。それでも描かずにはいられないのが好きってことです。突然描きたくなくなったり、諦めて放り出している時もあるけれど。そのうち、ぽつぽつ戻ってきたくなります。
 一年ぐらいでは未開封の絵の具はそれほど悪くはなってないと思いますので、ぜひどうぞ。

 (2) 下絵を描く自信がないって、よくわかりませんが・・・頭の中にぽうっと浮かび上がった絵のイメージを、現実にとどめておくためにさーっとキャンパスにある程度のメモみたいな覚えがきを書きつけませんか。
 それ以外の下絵でしょうか?たしかに下絵は土台ですから、ずれているのにそのまま描くと、目も当てられないデッサンになることはありますよね。
 でも下絵を描く練習はしたほうがよいです。仕組みをわからないまま模写して描いていると、どこか借り物のように見える絵になりがちだと私は思います。
 また「写真だけ」見て描くのは私はおすすめしません。風景なら問題はないのかもしれませんが・・・。動くものが入っている時は、絶対におすすめしません。
 光の安定した室内に持ち帰って続きを描くときなどに、細部を確認する為に写真を見るのはかまわないと思います。
 しかし、この話は「自分で撮った写真」限定です。他人が撮った写真を元に描いた絵は、どこにも出せません。道徳上とかなんとかいう以前に国際的にも著作権の問題から禁じられています(^^;)。
 (3)について、その書物について心当たりはありません。
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この回答へのお礼

早速、ご丁寧な回答をありがとうございました。KINGBIRDさんのご指導に感謝します。私がやっているほかの趣味?では、知らない間にのめり込んでいる例が多いので、本当は「絵描き」は体質に合わないのかも知れません。コピー貼り付けで恐縮ですが、「しばらく描いてみて、何も楽しむところがなければ趣味じゃなくしてもいいじゃないですか? 最初になんでもいいから描いてみましょうよ。好きかどうかは、後から考えたらいいじゃないですか。下手な作品なら隠しておきましょう。どっちにしろ、ご安心ください。最初は上手くできた、と思えるかもしれませんが、描いた絵はあっと言う間に隠しておきたい過去になります。私だけじゃなく、多くの人が…」で何かフッキレたようですが、ほかの部分に対しては、かえって敷居が高いものにも感じてきました。これまで抱いていた基本的取り組み姿勢についても考えてみたいと思います。大変ありがとうございました。
 

お礼日時:2003/02/13 09:19

私は趣味で水彩画、油絵を描いて楽しんでいます。


これから水彩画を描くbonzin様には、次のアドバイスです。

【毎日描くこと】
上手に描こうとせずに、楽しんで描くこと。毎日、広告の裏でもいいですから
毎日お描きになるといいですね。文化勲章を貰った守屋多々良画伯は、
若い時、前田青邨にどうしたら絵が上手くなりますかと聞いたら、
毎日、絵日記を描きなさいと言われ、以来70年、絵日記を描き続けたそうです。
bouzin様も気楽に絵日記を描くことからお始めになるといいでしょう。

【オリジナルのものを描くこと】
写真を投影したり、転写せずオリジナルのものを描くほうがいいでしょう。
勉強の為でしたら、写真ではなくセザンヌ、ミレー、シスレー等の絵を学ぶことを
お勧めいたします。
【学習書】

絵の勉強、技法を学ぶ為には、アトリエ出版社、美術出版社の技法シリーズで
勉強されることがいいですね。
かなりいい書籍が出版されています。

【美術館に行くこと】
日曜日の午前中は美術館に行かれる事をお勧めします。
巨匠の絵画展が開かれていたら、鑑賞されるといいでしょう。
どこかの団体が美術展を開いていますから、のぞかれるといいでしょう。

美術出版社のHPは下記ですので、書籍の入手にお役立て下さい。
http://www.bijutsu.co.jp/

参考URL:http://www.bijutsu.co.jp/
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この回答へのお礼

早速のご指導ありがとうございましたが、でも「う~ん」ですね。正直、「はしごを掛けて絵の世界をのぞき込む」という気分になりました。もちろんこれが本物の取り組み姿勢であるのでしょうが、私にはとてもとてもそこまでやれる根性がありません。もう少し絵を描くということに対する自分のスタンスを見直してみたいと思います。ありがとうございました。

お礼日時:2003/02/13 09:35

どういった趣旨で絵を描こうと思ったのか分かりませんが、趣味の範囲内(部屋に飾ったり、誰かに贈る)だったら、(1)自分が好きな風景や身近な物から描いてみてはどうでしょう。

”電話しながら描いた絵”でもサインを書いて額に入れれば、なかなか上手に見えますよ。(2)イラストレーターの方でもそういった手法を取り入れている方もいらっしゃいますよ。ご自分で撮った写真なら全く問題ないはずです。(3)これに関しては不明。面目ない。

趣味にせよ何にせよ、まず始めることが大事だと思いますよ。肩肘張らずにやっていくのが上手に描くポイントかもしれませんよ。
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この回答へのお礼

ご指導をありがとうございました。趣旨は部屋に飾って一人でニヤニヤする程度です。(1)の「電話しながら…」というリラックスしたムードでやれるのは良いですね。そういう気分ならいつでも入り込めそうです。(2)については、完全に自分の気に入って撮った風景写真が対象となります。「まず始めること」「肩肘張らずに…」はタメになりました。ありがとうございました。

お礼日時:2003/02/13 20:46

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