日本むかし話って文学か?歴史か?教養学か?
にほん昔話について素朴な疑問です。
学問のジャンルとして扱うならどの分野になるでんしょうか?
歴史?文学?教養学?
あと詳しい資料や絵本とか知っている方がいらっしゃいましたら教えて欲しいです。
>学問のジャンルとして扱うならどの分野になるでんしょうか?
民俗学、文学、歴史のどれでもあるのではないでしょうか。
結局、伝承の物語に後世の人間が何を読み取るかだと思います。
>あと詳しい資料や絵本とか知っている方がいらっしゃいましたら教えて欲しいです。
もうそれこそ大量にあります。
その中で、私は柳田国男の本を最初に進めますが。最近ではPC用のソフトやビデオもありますので、そちらのほうが入りやすい場合もあるかもしれませんね。
まずは、本の紹介から始めます。
【大人もぞっとする 原典「日本昔ばなし」】
著者「由良弥生」
参考URLを添えます。
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode …
この本は、日本昔ばなしを、「めでたし、めでたし」の裏
原典にある、残忍性.狂気.人間欲などから、アプローチをしています。
著者は、子供の頃に聞いた昔話は「毒消し」されていると語るのです。
例えば、「子殺し、子捨て」「継子いじめ」「山姥の子供食い」
他にも、人間の本性の闇を、炙り出すような話があります。
でも、このような要素がある昔話は、日本に限ったことではなく
ドイツの民間伝承を集めた「グリム童話の初版本」にも
同様の特徴が色濃く出ていると、著者は紹介します。
【大人もぞっとする 初版「グリム童話」】
ドイツがキリスト教化していく時代に、その枠組みから外れた話は
社会の表舞台から追い出されていった、けれど民間伝承の形で
口から口へと伝わり、人の心に根強く残ったと言います。
日本むかし話でも、これと同様のことが起きたのではないか?
表立って語るのは無理でも、夜に囲炉裏を囲んで話す分には
差し支えなかったのであろうと、著者は推考するのです。
また、こうした闇のイメージは、人の深層心理と関係するため
世界中の昔話に、共通する面があると言います。
いっぽうで、日本の習俗に根付いた独自のものもあり
それらを読み解くことで、日本人固有の感受性を
より深く理解できると、著者は提言しています。
『学問のジャンルとして扱うならどの分野になるのでしょうか?』
この質問の回答としては、
著者の解説文中にあることからも「民間伝承」
つまり、「民俗学」が最も近いのではないでしようか。
民話学や神話学というものが有りますが、ご質問の趣旨とは違うかなと
思います。民話や神話そのものを研究する学問ですから。
もう少し大きなくくりでは民俗学あたりが妥当ではと思います。
ただ、作者が判っているものや完成度の高いものは文学に入るものも有ります。
歴史に入るものは極めて少ないと思います。桃太郎のお話は、魏志倭人伝の
倭国大乱または日本神話の神武東征の話を背景にしていると主張して
いる方も居られます。もしそうなら、歴史と関係してきます。
教養かと言われると、疑問です。入社試験の問題としては出ませんし、
昔話を知らないから教養が無いとは言われません。
日本昔話を外人に英語で説明できる位の教養が有って始めて国際的教養人
と呼ばれるのかとは思いますが。
以上、雑感でした。
大きく括ってしまえば文学、歴史、教養どれにもあてはまるんじゃないですか?
ただ日本書紀や古事記、竹取物語等の文学書がある以上、それらを元にしている昔話は文学よりな気がしますけどね。
絵本ではないですが、最近見かけたパソコンソフトで原文に近いという昔話のソフトがあったのでご紹介します。
「ママ楽育日本むかし話1-知恵と勇気の話」
「ママ楽育日本むかし話2-やさしいメルヘンな話」
(ネットで発売会社を探してみました。)
http://www.kernelmedia.co.jp/info/press/090331.h …
詳細を参考までにどうぞ↑
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