プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

いつも参考にさせていただいております。
新築の外壁の色がほとんど決まり、サッシは樹脂サッシなのですが、白にするか濃い茶色にするか悩んでいます。その工務店ではシャイングレーなどの色が選べません。白色サッシがその家には似合っていて、私も好きなのですが、年配の親戚から白色サッシは汚れが目立って劣化しやすいからやめるように言われ悩んでいます。
10年から20年後の壁のメンテナンスと一緒に樹脂サッシや雨戸(これも樹脂)の塗り替えもしていけば綺麗な状態を保てるのではと思いますが、現実的ではないのでしょうか?
確かに築25年くらいのお家の白色サッシは黒色と比べたら傷んでいるようにみえますが、今時の塗装の技術を使ったサッシでも、白は劣化しやすいですか?

A 回答 (6件)

樹脂サッシの多くは、硬質塩化ビニル樹脂と言われるプラスチックでできており、


予め着色材が混合された状態で、サッシ形状に成形されます。

白い樹脂サッシは、酸化チタンという白い着色材が使用されており、これは最近良く耳に
する光触媒材料(紫外線で有機物を酸化分解)に使われています。
厳密には光触媒酸化チタンとは結晶構造が違い、ここまで触媒活性は高くないですが、そ
れでも、光触媒能を持っているため、太陽光線中の紫外線によって樹脂の劣化を促進します。
ただ、対策として酸化チタン表面にシリカやアルミナなどの不活性な金属酸化物で被覆処
理をしており、また樹脂中にも紫外線を吸収する材料が添加され、この触媒能を大きく抑
制しています。

一方、濃い茶色には、酸化チタンが一切含まれていませんが、この色相にはカーボンブラ
ックという着色材が使用されており、太陽光線中の赤外線(熱線)を吸収し、夏場の日当
りの良いところでは、70~80℃まで温度が上がります。

樹脂の劣化に大きく影響する因子は、熱、紫外線、水です。
カーボンは、太陽光の紫外線~可視光線~赤外線の全ての波長の光を吸収しますので、熱
と光による劣化が促進されることとなります。
(酸化チタンを使った白いサッシでは、上の全領域を反射しますので、せいぜい40℃止ま
 りです。)

このようなことから、白いサッシ、茶色いサッシでどちらの方が耐久性が高いか?という
のは実際使ってみないと分からないものです。
(汚れは、確かに白色の方が目立ちますけどね。)

>築25年くらいのお家の白色サッシは黒色と比べたら傷んでいる
このくらい前ですと、白色サッシは焼付塗装、黒色はアルミの電解着色で着色方法が違うと
思いますよ。

因みに硬質塩ビ樹脂への塗装は難しいものがあります。(可塑剤が多い、耐溶剤性が低い)
ですので、サッシの劣化=交換ということになるのではないでしょうか。
(この辺は、サッシメーカーはどう考えているのでしょう。一度聞かれてみては。)

このことからも、簡単にサッシの色換えは出来ませんので、最初から家の外観、雰囲気に
合う、質問者様お気に入りの色調のものを選ばれた方が良いと思いますよ。
    • good
    • 5
この回答へのお礼

本当に詳しくご説明いただきありがとうございます。
家の外観にはやはり白が合いますし、掃除手入れをがんばります。

お礼日時:2009/02/19 18:55

窓枠の外側も樹脂製としてお答えします。



断熱性の高い樹脂製窓枠には、硬質塩化ビニールが広く使われています。この樹脂の特徴は耐候性と耐薬品性に優れ、
20~30年の使用には問題なく耐えます。ただ、樹脂ですので光による経年劣化は避けられません。劣化の程度は、
白が最も大きく、黒(カーボンブラック着色)が最も小さくなります。黒色顔料が樹脂にダメージを与えやすい紫外線や
赤外線のエネルギーをよりダメージの少ない熱に変え放散させるためです。自動車の樹脂部品で光に曝される場所に
使われるものに黒着色品が多いのもこのためです。
時間が経ち汚れが目立って来たら、表面の汚れを洗い落として塗装してください。樹脂と塗料は同じ種類の材料ですので良く
馴染み、剥がれないはずです。
因みに、我が家では築20年の時にこげ茶色塩ビ雨樋をこげ茶色の市販の水性ペイントで塗装しましたが、
5年経っても新品(5年前に交換したか)の様に見えます。

