最近気になっているので、皆さんの意見をお聞かせください。
日本語の「ず」と「づ」についてですが。
最近私がよく見かけるのが「つかいずらい」「わかりずらい」などの「ず」です。
さすがに出版物にはないだろうと思っていましたら、某有名週刊誌にありました。
私にとっては違和感がある言葉づかいなんですが、この使い方は世の中に定着しつつあるんでしょうか?
あと余談ですが。
「雰囲気」を「ふいんき」と発音する方が大変多いのですが、
これは「山茶花(さざんか。「さんざか」が変化したらしい)」のように
これまた定着のものになるものなのでしょうか?
あくまでも予測でご意見をお聞きしたいです。
ちなみに研究をしているわけでも何でもなく、純粋な興味です。
A 回答 (12件中1~10件)
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No.12
- 回答日時:
八つ当たりになりますがお許し下さい。
現代日本語の表記や表現などについて困ったときに、「語源から考える」人があります。一見正しいようですが、ホントにそうでしょうか。
「おそらく明日は晴れるでしょう」と言いますが、この時この発言をした人は「明日は雨であってほしい」と思っているでしょうか。
「おそらく」は「恐らく」、国文法で言うク語法とかラク語法とかの一種(正しくはアク語法と言うべきらしい)なので、「恐れることには」の意味、英語の be afraid of と同じで、「そうあって欲しくないこと」を表すのが元来の意味(つまりは語源)ということになります。実際そう考える人もあるようで、「“恐らく”の後ろには悪いことしか持ってきてはいけない」と仰有いますが、どんなものでしょう、現代日本語として「おそらく明日は晴れるでしょう」と言った場合、「晴れて欲しい」とは思っていないでしょうか。そんなことはないと思います。
現代日本語の「恐らく」は、「多分」と同じ意味になってしまっていて、「そうあって欲しくないこと」だけを表すのではない、と言うべきではないでしょうか。
「一番最初」「一番最後」なども同様、「最」の字がつくことから考えれば同義語反復でしかありませんが、「最後の最後」なんて表現もあるのだから、現代日本語としては、強調の意味でこのような表現もあり得る、と考えるのが穏当ではないでしょうか。
語源にすべての解決を求めていると、平安古語でしか話せないことになります。
もう一つ、抑もこの「現代仮名遣い」というヤツがいい加減なシロモノなので、だから丸谷才一なんかはいまだに使おうとしないんですね。11番さんの挙げられた「つまずく」のほかに、「ぬかずく」「ひざまずく」も、語源から考えれば「づ」でなければならないはずのものです。ところが、今小生の使っているIMEはATOKですが、「つまづく」「ぬかづく」「ひざまづく」で変換しようとすると「“ず”が本則」だと、ご丁寧にもお節介にもお教えになって下さいます。
「オ段長音は“ウ”で表記する」(=例えば「表記」は、「ひょおき」ではなく「ひょうき」と書く)と言いながら「遠い」「氷」は「と“お”い」「こ“お”り」。「丁寧」は「ていねい」のくせに「姉さん」は「ねえさん」。「同音連濁は同じ字を繰り返す」(=「鼓」は「つづみ」)筈を、7番さんも挙げてらっしゃいますが「一個宛」は「一個ずつ」。
規則性とかシステマティックとかいう言い方をするならば、文部省の定めた(「定めた」んじゃないかな?)現代仮名遣いは、それとは縁のないところにあります。
定家仮名遣い、所謂歴史的仮名遣いはその意味ではシステマティックなので、丸谷氏はこっちを推奨するんですね。
うろ覚えですが、明治の初め頃に、尋常小学校の教科書だったか、徹底的に「表音主義」を貫いた表記が試されたそうです。「尋常小学校」は「じんじょーしょーがっこー」。システマティックと言えばこれもまたシステマティックですが、批判が続出、敢えなく消失したそうな(うろ覚えなので正しいことをご存じの向きはどうぞご訂正下さい)。
旧暦から新暦への切り替えもそうですが、それまで使われてきたものを突然大幅に変更することは楽ではないのです。どうしても見慣れない,聞き慣れないために、「変だ」「おかしい」「なじまない」「使いにくい」という批判は避けられないですからね。
現代仮名遣いはその意味では中庸を取ったものですが、言い換えれば中途半端で恣意的でデタラメなものなのです。
