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ずばり、キリストは実在したのですか?
歴史の年表ではキリスト誕生の年が載っていますが、本当に実在したのでしょうか?

信者の方は実在を信じているかもしれませんが、一般的にはどのように捉えられているのでしょうか?

A 回答 (7件)

えーと、歴史上におけるイエスの存在は、「史的イエス Historical Jesus」と呼ばれ、


新約学でも、史学においても、最大の争点の一つとなっています。
私自身は実在したと考えていますが、史学の世界では意見が分かれているようです。
というのも、実在を示す確実な史料が全くないからです。

キリスト教というのが、イエス生存の当時や磔刑直後から、ある程度隆盛していたなら、
当時のイスラエル地方の為政者であるローマ側の、年代記等の史料に残っていても
おかしくないのですが、同時代の記録は何も残されていません。

同時代の史料がないのは、キリスト教も同じです。
キリスト教側からの、イエスに言及している最古の史料は、パウロの書簡で、
これが西暦50年代。新約聖書内の最古の福音書であるマルコ福音書が
50年代~70年代。イエスの磔刑を30年前後と考えると(ピラトの在職期間)、
彼の死後から20年近くたっているのです。
そしていずれも、ガリラヤを知らない人間で、また、イエスの直接会ったことのない
人間の手によるものです。
また、福音書の記述というのは、かなり脚色されておりまして、一見、歴史記述に見えても、
全く信用できないものなのです。

キリスト教外の史料で、イエスに言及しているものは、フラウィウス・ヨセフスの
「ユダヤ古代誌」で、これが西暦95年頃。以下、引用。

>さてこのころ、イエススという賢人――実際に、彼を人と呼びことが許されるならば――
>が現われた。 彼は奇跡を行う者であり、また、喜んで真理を受け入れる人たちの
>教師でもあった。 そして、多くのユダヤ人と少なからざるギリシャ人とを帰依させた。
>彼こそはクリストス(キリスト)だったのである。(後略)

タキトゥスの「年代記」は、ちょっと忘れましたが、確か100年前後。以下、引用。

>その名の由来するクレストゥスは、ティベリウス帝の時、
>ポンティウス=ピラトゥスによって処刑された。

いずれも、イエスの死後から70年程たっており、また、イエス自身を知らずにも
書ける内容でして、イエスの実在の明証とはなりえないのです。

文書記録以外の史料においても、イエスの実在を示す確実な根拠は、残念ながらありません。
現在、イスラエルには、「イエスの通った学校」だとか、「十字架の道行 14留」など、
様々なものが見られますが、これはすべて後世に作られたものです。

「史的イエス」に関しては様々な本が出ていますが、読むなら、まずは荒井献のもの
が良いかと思います。

参考URL:http://www.asahi-net.or.jp/~zm4m-ootk/sinyaku.html
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こんにちは。


実在したと思います。
いくら脚色が多いストーリーでも、主人公は必要でしょう。
ところで、参考URLはBBCがキリストの顔を想像しています。
一度ご覧下さい。

参考URL:http://home.att.ne.jp/wood/aztak/untiku/face.html
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私の知る限りでは、この質問は3度目です。

参考URLおよびそこで紹介されているURLをご覧下さい。

ずはり結論を言えば、イエスは実在しました。

その存在を否定して、キリスト教の起源などを説明しようとすればかえって議論は煩雑なものとなり論理的でなくなります。説明がややこしくて納得しにくい時は一番簡単な説明に戻るべきなのです。(論理学の世界ではこのことを「オッカムの剃刀」といいます)つまり、この場合ではイエスは実在したとする方が説明が簡単ですっきりします。

実は、「どうしてキリストの実在に疑いを抱くのか」そちらの方が私にとっては疑問なのですね。おそらく、様々な情報の洪水の中で何が正しく、何が疑わしいかということに対する区別が付きにくくなっているからだろうと推測いたしますが・・

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=192157
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高校の世界史に出ているので、実在した人だと思います。


エルサレムに行くと、実際の場所等が残っていると思います。
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キリストとは救世主という意味です。


イエスが本当の名前です。

イエスは実在の人物です。
ただし、キリスト教を通して伝えられているイエスの誕生年月日や生まれたときの状態や生活は、史実とはかなり異なるようです。
そのことは、「イエスのミステリー―死海文書で謎を解く
」という本の中で詳しく書かれています。
この本は、かなり難しい内容ですが、実際のイエスが、一般に言われているイエスとは違うということが分かります。
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 「ナザレのイエス」の実在についてはあまり疑問を持たれていない部分であり、それは疑わなくても良いでしょう。


 正確な記憶ではありませんけれど、確かローマ時代に書かれた歴史書にもそれらしい人物についての記述はあったようですし。

 講談社現代新書の「聖書の起源」という本でも前半の旧約に続き後半でイエスがテーマになっています。
 そこではイエスの起こした奇跡やその後の福音書による創作に関して論考されています。しかし、その前提としてイエスが実在であることについての疑問はないようです。
 イスラム教を創ったマホメット同様、新しい教えを考案し広めるにはやはりそれなりの人物がいないと出来ないことです。
 ただ、本人の実際の言動よりも後になる程神格化されて大袈裟になってしまうのは間違いありません。
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一般的な歴史の教科書では、ナザレ地方の出身のユダヤ人の、イエスという人が宗教活動をしたとされています。


イエスという人物が実在したのは、歴史的な定説のようですね。
奇跡とか、復活というのは歴史の本には書いてありませんが…
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