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性交時に女性の快感が高まると膣が膨らむことがありますが、この現象は生殖に寄与するものなのでしょうか?

A 回答 (1件)

こんばんは.



ご質問の
>性交時に女性の快感が高まると膣が膨らむことがありますが、
>この現象は生殖に寄与するものなのでしょうか?

回答:生殖:受精に重要な効果が有ると認識しています.
根拠は下記に示す様な性器の変化や運動が行われているとの,
論文報告がなされているからです.

回答者が理解した範囲で,その要旨を述べると,
膣腔のテント形成により後膣円蓋に精液が一時的に貯留され,
女性がオーガズムに至ると子宮が上下することで,
貯留された精液(精子)をスポイトの原理で,
子宮腔に吸引する事になります.
精液と一緒に子宮腔に吸引された精子は,
卵管に向かって進み,卵子との結合,いわゆる受精するわけです.

私の昔学んだ記憶を基に該当論文の一部を抜粋し記述を試みます.
若干の齟齬はお許しください.

ワシントン大学産婦人科助教授のウィリアム・マスターズの,
共同研究者で妻でもあるジョンソン女史との
研究報告にその記述はあります.

「ヒトの女性の性反応」を下記のように,4段階に分けています.

『1』:興奮期(膣の発汗反応)
視覚・聴覚・触覚などにより女性が性的に興奮するとまず膣が潤う.
(1):膣壁に粘滑液の発汗現象(ルブリケーション).
発表以前は,バルトリン腺からの分泌と考えられていたが,
膣壁からの濾出液であることを発見.
(2):「テント形成」膣の奥三分の一の付近から,
正常時の幅の2~3倍に風船状に拡大する.

『2』:高原期
膣の発汗反応が減少し,膣内のPH(酸性度が変化)が,
精子の生存に適した膣内環境へと移行する.

『3』:オーガズム期
3~8秒の短時間の緊張放出(快感を認識).
「精液プール」膣下部三分の一の隆起(オーガズム隆起,または帯).
つまり,挿入射精した陰茎を,膣の入り口で輪ゴムが締め付けるような作用が働く.
同時に子宮は膣の入り口に向かって上下運動をする.
この膣の変化は,精液をプールすることになり膣外に流失するのを防ぐ.
子宮収縮が起こり膣奥(後膣円蓋)に貯留している精液を,
子宮がスポイトの原理で子宮腔に吸引する
オーガズム隆起は自立的に1/8~1/10秒の周期で,5~10回ほど収縮する.

『4』:解消期
膣~クリトリス~小陰唇~乳房の順に通常の状態に恢復する.
これは性的興奮の開始とは逆の順である.
膣腔は元に戻り,精液プールも消失する為に,精液の膣外流失が始まる.

以上.

なお,回答者は実体験のもとでは,
ご質問者さまの様な膨らみを未だ確認していません.

ご質問者さまの疑問解消の一助にならば幸いです.
追伸:ぜひ読後の感想をお願いします.
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この回答へのお礼

詳細な解説ありがとうございます

なるほど、生殖は生物にとって最も重要な機能。人間も例外ではないのですね

私の体験では、膣の膨らみは半分近い割合で確認できました

また、膣の周期的な脈動をオーガズムとした場合、膣の膨らみをせずにオーガズムになるケースや、膣は膨らむもののオーガズムにはならないケースなど様子は様々でした

お礼日時:2009/03/16 21:08

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