naiveは世間知らず…ですよね?
naiveという単語について、意味としては『世間知らず』とか『単純』というように理解しています。
でも日本では "sensitive"とか "delicate"とかいうような意味に使われているようなのですが、これは和製英語なのでしょうか?
Oxfordの辞書でも (1)lacking experience of life, knowledge or good judgement and willing to believe that people always tell you the truth. (2)innocent and simple. (3)(of art) in a style which is deliberately very simple, often uses bright colours and is similar to that produced by a child. とあって、『繊細』『傷つきやすい』等の意味はないので、常々疑問に思っております((2)に関しては『純粋』ととれますが、『傷付きやすい』『繊細』という意味はありません)。
先日もテレビで芸能人が『僕はナイーブだから』と言っていましたが、英語圏では、いい大人が "I'm naive"と言うなんてほぼ考えられないと思うのですが…。
本当に英語に詳しい方、教えてください。
こんにちは。
これは naive という英単語自体が変化したということではなく、「ナイーブ」という言葉が外来語として使われているうちに、日本の中でその意味するところが変わっていったと考える方が理に適っていると思います。
thesaurus (同義語)辞典で調べてみると、naive = innocent, natural, unaffected といった、必ずしもネガティブでもない意味もバラバラ出て来ます。「汚れを知らない幼児は innocent であり naive でもある」ということですよね。ネガティブであるどころか、そうあるべきであって、5歳児が大人も驚くような卑猥語など知っていたら困っちゃいますからね。
naive でなく「ナイーブ」が日本の中で言われるうちに「純朴無垢 ⇒ 自分を保身する術さえも知らない、外敵に対する抗体を持たない ⇒ 過敏である ⇒『傷付きやすい』『繊細』」と、その意味合いが変化したと考えれば全くムリがないと感じますが、いかがでしょう?
例えば、誰かが要職に抜擢された時などに「白羽の矢が立つ」なんて言いますよね。しかし実はこれ、その昔、「神へのいけにえとして差し出される少女の家の屋根に白い羽の矢を弓で打って目印にした」という伝説から由来していて、もともと「犠牲者」という意味なんですってね。僕も最近知りました。こうやって人から人に伝わるうちに意味を変えて行った日本語さえあるのですから、外来語ではなお更あり得ると思いますよ。
ご参考までに。
こんにちは!
いい大人が I'm naive. と言うことは、自嘲気味以外は言わないというのは確かだし、ほとんどの場合、否定的なニュアンスで使われるというのも確かです。英英辞典でも、小さいものは否定的な意味しか収録していないほどです。
しかし忘れてならないのは、言葉は変幻自在で、けっして一面的な割り切りを許さないということです。
naive にも、artless(たくらまない)、simple という肯定的な意味があり、元々はその意味で使っていたのが、しだいに否定的な意味が主流になっていったわけです。しかし最初の意味は死にきってはいないと思います。
Her manner is delightful; she is very naive. というのは19世紀の小説からの一文(0.E.D.より)ですが、肯定的な意味、今日本人が使っているのとはずれますが、天真らんまんという意味ですね。
日本語のうぶだって、うぶ味というといい意味に転じるように、今でも文脈に応じて肯定的なニュアンスを出す潜在力は持っていると思います。
naiveってえのは、馬鹿ってことよ、と言ってると、却って naive かもしれませんね☆
以上、ご参考になれば幸いです!
この回答へのお礼
ご回答、ありがとうございます。
英語の中でもnaiveの意味は変化していたんですね。
確かに!…『naiveは世間知らずなのに、おかしい』なんて人前で言い続けてたら、それこそ『外国帰りの"snob"な奴』って嫌がられますね。
納得いかないものは沢山あるんですものね、言っていたらキリがない。
気をつけなきゃいけませんね。
ありがとうございました!
おっしゃる通りです。英米人から"You are so naive."と云われたら、馬鹿にされているのです。"Yes, yes."などとニタニタしたら「何だ、こいつは!」と気味悪がられることでしょう。
私の記憶する限り、"naive"の誤用が広まったのはJames Dean(ジェイムズ・ディーン)が登場した頃だと思います。「ジェイムズ・ディーンのナイーヴな魅力」などと宣伝され、世間に広まりました。
Googleの「フレーズ検索」ですと、
・ナイーヴな魅力 12件
・ナイーブな魅力 39件
…これらは全て"English"ではなく"Japlish"とでもいうべきものですね。
この回答へのお礼
"Japalish"ですか! 初めて耳にしました(笑)。
ジェイムス・ディーンの頃からだと、結構長いこと根付いているんですね。
『ナイーブな魅力』という表現も、ちょっとあり得なさすぎて笑えます。
ご回答、ありがとうございました。
自分は間違ってなかった…と、ちょっとスッキリしました。
完全な和製英語ですね。
日本では少しポジティブな優しい繊細なニュアンスで使いますけど、
英語ではむしろ逆ですからね☆
この回答へのお礼
ご回答、ありがとうございます。
そうですよね。
ずっと納得できずにもやもやしていました。
ありがとうございます!
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