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CD-Rで焼いた音楽CDは音質が劣化するとよく言われています。
アマチュアだけでなく、メーカーでも言っているようです。

が!!
どうしても解せません。
当方、CD-Rをよく利用していますが、音楽CDについても音質劣化など感じないし、1ビットのミスが命取りになるであろうデータのバックアップもうまくいっています。
なぜデジタル媒体において「劣化」などという現象がおきるのでしょうか?

「データとしては完全でも、焼き方そのものの品質によって音質は変化する」というような説明も目にしましたが、そもそもCDはデジタル媒体で、ピットからデータを取って・・・←この時点で扱いは“データ”と同じはず、かつオリジナルCDと同じはずです。で、PCM音源に送って音を出す、と。
理屈の上では音質劣化などあり得ないし、もしあったとしたらデータのバックアップなんてできるわけもないでしょう。

私にはどうしてもオーディオマニアのナルシズムにしか思えません。

まだ理論上解明できていないというようなことも聞きましたが、実際どうなのでしょう?
コンピュータという実にわかりやすい機器において、トンデモ理論が跋扈しているようで気になってしょうがありません。

どなたか、私を安心させてください。

A 回答 (5件)

Q/なぜデジタル媒体において「劣化」などという現象がおきるのでしょうか?



A/そうですね。デジタルというのは劣化しないというのが定説ですね。でも、劣化はデジタルでもアナログでも欠落するデータはある。まあ、デジタルではエラー訂正でも修正できない欠落があれば読めなくなりますけどね。

以前、にもこの手の質問はありましたけどね。
あの時より少しパワーアップした回答です。
CIRC(CD-ROMはRSPC)というのはご存じですか?
音楽CDに搭載されるエラー訂正技術です。
書き込み時にエラーが発生するはずはないCDに何故かエラー訂正があるのですよね。どうしてでしょう?
技術者が誤って付けたのかな?

これが、大きなヒントですね。エラー訂正で修正できないほどの書き込みエラーが発生しにくいですが、エラー訂正がなければ、CD-ROMも音楽CDも今ほどまともに再生できる可能性は低くなります。

元々、CDを書き込むときにはデジタルデータのレーザー変調(EFM)が必要になります。また、読み出しの時に万が一、CDの表面に傷があった場合などに正常に読めなくなる可能性のために、それに備えた対策も必要です。

だから、必ずエラー訂正信号をCD記録時に書き込みます。特にデータCDではエラーの出現に注意を払っており、さらに強力なエラー訂正EDC/ECC(RSPC)を備えていますし、もし正常に読みにくいものでも、何度か再読み出しを行うので、音楽CDのように一発でデータの質が決まるわけでもないため、音楽CDほど問題は少ない。(これは、EFM変調を行う際にデータ書き込みにCIRCやRSPCを折り込んでいます。またCD-RではデータCDでもすぐに読めなくなることは補助記憶媒体としては多い部類)

CD-R書き込みでは、この機能に依存することが増える場合も多い。書き込み時にピットの形状が、バランスよく、しかも綺麗な台形か正方形の凹凸になるとは限りませんから、この機能のお世話になることも多くなります。

ということで、まず書き込みの時点で必ずしも100%的確に書き込みが行われているかというとその時点でそれは必ずしも確実ではないということになるのです。

単純に一つはこれがある。


もう一つは、音楽CDにのみ限ったことですが、再生時に一部アナログ系の回路があり、音楽CDのオーディオデータの場合そこを経由します。そのため、CDドライブは全てがデジタルではないと言われます。そのため、CDにいくら綺麗に書き込んであって、エラー訂正が少なくとも、CDの偏心がずれていたりすると、ピックアップが小刻みに、駆動しそれを制御する回路(サーボ)に電流が流れます。この電流の影響でアナログ回路に僅かなノイズが載るという点もある。音楽用のCD-Rはそれを考えて設計されているものもあるほど。

