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どなたか、教えてください。

ある機器に有電圧接点入力の端子があります。
入力条件をみると
電源について
「外部電源にはDC12~24Vをご使用ください。
入力電流は一接点当り、約10mA必要です。」
接点について
「微小電流用接点をご使用ください。
(最小適用負荷DC12V,1mA以下のものをご使用ください。)」
とあります。
また、接点としてよく現場で使われているのが、オムロン製のMYリレーなのですが、カタログの接点部の仕様を見ると、
抵抗負荷:DC24V 5A、誘導負荷:DC24V 2A
定格通電電流:5A
接点電流の最大値:5A
となっています。
教えていただきたい事項は以下です。
Q1.機器の電源条件については「入力電流は一接点当り、約10mA必要です。」とあり、接点条件では「最小適用負荷DC12V,1mA以下のものをご使用ください。」とあります。10mA必要と言いつつ、接点の最小適用負荷は1mA以下というのはどういう意味なのでしょうか?
Q2.また、「微小電流用接点」の微小電流というのはどの程度の電流の事を指すのでしょうか?何か規格等があるのでしょうか?
Q3.現場でよく使われているオムロン製のMYリレーなのですが、カタログスペックを見ていると定格通電電流5Aであり、最小適用負荷1mA以下という条件を満たしていないのではないのでしょうか?また10mA必要である入力に対し、5Aも流れる?のは大きすぎるのではないでしょうか?

以上、よろしくお願いいたします。

※添付画像が削除されました。

A 回答 (4件)

「入力電流は一接点当り、約10mA必要です。

」というのは、リレーの設定に流れる電流の最大値の話でしょう。
リレーの「定格電流」は、その設定に流せる電流の最大値ですから、
これが10mA以上あれば大丈夫、ということになります。

一方、リレーは、接点に流れる電流が小さすぎると、接点抵抗などのせいで接点を閉じてもきちんと導通しない場合がある、という機構的な欠点があります。
「最小適用負荷1mA以下」というのは、こちらの話で、
この機器は最小で1mAぐらいの電流を流す場合があるから、「1mAの電流でもスイッチ可能な接点」を持った小電流用リレーを使う必要がある、ということです。
http://www.fa.omron.co.jp/guide/cautions/7/relay …

MYリレーは、1mAでの故障比率がP水準となってますから、1mAでの利用は問題ありません。

リレーで微小電流を流す場合、
接点を開いて閉じてを繰り返していると、ある時は「接点が繋がってるはずなのに電流が流れない」ことになったが、次にまた接点を開いて閉じたら、今度はちゃんと流れた、といった形で問題が出てきます。
また、その問題が出る確率も、「電流が小さいほど問題が発生する確率が高くなる」ものであり、「ある電流以上なら絶対大丈夫」といった形では表現できません。

P水準は、スイッチングに失敗し電流が流れなくなる確率は10,000,000回に1回ぐらいになる電流を示したものです。
これより電流が小さかったら、10,000,000回に1回よりもっと高い確率で上記問題が発生しますし、
電流が大きい場合は、問題が発生する確率は10,000,000回に1回より低くなります。

http://www.omron.co.jp/ecb/products/pry/word/ry_ …
)

同じオムロンのリレーでも、LYは P水準が10mAとか100mAですから、
1mAだと、10,000,000回に1回よりもっと高い頻度でスイッチに失敗
することになりますから、規格上今回の目的には使えない、ということになります。
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この回答へのお礼

わかりやすい回答、ありがとうございました。
参考にさせて頂きます。

お礼日時:2009/03/26 22:09

微妙に解釈が異なるようですので、補足説明します。


まず接点の接触不良に関する概念ですが、通常5mAから10mAを流すように設計します。
微小負荷を開閉する場合、接点被膜の生成などをこの接点電流で突き破る目的です。
1mA以下の接点電流では、経年変化で接点皮膜が生成され接触抵抗が増加し動作不良が発生します。
微少電流用接点材料として、通常金メッキ接点が採用されます。

纏めると、
1.「・・・入力電流は一接点当り、約10mA必要です。」
 「微小電流用接点をご使用ください。(最小適用負荷DC12V,1mA以下のものをご使用ください。)」
 1)外部電源の電流容量を規定しており、『一接点当り、約10mA』からこの場合約20mAを必要としています。
 2)接点には「微小電流用接点をご使用ください。」の通りです。

2.「微小電流用接点」の微小電流というのはどの程度の電流の事を指すのでしょうか?何か規格等があるのでしょうか?
 微小電流の明確な規格はありませんが、通常数十μAから1mA以下程度を電子機器では問題にします。

3.オムロン製のMYリレーの内でも、小型の「信号用リレー」を採用すべきです。
 *定格通電電流:5Aは大き過ぎますね、適切な定格容量の接点電流のリレーを使うべきです。

*制御機器に高い信頼度が要求される場合は、
信頼性の高いクロスバ・ツイン接点、またはツイン接点のリレー
形MY4Z-CBGシリーズ
形MY4Zシリーズ
・・・・・などを使用する必要があります。
 
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この回答へのお礼

わかりやすい回答、ありがとうございました。
参考にさせて頂きます。

お礼日時:2009/03/26 22:09

(1)目的機器の入力端子数×10mA分以上のDC電源を用意すること。


(2)接点は微小電流対応の物(大型のパワー用では無く、例えばコンタク タでも補助接点等、ミニチュアリレー等)を。

10mA程度、流して信頼性対策をしていますので、標準MYでOK!
今後の参考の為にMY4Z,MY4ZCB等の仕様、接触信頼性対応等の記述を見て於いてください。
ここでは3Aまたは5Aリレーでも小電流対応性能を問う場合もあると言う実情の認識で、そう云う意味でMY等バランスが良く、汎用されている訳です。
必要によってはマイクロリレーを選択する場合もあります。
以上、参考にして下さい。
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この回答へのお礼

わかりやすい回答、ありがとうございました。
参考にさせて頂きます。

お礼日時:2009/03/26 22:09

A1)


>「微小電流用接点をご使用ください。
>(最小適用負荷DC12V,1mA以下のものをご使用ください。)」

これは接続するスイッチ・リレーの規格を記載したものですね。
微笑電流では接点が抵抗になってしまうので、接点抵抗が無視できるほど小さいもの(DC12V,1mA以下)を選択してください、と読めます。

ただ、実際に与える電圧・電流は
>「外部電源にはDC12~24Vをご使用ください。入力電流は一接点当り、約10mA必要です。」
にする必要があります。

A2)
上記に記したように、[DC12V,1mA以下]です。
大雑把に目安だけ言うと、厚みのある金メッキ接点スイッチなどがそれに当たります。
(リレーの場合はそんなデバイスがあるのか分かりませんが・・・)

A3)
最大5Aまでは動作保障する、とお考えいただければ分かりやすいかと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%9A%E6%A0%BC
http://www.weblio.jp/content/%E5%AE%9A%E6%A0%BC
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この回答へのお礼

わかりやすい回答、ありがとうございました。
参考にさせて頂きます。

お礼日時:2009/03/26 22:08

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