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環境決定論と環境可能論,どちらもいまいちよくわかりません。

具体的な例とともに教えて下さい!

ちなみに,今はどちらの考えが主流なんですか?

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

地理的事象(産業、人口等々)が、環境によって決定されるというのが「環境決定論」。

一方、環境はその可能性の幅を規定はするものの、具体的にどうなるかは別の要因で決まる、というのが「環境可能論」。

現在主流なのは、もちろん、環境可能論です。
分かりやすい例で言うと、北海道のコメ生産です。環境が全てを決定するなら、世界中の同様の気候の他の地域と同様、コメは作らず、ムギやトウモロコシなどを生産したことでしょう。しかし、現実は、日本で有数の米どころです。コメが好きな人が入植したため(あるいは、政府の食糧政策の誘導などもあって)、品種改良や栽培法の工夫を重ね、コメができるようになりました。
もちろん、いくら頑張っても、ツンドラではコメはできないでしょうから、環境は可能性に一定の枠をはめます。それが、「環境可能論」です。
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