断熱性に優れた樹脂製窓枠で、結露トラブルの無い快適な生活を楽しまれますように。
    • good
    • 9

アルミサッシ販売をしています。


アルミサッシの表面は、電解着色処理をしています。
どの色を選んでも品質に差があるわけではありません。

色の特徴としては、白や黒は汚れが目立ちます。ブロンズや他の色はそう汚れは気になるものでもないと思います。

最近の傾向としてホワイトを選ぶお客さんは少なくなり、シャイングレーなど比較的新しい色が好まれます。
「外壁色とのマッチングで苦労しないから」が理由の多くです。

しかし、その工務店では、他の色が選べないとは不思議です。ひょっとして過去に発注違いがあって倉庫に山積みになってたりして。
せっかくの新築です。質問者の希望が最重要です。意向を押し通しましょう。

また、樹脂サッシは、もともと3色程度しかありませんが、室内側に取り付くものです。再塗装は下地処理次第では可能と思いますが現場処理はお勧めできません。

アルミサッシは外部での紫外線を受けています。車の塗装と同じで色あせは否めません。ですが、「色合いは薄くなったのかな?」と思えればいい程度にしか退色しません。
メーカーによる肉厚の差は実際ありますが、トステム、YKKAPは他のメーカー商品に比べ住宅用でも強度はあります。
安心してご使用いただけると思います。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

ありがとうございます。
調べてみましたが、YKKAPの窓は本当に色々な種類がありますね。
地方の工務店ですが樹脂サッシがセットになっているようですので、仕方ありません。相談はしてみます。ありがとうございました。

お礼日時:2009/02/19 19:06

昔の白いサッシと樹脂サッシを比べても、意味ないと思いますよ


確かに白は汚れが目立ちますがご希望通り白を選ればれてはいかがでしょうか?

アルミサッシと違って、樹脂サッシは再塗装が可能なようですし
現場塗装の外壁は、原色や濃い色の方が中間色に比べて、紫外線に
よる劣化が早いです

「樹脂サッシ、塗装」などで検索してみて下さい
    • good
    • 4
この回答へのお礼

ありがとうございます。汚れやすくてもやはり白を選ぶことになりそうです。10年後に再塗装の技術が上がっていることを願いつつ・・・。

お礼日時:2009/02/19 18:51

樹脂って焼き付け塗装でしたっけ?


とにかくサッシに再塗装はたいていできないのです。
白は隙間に埃が入ると黒いでしょ。
だからあとでがっかりするんです。
でも、黒は隙間の砂埃が白く見えてね。
結局はどっちもどっちですよ。
樹脂サッシやに紫外線の問題を聞いたけど大丈夫としか言ってくれない。営業は論理が不要のようです。技術の方から説明してくれないのでその点は信用してない。技術的に樹脂でも耐候性を高くすることは可能だと思うのですがね。根拠がないのでありますといえなくてすみません。

でも、紫外線反射するならホワイトの方がよさそうなんですけど反射するのは熱の方で紫外線はやっぱり黒の方が通さないようですよ。

でも、樹脂サッシ当初はホワイトばっかりでそろそろ30年です。劣化の問題は取りざたされてませんので多色出てますが「結構持つ」のは確かなようですが、30年以上の物件見てないのでわかりませんねえ。
不足な回答で恐縮です。
    • good
    • 2
この回答へのお礼

ありがとうございます。専門の方のご意見を聞けて良かったです。

お礼日時:2009/02/19 18:47

どんな塗装でもそうですが濃い色にくらべれば白などの薄い色は耐候性に劣り、長い間に退色(くすみ)したり汚れが目立ったりします。


サッシの場合も同じです。
サッシの色は車の塗装とと同じで「焼き付け塗装」といって塗料を塗った後、高温で塗料の膜を固くしているのです。ですから一度塗った塗料を塗り替えるということはまず不可能です。
以上、白色の欠点を挙げましたが、せっかくの新築物件ですから、できあがったときにお好みのように仕上がっているのが一番とも思います。いかがですか。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

早々にお答えを頂き、ありがとうございます。

お礼日時:2009/02/19 18:45

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!