無論小生は「使いづらい」「わかりづらい」派で、「使いずらい」を見ると「アホか」と思ってしまいます。しかし同時に、「つまずく」「ずつ」は「つまづく」「づつ」と表記しています。確信犯です。誰か文部省に従わん。
無反省に「わかりずらい」と書いているのには、大きな違和感を覚えます。しかし一方、それは文部省(今は文部科学省)の・その場しのぎの一貫性のない国語政策の犠牲者なんだ、という思いも捨て切れません。「売」はこの字体なのにさんずいがつくと「賣」(さんずいに「賣」の字が文字化けする! 許せん!!)になるというデタラメさ、これをJISが「涜」なんて変な字を出すのは許し難いしイライラしますが、元の文部省がデタラメなんだから仕方ないかとも思ったりもします。新聞だって「冒とく」なんて妙な交ぜ書きを平気でやるほど無神経なんだし。
確信犯で、「自分は表音主義で押し通すんだ」という主張があっての「つかいずらい」なら、実は小生の同志だったりします。違和感はありますが、その姿勢は応援したいです。
青年の主張になってしまいました。御免下さい。
回答ありがとうございます。
1つの論文のような文章で、びっくりしました。
ここまで書いて頂きますと、質問者冥利につきます。
この問題については確かに日本語としていい加減なところもありますね。
ということはやはり、いずれはより多く使われた方が後世にのこされていく、
という結論に達することになりますね。
もちろん丸谷氏のような方も引き続き現れるのでしょう。
No.11
- 回答日時:
語源から考える、というのが正しいと私も思いますが
ひとつ思い出したことを。
躓く、は、つまずく、です。
語源は「爪先を突っかける」なのに、
なぜか当用漢字では「ず」なのですよ。
これで出版社の校閲者の人と
半日議論したことがありました。
結局「辞書は、つまずくを採用している!」という
論に押し切られました。
何にしても、公になる文章の場合は、念のため、
辞書を当たった方がよいでしょう。
「ふいんき」に関しては、私も
ずいぶん前から気になっていました。
明らかに間違いですね。
慣用表現にならないで欲しいです。
回答ありがとうございます。
出版関係の方のようですね。
そうなると、ご自身の表現方法にかかわるので、大変重要な問題になりますよね。
やはり辞書は必携ですね。
「ふいんき」は若い世代に多いようですから、「語尾上げ」等と同様、
世の中に浸透していくような気がしています。
もちろん、私は逆らっていくつもりですが。
No.10
- 回答日時:
うーん、難しいですね。
僕の場合は濁点がないときに「つ」なのか「す」なのかで判断しています。
例えば…
鼻血……はなぢ(はな+ち)ですよね。
分かり辛い……わかりづらい(わかり+つらい)
といった感じです。
僕自身よく分かっていないのであまり自信がありませんが、PCで日本語入力したときにも分かりますよね。すべてではないですけれど。間違っていると変換されないので。
回答ありがとうございます。
PCでの入力は確かに参考になりますね。
「コミュニケーション」を「こみにゅけーしょん」と打つと、
「古見丹生ケー所ン」と出てきました。
PCでやってれば笑える話ですが、手書きでは辞書を引くしかありませんから、
その辺に知性が出てしまうのでしょうね。
いつか恥をかきそうで怖いです、私。。。
No.9
- 回答日時:
わたしの中での解釈では、、、。
基本的にづやぢはあまり使わない。使うのは次のとき
二つの言葉がくっついた時
鼻+血ち=はなぢ
友だち+つきあい=ともだちづきあい
同じ文字を繰り返すとき
ちぢむ つづく つづら
と考えて使ってます。
関係ないですが うちの近所の子 自分・・ぶじん
うちの娘 さかさま・・・さかまさ
〃 あめんぼ・・・あまえんぼ
わたしの中のヒット作品?です、ごめんなさい
回答ありがとうございます。
なかなか理にかなった解釈をお持ちのようで、参考になりました。
お子様言葉、面白いですよね。
私の周りには残念ながら乳児しかいないので、もう少ししたら
注意して聞いてみますね。
No.8
- 回答日時:
「雰囲気」・・・
これ僕は指摘されました。「ふいんき」って読んでました。
学生の頃はこれで○もらったような気がしますが・・・
ちなみに九州です
No.7
- 回答日時:
文部省も「どちらでもよい」になっていたような気が...