<用語>
CIRC=サーク(Cross Interleaved Reed-Solomon Code)と読む。EFM変調を行う前にデータにエラー訂正の符号をエンコードする技術。CDに用いられる。MDではこの発展技術ACIRCが使われている。訂正できるエラーは、ランダムエラー(小さなエラー)とバーストエラー(大きなエラー)の2種。C1、C2エラーとして有名なエラーを訂正。

RSPC=Reed-Solomon Product-like Codeの略。CD-ROMに使われるエラー訂正の強化版。C1エラーに有効なリードソロモン符号を2重で重ね合わせ、エラーの訂正能力を極めて高い物にしたもの。

C1=ランダムエラーのこと。小さなエラーでブロックエラーとも言われる。比較的CD全体に分散してこのエラーはある程度存在する。規定値以内であれば、再生時に修復されるため心配はいらない。

C2=バーストエラーのこと。エラーが大きな固まりとして表れるエラー。CDの傷などで表れる大きなエラー塊となる。

いかがでしょう。
以前の回答よりわかりやすいはずですけどね。(過去に回答したみなさんごめんなさい)
参考にして下さい。ちなみに、将来同じような質問があれば、もっと分かりやすくなっているかも知れませんが、ご了承を・・・(満足いかなかった回答は、勉強しなおしているものもあるもので)
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この回答へのお礼

非常にていねいなご回答、ありがとうございます。
「アナログ系回路」「ピックアップの駆動」は今まででもっとも納得できる説明でした。
私も、CD-Rの登場、あるいはCDそのものの登場のときに、「リアルタイムなデータの読み込みってそんなに簡単にできるのだろうか。書き込みなんて一体どうやってるんだろう。」と疑問に思っていました。イメージとしては似ているけど、アナログ媒体であるLDとは全然違いますし。
そういう技術があると初めて知りました。

また、よろしくお願いします。

お礼日時:2003/03/04 03:38

こんにちわ。

CDをCD-Rにコピーした事がありますが音質劣化の原理は詳しく
知りませんが同じ音では無かったです。でもCD-Rも普通に聞ける音でした。
自分もなぜひとつも間違えずデータの記録が出来てるのに音質が変わるのか不思
議であります。

しかしこの違いって再生する機器によっては分からないと思います。
耳に個人差はあるでしょうがオーディオに対してそれなりの投資をした機器で聞
くと分かるのではと思います。
でもCDもCD-Rも良い音だと思うならそれはそれで良いかと思いますよ。


明確な回答になってませんがCD-Rを聞いてみて実際そう感じたもので。
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この回答へのお礼

なるほど・・・以下の回答を伺った今では説得力を感じます。
ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2003/03/04 03:48

しばしば議論になっている話題ですね。



わたしも疑問に思って、調べてみたことがあります。
ひじょうに詳しく解説しているWebページとしては、

・今日の必ずトクする一言
http://www.tomoya.com/
「音楽CDの音質とジッタの関係のナゾ」No.1~No.10

・藤本強のDigital Audio Laboratory
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/backno/da …
「第2回:迷信だらけのデジタルオーディオ」 ほか

がオススメです。
実験も含めて検証してくれていますので、少なくとも、事実として音質が変化することは理解できますが、
その理屈はというと...読んでもイマイチ納得できないのは読む方の技術的素養が乏しいからかしら。
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この回答へのお礼

「今日の必ずトクする一言 」はすごいですね。専門用語などわからないところも多々ありますが、非常に細かく書かれているのでこれから勉強させて頂きます。
ありがとうございました。

お礼日時:2003/03/04 03:41
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この回答へのお礼

情報ありがとうございます。

お礼日時:2003/03/04 03:48

「PCjapan」3月号の特集記事を読めばスッキリしますよ。

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この回答へのお礼

情報ありがとうございました。

お礼日時:2003/03/04 01:08

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