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学校の課題作成の課程で「生物多様性条約(CBD)」について調べることにしたのですが、
その条約が記載された外務省のホームページ内で、少し気になる記述があったので質問したいと思います。

それは「条約運用上の主要論点」の(1)基金設立問題と言う項目の

「第2回締約国会議においても途上国側は、この条約に定める資金供与のための制度的組織としてGEFを正式組織とすることについては、強く抵抗し、第3回締約国会議において最終的結論を得るよう主張(新たな基金の設立を含む)。一方先進国は、資金の効率的運用、今後の増資との観点から既存のメカニズムであるGEFの活用を提唱。しかしながら、第2回及び第3回締約国会議では、GEFを更に暫定的資金供与制度として継続することを決定し、GEFを暫定的資金供与制度とする内容の覚書を採択し、一応の決着が図られた。」

という文章の中の

「途上国側は、この条約に定める資金供与のための制度的組織としてGEFを正式組織とすることについては、強く抵抗し…」

という部分なんです。
そもそも、なぜ途上国側は、GEFを資金供与のための制度的組織として使用することを嫌がっているのでしょうか?

GEFとは地球環境基金の略ですが、
私としては先進国側も主張するように、既にある基金(=GEF)を利用したほうが効率的だし、無駄な論争?なども起きずに楽だと思うのですが…。


●生物多様性条約
(1)生物多様性の保全 (2)生物多様性の持続的な利用 (3)遺伝資源としての生物多様性から得られる利益の分配
の3つの目的から構成され、生物多様性という大きな枠組みの中で生物を守っていこう的なものらしいです。主な論点は(3)にあるみたいです。この条約は「生物多様性の最大の価値は環境保全にある」という自然環境保護グループにより提唱されたものなので、もともと(3)の考え方はなく、先進国が途上国の行なう略奪的な開発を緩和させるために考えたものらしいです。

●地球環境基金(GEF)
「地球環境基金」の制度は、国と民間の双方が力を合わせて基金をつくり、国の内外で地球環境保全に取り組んでいる民間団体(NGO)の活動に対し、資金助成その他の支援を総合的に行おうとするもの。

課題には全く関係ないのですが、気になりすぎて先に進めないので、質問してしまいました(笑)
こうなんじゃないの?的なものでも良いので、分かる方がいらっしゃれば、回答お願いします。長文失礼しました。。

A 回答 (1件)

地球環境基金(GEF)に限らず、IMFなど国際的なもので基金の名のつくものは、


ほとんどが先進国の都合のよいように運営されているからです。
いわゆる途上国は、先進国に植民地化されてたところが多く、その不信感からも、当然の反応だと思います。
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この回答へのお礼

素早い回答ありがとうございます!

なるほど・・・そういうことなんですか。
一応自分でも調べてから質問したものの、どちらに都合が良いのかや、植民地など歴史的背景については考えてもみませんでした。
確かにそのような事情があれば、途上国側の反応も当然ですよね。
いやぁスッキリしました!!これで課題も頑張れそうです(笑)

本当にありがとうございます!!!

お礼日時:2009/03/28 03:03

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