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田植え機で、エンジンは2~3PSの4サイクルです。放置によりガソリンタンク、キャブ内ガソリンが変質してました。キャブの燃料ホースまではきれいなガソリンで洗ってみました。プラグは点火OKですが全く燃料を吸ってません。キャブを外してドレインからも変色したガソリンは抜きましたがNGです。キャブクリーナーを買ってきましたが使い方を教えて下さい。また何か完全にキャブが詰まってる感じですが、良く荷札の針金で通して直す話を聞いたことがありますが、これはキャブを分解(OH)した場合の事でしょうか。出来れば機械は好きですがエンジン関係には弱いのでキャブ分解はさけたいと思います。よろしくお願い致します。

A 回答 (4件)

残念ながら今回の場合はキャブクリーナだけでは治りません。



その前に・・
農機のガソリンエンジンの不調の場合、9割方がキャブレターの
詰まりによるものです。

農機の場合は常に使うものが少なく、時期によって使いますから
その間は放置されてしまいます。
特に燃料はキャブレターの中に残り、膠着してキャブレター内の
直径、コンマ何ミリという孔をふさいでしまいます。

また、燃料をガソリンスタンドでガンで直接入れるわけではなく
口の周りが汚れたポリタンクや、中にさえほこりの入っている
ジョッキなどで補給するためゴミが混入します。

さらに、農機具は空気の条件があまりよくないところでの作業が多いです。つまり細かいゴミや巻き上げた土ぼこりなどがある中を
作業しますので、エアクリーナがついているとはいえ
これらを吸い込んでしまうことがります。

さて、田植え機となるとその不調原因は9割9分までが
キャブレターです。さらに1年間放置してありますから
キャブレター内のいくつかの孔がふさがっています。
(まず間違いありません)

これらはエアクリーナーの取り付け口から直接キャブレタークリーナーを吹き付けても治りません。
その孔まで到達しません。
そこから吹いてもエンジンのシリンダーの直接入ってしまい
大事なところを通りません。

さて、ではその修理方法となりますが
キャブレターをはずし、分解しないと無理です。

まずキャブを本体からはずします。
エアクリーナをはずしてからキャブをはずしますが
これは通常ナット2本で取り付けられています。
2本のナットを取ったらアクセルとつながっているロッドがありますからこれをはずします。
すると完全にフリーになりますのでキャブが本体からはずれます。

さてはずしたら、一番下のねじ(カップみたいなものがついていると思いますがこれを止めているねじです)をはずします。
すると中に「浮き」のようなものが入っています。
これはフリーですからはずしてそばにおいておきます。

真下から見ると真ん中に小さい穴が開いているものが中に入っているはずです。
これにはドライバーが入るような横溝が切ってあるはずです。
これをどらーバーを突っ込んでねじをはずす要領で
引き抜きます。

真鍮でできたパイプが出てくるはずです。メインジェットといいます。
このパイプの底にも穴が開いているし、
また横穴(直径、0.3mmくらいの)が4つ~6つ
空いています。
これらが詰まることが多いです。
特に多いのは底に空いている孔です。
これを荷札の針金で掃除するわけです。
(もっといいのはアクセルワイヤーです。アクセルワイヤは
細い針金をよってありますのでこれをほぐして一本にするとできます)

横穴まできれいに掃除します。この掃除にキャブレタークリーナを
使い汚れを溶かしておいて針金で孔を通します。

さらに、気化濃度を調整する孔を掃除します。
外からばねのついた斜めに入っているねじが見えると思いますが
これをはずします。このねじは先がとがったようにできています。はずすと中にやはり同じくらいの穴が開いてますからこれも針金とクリーナーで掃除します。
これを元に取り付けるときには
ずーっと締めこんでいって「クッ」と止まったところから1回点半戻して下さい。「ぎゅーっ」ではありません。軽く「クッ」と止まったところからです。

もうひとつ、上側に外から見えるねじがあります。
普段見慣れたねじのような形をしておらず、頭に横溝が切ってあります。これもマイナスドライバーではずします。
これにも先ほどはずしたメインジェットと同じように底と横穴がついています。これも針金とキャブクリーナで掃除します。

今、全部穴の開いているねじ類ははずしましたので
そのねじが入っていた部分もキャブクリーナーを吹き込み
それぞれの孔を通します。
そして、コンプレッサーがあったら全部吹いておきます。
(もちろんジェット類も吹いておきます)

それから、全てを元に戻していきます。
このうち一個でも穴が詰まっているとエンジンは不調となります。

田植え機の中にはメインジェットが取れないものもあります。
キャブのカップをはずして下からのぞいてもメインジェットに
横溝がなく打ち込み式になっていてはずせない場合があります。
これの場合は
はずせるねじをはずしておいて、一晩キャブレタークリーナーの液に
浸けておいてください。

キャブレタークリーナ一本丸ごと使っちゃいますが
なにか容器にキャブレターがつかるくらいになるまで
しゅーーーーーーーーーーーーーーーーっと
出しちゃってそれに浸けておきます。
翌日下からコンプレッサーで吹きます。
すると横穴まできれいになる可能性が高いです。

上記説明でわからないようでしたら、はずす前に
修理のできる農機店さんに機械を持ち込んで修理を依頼して下さい。
はずして以っていったり分解してから持っていくと農機屋さんは嫌がります。必ず機械ごと持ち込んでください。
「余計なことしやがって・・・」です。

