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 最近、原作、つまり、ラブクラフトの作品を中心に、クトゥルフ神話系列の話を読んでいます。それで、自分でも、クトゥルフみたいな物語を作ってみたくなったのですが、一つ疑問がでてしまったのです。
 それは、クトゥルフ神話系の作品世界では、どのくらい旧支配者という存在が知られているのかということです。
 ラブクラフトの作品では、白人の視点からしか物語が語られないので、他の人種がどれだけ知っているのかは、よくわかりません。他の人の書いた作品でも、タイタスクロウものなどでは、妖怪くらいメジャーな存在として語られているし、デモンベインなどにいたっては露出が多すぎです。かと思えば、ブロックの「アーカム計画」では、ラブクラフトとアブドゥルだけが知っていた存在となっているし……。
 自分なりの意見でいいので、詳しい人がおりましたら、ご回答よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

ラブクラフトに関しては、白人主人公ばかりですのでそれ以外となると勝手に設定するしかないわけです。


そもそもあまり厳密に設定を考えてたわけではないようですし。
他人の作品設定や自分の設定を貸し借りして遊んでた人ですし、好きに設定すればいいと思います。
昔話でお馴染のこいつは実は旧支配者でしたとか、やってる人も多いですしね。
そもそも連中はあまり表に出てないので、どれだけ知られているかとなると、ほとんどの人は知らないとなります。
人種というよりは個人や小集団単位での認知度でしょう。

それだけではなんですので、
設定的にはエスキモーはイタクァ、ウェンディゴは知っているでしょう。
アフリカやエジプト辺りではニャルラトホテプの信仰もあります。
エジプト王ネ・フレンカはニャル信仰で邪悪な儀式を行い、歴史から抹殺されています。
アフリカでは化身の一つアトゥが信仰されていたりします。
ネクロノミコンの筆者はアラブ人ですので、あれに載ってる連中は程度の差はあれ、ある程度人間に関わった歴史はあるでしょう。
ラムレイの設定では、アフリカのガールンにクトーニアンを信仰してた連中もいるわけですし、ラムレイ設定ならクトーニアンも知られてます(クトーニアンはラムレイのオリジナル
他にエジプトではバーストやセベク、ハンガリーやユカタンにはゴル=ゴロスなどを信仰してた連中がいますので、その地方の一部では認知された存在でしょう。


日本に関して・・・
日本版クトゥルフ物では夜刀浦という架空の村があります。
そのものずばり、日本版インスマスです。
つまりディープワンとの交流があったという設定です。
そこから、彼らに繋がるダゴン、ハイドラの存在も知られているでしょう。
他に九頭龍(くずりゅう)というものが実際の伝承にありまして、音が似てるということでクトゥルフと結び付けられています。
日本ではクトゥルフ、ディプーワン、ダゴン、ハイドラの存在は調べればいくらか伝承に残っているくらいの認知度でしょう。
あと実際に蛸を豊漁の神様として祀ってる所もあるので、クトゥルフ信仰があると設定しても違和感はないです。
昔から漁業を営んでいる所はディープワンとある程度交流があったとしても、別に問題はないでしょう。

というか連中はそもそも、宇宙人というか宇宙怪獣の類ですので、どこに伝承があってもおかしくはないんですよね。
古代から眠り続ける怪獣・・・なんかウルトラマンぽいですよね、

ウルトラマンって結構クトゥルフチックな話ありましたし、ティガではルルイエとかガタノゾーアとか出ちゃいましたし。
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白人以外の視点から見た旧支配者の知名度……。


たまたま通りかかったラヴクラフト好きですが、あんまり考えたことなかったので新鮮でした。
ヨーロッパやアメリカ以外の舞台でクトゥルフものを書こうとされているのでしょうか。

クトゥルフもので日本を舞台にするのはなかなか難しいかも。
魔術書を神田古書店街で購入するのも無理がある気がするし……。
ネクロノミコンはアジアの図書館にない設定なので、あれを出すのにも一工夫いるし……。
海外から帰国した友達が精神を病んでいて云々、というのもありがちな気がするし……。

しまった、質問に釣られて、山海経のあの妖怪は実はハスターだったんだよ! みたいな話を思いついてしまった!

ダーレス設定だと

<旧支配者>はオリオン座と牡牛座の内部で<旧神>に対して
謀反をおこし、<旧神>によって遠隔の諸惑星に追放されたのだ。
大いなるクトゥルーは水没したルルイエの王国内に幽閉されて復活のときが訪れるのを待っている。
名状しがたきものハスターはヒアデス星団中のハリ湖からあらわれる。
ナイアーラトテップは<旧支配者>の怖るべき使者。
千匹の仔を孕む黒山羊シュブ・二グラスは豊穣のシンボル。
伝説のウェンディゴを思わせるイタカは大気の支配者。
ひとつにして全てのもの全てにしてひとつのものヨグ・ソトースは時空の制限をうけず、<旧支配者>のなかで最強の存在。
こういった邪悪の顕現たる存在のすべてが、<旧神>に対して再度謀反をおこし、全宇宙を手中に収めるときをうかがいつつ、
禁断の土地で眠っているのだ。
『永劫の探求/ネイルランド・コラムの記録』(青心社 暗黒体系シリーズクトゥルー2に所収)

ということになっているので、眠っているだけの神様が世界各地で信仰を集めるのは結構難しいと思います。
ナイアーラトテップが何やら画策してそうですけど。

まあ、きっと「知っている人は知っている」のでしょうけどね。
一にして全、全にして一っていう考え方はとっても錬金術っぽいのでヨグ・ソトースは錬金術師には有名なのかも。
エメラルド・タブレットに似たような文言があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%A1% …
http://park17.wakwak.com/~tatihana/onmyou/yougo_ …


博士、学者、魔術師のように、オカルトに興味を持って首を突っ込むタイプの人間なら知っている気がします。
あるいは神父や僧侶みたいに職業柄無視できない人間がたまたま話を聞いたとか。
知名度はきっと現実世界におけるエイワスとかコロンゾン並みだ!
(意味が分からないなら、この辺りを参考に)
http://www5e.biglobe.ne.jp/~occultyo/hounosyohtm …
http://www5e.biglobe.ne.jp/~occultyo/magic/ooina …

信仰を集めるにしても民間伝承の類で、一つの街レベルなのではないでしょうか?
有名じゃない妖怪並み、というところでは?
今は有名な妖怪も水木しげる氏や京極夏彦氏が布教するまではここまででもなかった訳ですし。

ほんの一考察なので、参考までに。
後、学研M文庫のクトゥルー神話事典を持っていないのなら、この方のHPが便利です。
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Soseki/4242/c …
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この回答へのお礼

 ありがとうございます。とても、参考になりました。
 民間伝承の類……確かにそうですよね。インスマウスなんて、その典型ですし。というか、色つきの人種の嫌いなラブクラフトでしたら、日本の過疎の街なんて、全部、ダゴン教だとかいいそうな気がします。
 物語は、どっかの田舎町から出てきた僧侶が作った新興宗教が旧支配者崇拝……という形で作ってみようかと思います。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/03/07 23:38

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