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福岡伸一「生物と無生物のあいだ」では野口英世は論文は沢山書いたけれども、間違いも多く在籍したロックフェラー研究所では、未来に貢献した仕事を残した人物とは評価されておらず、研究所の人たちはいまでも日本人が見学にくることを怪訝に思っているとのことです。
 黄熱病にしても結局細菌ではなくウィルスであったし、在世中に評価されていたのに死後評価されていないのであれば、現在の紙幣に残す顔ではないように考えます。また、彼の金銭感覚は渡辺淳一「遠き落日」にも詳しく書かれていますが、留学目的でもらったお金を留学前に遊郭で飲んで、遊んで使い果たしてしまうのです。
 野口英世はこんな人間的側面をもっていたというのは構いませんが、紙幣の顔になる資格はあるとは思えません。
 医学であれば北里柴三郎の方がノーベル賞に近かったし、理想もたかかったと考えます。緒方洪庵でもいいですね
 日本が受賞したノーベル賞の数からいえば、物理学賞がもっとも多いわけであり、湯川秀樹博士であれば第一回目の受賞者で物理学以外の活動も多く残されており是非と思うのですが、新1000円札をこのまま流通させるのはまずいのではないかとかんがえていますが、いかがでしょうか?

 

A 回答 (2件)

 こんにちは。


 私はこの方面に付いては何かの本の一部に野口英世が取り上げられているのを読んだだけです。ですので誤解が無いとは言いません。
 ですが、自身の血液を検体として使用出来なかったのは、遊郭での行為の結果性病に掛かっていたためなのは事実のようですね。挙句に結婚してくれたアメリカ人女性にも感染させてしまったり、これが医学者の行為だとは思えません。
 また、異郷の母親の心情に応える気持ちがひどく薄かったり、ここでも挙げられた善意の金に対する姿勢等、人としても問題がかなりあったように感じます。
 どういう経緯でここまで偉人としてもてはやされることになったのか、その辺は判りません。ですが、とにもかくにも過大評価がされてしまったのは事実だと私は思っています。推測するに戦前の日本の国策に沿うところがあったため、殊更上げ奉られたのではないでしょうか。

 前の千円札の主である伊藤博文は、朝鮮半島に行けば多分今でも悪役日本人トップ・ワンでしょう。それでも国内では明治の大政治家で、今でも公立学校(品川区立ですが、小か中かははっきりと覚えていません。以前は町名でもありました)の名に残っていたりします。それが新札発行時に受け継がれなかったのは良かったと感じますが、何らかの配慮もあったかもしれません。
 先の回答で触れられていますが、多分次の新札でこの顔は受け継がれないでしょう。
 そう言えば、植物学の泰斗と言われたようなM博士(とっくに故人)がいますが、あの人も金や女や酒の問題で、相当に胡散臭い面があったようです。似たような人は結構いるということのようです。
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この回答へのお礼

20年に1回しか更新できない紙幣の顔であるのであればもっと調査してから決めてほしいですよね。
 大臣なら首をすげかえれば済みますが、紙幣の顔は簡単に替えるわけにもいかず、世界にも知られるわけで、いわゆる”身体検査”をすることは国民にとっても沽券に関わることと思います。
 紙幣の顔にしないのであれば、変な医者もいたで済むのですが、誰が顔を最終決定するのか疑問になってきました。
 

お礼日時:2009/02/16 16:52

野口英世の人物像はともかく、もう発行されてしまったのですから仕方ありません。

大体20年周期で新札に替わっているようですから、野口英郎の肖像が永久に使われるわけではありません。仮に今変更しても手間や費用がかかるだけです。野口五郎よりはよかったのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

仕方ないとは思いますが、なんとなくいやですね。
 野口英世が故郷に帰ったときも、過去に借金を踏み倒された故郷の人たちにはかなり気分を害した人が少なくなかったようです。貧乏で勉学ができないと訴えるので金を貸したら、借りた金で遊郭へ行って使われたらいやでしょうね。
 樋口一葉の次はどの女性の顔が選ばれるかと考えると、該当者が思い浮かびませんが、美空ひばりさんでもいいかもしれませんね。
 
 

お礼日時:2009/02/14 21:10

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