気のせいかな...全部「ず」「じ」にする方向でいってるみたいですよね
それならそれでいいような気がしますが...
「地震」とか「地磁気」とか、「続き」とか、「鼓」とか
「九十九折」とか、「知事」「縮む」「何個ずつ」「井筒」とか
同じような読みでも、違うんですよね...むずかしいですよね...
何個ずつってのは何個~つっていってたので、づつだと思っていました。
「雰囲気」は「ふぅいき」とか、「ふにき」になりそうですけど
「ふいんき」ですか...名古屋ではあまり聞かないですね...
回答ありがとうございます。
「じ」「ず」のほうが、なんというか、現代っぽい気がしますから、
世の中はそのように進んでいくのかもしれないですね。
人の名前でも、「しずか」「しづか」では後者が昔めいてますし、
私見ですが、「だいじろう」「だいぢろう」となると、後者は現代ではいじめられそうな気がします。
名古屋では「ふいんき」はないんですね…。
No.6
- 回答日時:
ずっと関東で暮らしていますが、
しばしば「ふいんき」と発音していますし、
また、他人の発音も「ふいんき」と聞き取っています。
「雰囲気(ふんいき)」と綴ることは承知の上で、
発声上の便宜から、一般的に「ふいんき」と発音するものと理解していました。
「シミュレーション」を「しゅみれーしょん」と発音したり、
「ギリシア」「ペルシア」と綴りながらも
「ぎりしゃ」「ぺるしゃ」と発音するのも同様の理解です。
回答ありがとうございます。
関東でも「ふいんき」あるんですね!
参考になりました。
「シミュレーション」「コミュニケーション」などの変化も、
日本人が発音しづらい音ゆえの慣用でしょうね。
No.4
- 回答日時:
#2です。
失礼。書き間違えました。
(誤)
例えば、元原稿が「使い難い」となっていると、これは「つかいにくい」とも「つかいづらい」とも読めますので、編集者などが「難い」の部分を開こうとして、
(正)
例えば、元原稿が「使い難い」となっていると、編集者などが漢字が多いのを嫌って、
です。
No.3
- 回答日時:
こんにちは。
つかいずらい…うああっいらいらするっ!私はこういうのは受け付けません。
たとえ定着したとしても「そこは”づ”だろ!!」と突っ込みたくなります。
あと鼻血をはなじって書く人もいますね。ほんとどうにかしてほしいです。
記憶があやふやで申し訳ないのですが何年か前に国語審議会(あるいはそのような名前の組織)が「づ」と「ず」、「じ」と「ぢ」についてはどちらで表記してもよいというようなことを正式にきめていたように思います。なので出版物はおろかそのうち教科書でも見かけるようになるかもしれません。
「雰囲気」を「ふいんき」っていうのはさすがにちょっと…
よく幼児が単語を間違えて覚えたりしますが(私は幼少時代「卵」を「たがも」と言っていました)これと同じレベルの間違いのように聞こえてしまいます。定着してほしくないなあ。
回答ありがとうございます。
私も突っ込みたくなる人間ですが、もう、キリがないですよね(笑)。
「ちかずく(ちかづく)」とか「まじか(まぢか)」とか。
漫画のセリフなどではわざと「じ」を「ぢ」にしたりするようですが。
読書といえば漫画、という子供もいますから、定着しそうで怖いですね。
ところで、国語について語る委員会がそのような決定をしているとは!
国語の乱れについて憂えているあの会合ですよね?
ちょっと意外です。
余談ですが、卵を「たがも」…私もありますよ。
3-4歳の頃だったと思いますが、「正直に言いなさいよ」を
「そうじきに言いなさいよ」と言ってました。
「掃除機に言いなさいよ」って言われても、ねえ……(笑)。
小さい頃の誤りですので笑えますけど、大の大人が「職場のふいんきが…」なんて
言っていると笑えないですね。
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