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遠近感を出すために、背景が2枚、重ね合わさっているように見えるシーンがあるのですが、これってどうやって作っているのでしょうか?
(下のYouTubeの動画の、悟飯が歩いているシーン、及び走っているシーンの背景がそれです)

「背景」は、セルとは違って透明ではないので、“重ね合わせ”は不可能だと思うのですが…
それとも、背景をチョキチョキとハサミで切って、もう1枚の背景に乗っけたりしてるのでしょうか?

この「背景の重ね合わせ」を一体どうやって作っているのか、まったくわかりません。 どうかわかる方、教えてください!
(デジタルアニメーションでなく、セルアニメーションの手法でお願いします)

A 回答 (3件)

えーと、悟空が歩いている時、遠景の崖と、近景の道端の木の移動速度が違うのは何故か?という事ですよね。


この場合は、遠景の崖は横長の画用紙に描きます。
近景の木はセルに描きます。このように背景の一部をセルに描いたものをBOOK(ブック)と呼んでます。セルに筆で直接描きますが、たまに画用紙に描いたものを切り抜いてセルに貼りつけたものを使う時もありました。
背景とBOOKと悟空のセルを重ねて撮影するのですが、背景は少しずつ右にずらしながら、BOOK(木を描いたセル)はそれよりも多めに右にずらしながら1~2コマずつ撮影していきます。
No.2の方がおっしゃつている『密着マルチ』とは、背景とBOOK、人物のセルを重ねて(密着させて)撮影する方法です。
これ以外にも背景やセルを別々の高さの台に置いて撮影する『多段マルチ』という撮影方法もあります。こちらの方が奥行きが出るのですが、ものすごく手間隙がかかるので、滅多に使われなかったです。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

具体的で非常にわかりやすいです! 勉強になりました!
背景の一部をセルに描くことがあるなんて……知りませんでした。

お礼日時:2009/04/17 19:04

ブックを使った密着マルチだと思うのですが。


今でこそ、背景をスキャンする際にレイヤーで分けて、いくらでも重ねることが出来ますが、ドラゴンボールの時代だとまだ、遠景の背景と手前のブックを別の速度で引いて撮影する、密着マルチの手法をとっていると思います。
ご参考まで。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

かなり手間がかかってるんですね……
今はパソコンで絵を処理してるから、セルアニメならではの「味」のようなものがなくて、寂しくなったように思います。

お礼日時:2009/04/17 19:06

背景をいくつも重ねるのです


CGの常套手段です
実際にはレイヤーを何枚も使ってそれぞれに近景、中景、遠景を描き重ねるのです
透明なガラスに絵を描いて重ねて見るのと同じことです

この回答への補足

回答ありがとうございます。

いや、「レイヤー」って、セルアニメでいう「セル」のことですよね……?
「CGアニメーション」ではなく、「『セル』アニメーション」時代のころのことを聞いてるのですが……

補足日時:2009/04/15 22:12
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