キャブだけ持ち込まれても、試運転できないのです。
スロー調整とか、あるいはキャブではない可能性も
ありますから。
キャブだけ持ち込んでオーバーホールして
ユーザーが取り付けて調子悪かった場合
そのユーザーはクレームつけたがります。

キャブは完璧に掃除してあっても
試運転できないということは空気量の調整などができません。
キャブだけ持ち込んでくれば修理屋サンは当然ユーザーが調整できるんだ・・と思いますから、それが素人だったりすると
必ずトラブルになります。素人は掃除さえすれば自分が取り付けても
エンジンは調子よくなると思ってます。

ですので、自信がなかったらそのままの状態で持ち込んでください。
今なら、まだ田植え機のシーズンではありませんから
時間も取れるしあわてずにやってくれます。

時期になって、苗のころあいもいい!
さて田植えすっか!で故障だと一日の猶予もありません。
その時期にあわてて持ち込んでくるユーザーはたくさんいます。
修理屋さんだって一台修理するのに最低でも1時間以上かかります。

まして、あなたのためだけに修理時間を空けて待っていてくれるわけではありません。あなたのペースで修理は進みません。今日やってくれと言っても、その前から依頼されている修理品(田植え機ばかりではなく)はたくさんあります。
そんな忙しいときに「今すぐ!修理してくれ」なんてかまってられません。余裕を持って持ち込んでください。
どんなに押し詰まっても3週間前までにはもっていっておきましょう。

尚、修理工賃は農機店さんによっても違いますが
キャブの脱着、分解、洗浄、組立で洗浄剤や他経費入れて
6000円~1万5千円くらいだと思います。

6000円だったらあまり技術もなく資格もない
修理屋さんだと思いますが・・。

開きがありますが、1万5千円でも安いくらいだと思います。
平たく言えば、あなたにはできない技術なのですから。
少なくともあなたのために1時間以上時間を割いて
(下手したら2時間くらいかかる場合もあります)
修理屋さんが長年かけて得た技術を使って修理するのですから
1万5千円とられても仕方ありません。
(それだけだったらそれ以上高いことはないと思います)

私がやったら3~40分くらいでできますが、
その代わり3万円いただきたいくらいです。

自分でキャブのオーバーホールができるのだったら
それに越したことありませんが、
まぁだいたいやったことのない人はねじ山つぶしてみたり、
不完全だったりして、結局持ち込むことになるようです。

私?
以前、○菱重工の汎用小型エンジンを取り扱ってたものです。
研修などで修理屋さんに講義していた側の人間です。
超専門家ということで・・・。

とりあえず、上記解説を頼りにやってみて下さい。
ご検討を祈ります。
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この回答へのお礼

この田植え機は○菱製です。田植えまでには時間があるので勉強してみます。とても参考になりました。ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/20 09:39

詰まってるキャブは分解しないと掃除できません。

エンジンさえかかれば別の手段もないわけではありませんが、貴方の場合は分解ですね。

田植え機のキャブは見たこともないですが、とりあえずバイクと同様だとすれば、フロートチャンバをはずします。中は古いガソリンの変質したやつがへばりついてるでしょう。とりあえずはずせるものははずし、灰皿とかの容器に入れてキャブクリーナーを吹いて漬けて置きましょう。ジェット類ははずれるかどうかわかりませんが、穴の貫通を確認します。荷札の針金では完全に詰まったやつは歯が立ちません。コンプレッサーのエアで掃除しましょう。キャブ本体もエアで各部を吹いて掃除します。綺麗になったら組み立てるだけ。ゴムパッキンはできれば事前に入手しておくことをおすすめします。
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キャブだけでも新品を買ってきたら?


ポン付けだからそれなりに心得があれば出来る作業だろうし。

温度がある方が反応が良いので、キャブをお湯で暖めます。
バケツの中に暖まったキャブを入れて、キャブクリーナーまみれにします。
5~10分程度放置して、レクトラクリーンなどのパーツクリーナー(ブレーキクリーナー)で洗浄します。
出来れば、コンプレッサーなどでエアーブローします。
何回か繰り返せば、ガムが取れるかも。

ガソリンがいくらかでも流れれば良いんですけどね。
これでダメなら分解清掃しかないですし、素人がやって動く確率も・・・
新品又は中古部品を手に入れた方が楽ちんだと思います。
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質問を見る限り、分解しないとダメなように感じます。


分解しないでキャブクリーナーを使う場合って、セカンダリバタフライとかバキュームピストンの動きが悪いとかそんな時に使うんじゃないかな?基本的にエンジンが動く状態のものに。

どんなキャブかはわかりませんがシングルキャブですのでそう複雑な物ではないと思いますので分解してみてはいかがでしょうか?
不安であればデジカメなどで写真を撮りながら分解した方が良いです、昔は不安な時はスケッチしながら分解しました。
特に注意するのはエアスクリュー締め付けから何回転か戻した状態にありますので、外す時は一度締めていき、何回転何分の1緩めてあったかを覚えていた方か賢明かと。
ジェットなどの掃除の場合に私は電気配線の被覆を取って銅線で掃除しています、太さも色々あるし鉄線よりは柔らかいので良いのかなと個人的に感じています、その他としては削った割り箸や爪楊枝も形状や場所に応じて使っています。
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この回答へのお礼

キャブの分解に挑戦したいと思います。初心者なのでデジカメは必須ですよね。ジェットの清掃方法等ありがとうございました。

お礼日時:2009/03/20 09:50

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