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とあるファイナンスの本で”下記の取引が財務諸表に与える影響を説明せよ”という設問があります。

(設問)10万ドルの商品の現金販売

(回答)現金:10万ドル増加
棚卸資産の減少、未払法人税、株主資本などの勘定の増加の合計:10万ドル

とありました。

この取引で未払法人税、株主資本などの勘定の増加の部分が理解できません。

アドバイスいただけますと幸いです。
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

ファイナンスの本といってもいろいろでしょうが、とりあえず、会計実務ではなく観念的なものであるとの前提で。



利益には法人税・事業税・住民税といった(学問的な意味での)所得税がかかります。販売によって通常は棚卸資産価額と売上額との差額が販売益となり、販売益からは、通常の経営においては販売管理費、経常外損益、特別損益を減加算し、さらに「法人税、住民税及び事業税」(これは損益科目であって、貸借面では「未払法人税等」になります)を減算したものが当期利益として株主資本(利益剰余金)になります。質問の設問では販売だけを考慮すればよいので、販売益=税引前利益との前提で、その利益を税金と株主資本に分けたということでしょう。
その本で「未払法人税」といっているのは、会社に課税される学問的な意味の所得税であって、会計的には「未払法人税等」となるものを指していると思われます。

いずれにせよ、これはあくまで観念的なものであって、現実の経理実務ではもっとさまざまな要素が絡みますが、とりあえずその本では端的に表現しているということでしょう。
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この回答へのお礼

とてもクリアなご説明有難うございました。これからも一歩一歩学習していきます。 TOKIO

お礼日時:2009/02/25 11:19

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