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母材:軟鋼 4mm
当て板なし、開先なし、ルート距離 2mm、溶接棒 2.6mm(ゼロード44)、電流 130A

上記条件にて下向きで片側から突合せ溶接(ストリング)を行って裏波を出したいのですがうまく裏波ビードが出てくれません。

そこでいくつか質問させてください。

1.ルート間隔は適正でしょうか?
  基本的に棒と同じ程度とありましたので現状2mmで行っています。
  3mmに広げると穴が開く確立があがるのですが穴を開けなければ裏波は出やすかった気がします。

2.普通に溶かすだけだと盛ってしまってとても裏波にはほど遠い状態ですので
  溶融池に溶接棒を押しこんで強引に裏側まで溶かすように試みています。
  技法として間違っていますか?

3.開先なし=1層溶接なのでしょうか?
  開先を取らない場合、溶かす事の出来る範囲が限定されますよね?
  通常はその為に開先を取るのだとは思いますが、
  仮に開先無しでも2層、3層での溶接が可能ならその方法を教えて下さい。
  ※母材の厚みが9mmとかある場合の話で結構です。


周りに熟練者がいない環境で溶接をしていますので基本がなっていないような気がします。

勉強会か講習会があれば参加してみたいと思っているのですが
そういった会に参加する良い方法があれば併せて教えていただけると助かります。


以上です。よろしくお願いいたします。

A 回答 (6件)

No2です。


ほかの方も答えていますが、開先をきちんと丁寧に取りルート面を会わせて溶接しなければ 裏波は出ません。
4tはないので 実際は4.5tだと思いますが2.6㍉で125Aは許容オーバーですのではじめはいいけど最後の方で欠陥(ブローホール、アンダーカットが出やすく成ります。
普通は 開先角度30度ずつの両方で60度 ルート間隔2.6㍉~3,2㍉までで
ルート面を1㍉以内で溶接を致します。
しかも初層は溶接棒はLB-52Uを使用致します。(KOBELCO 神戸製鋼製) 2層目以降は出来るだけ B-14以上(B-17)で溶接致します。
これは ZERODE44は 一般建築物の溶接には向かないからです。(軽量鋼の溶接向きである)
このことを加味して 先ほどの質問に至りました。 普通は初層を 3.2㍉で90Aくらいで溶接します。(溶接棒が癖があるために アークスタートでしづらいので練習が必要です) 2層目は1層目が山形になる癖があるために 山のへこみを片方ずつ溶接していった方が欠陥が少なくてすみます。
電流は 125~135Aの間で溶接します。(条件等によって変わりますが・・・・)
3層目は 2層目の反対側を同じように溶接致します。 4層目は 一番上からを溶接面を覆うように溶接すればいいでしょう(出来れば 4㍉棒がいいのですが・・・)
基本的には このような感じです テストかではないようなので 1層目,2層目の間にはワイヤブラシ サンダー等でノロ等をきちんと取り除く必要があります。(これは 曲げテストがある場合に行う手順ですが・・)
もし この裏波溶接をする商品が重量建造物等ではまず 構造敵に棒があっていません。
4.5tくらいなら Z-44でも大丈夫ですが そのところは 解らないので一度 ご一考下さい。
一応 引っ張られるので少し 反対側に曲げておいた方がいいかもしれません。 もし 慣れてきたら裏波が出ると 溶接の音が変わりますので 音で判断出来ます。
LB-52U
この溶接棒は基本的に ボイラーや 造船 各種特殊機械等の溶接に使用される溶接棒です。
ビートの外観はとても細かく出ます アークスタートが しづらく成るのでコツがいります。
溶接棒の専門的に扱っているところにしか おいてありませんし 取り寄せの可能性が高い棒です。
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この回答へのお礼

非常に細かくありがとうございます。
開先を取るのが難しいのでなんとか強引に溶接をしてやろうと思ったのですが、
その考え方そのものが素人なんですね。恥ずかしい限りです。

少し方法を考えて見ます。ありがとうございました。

お礼日時:2009/04/30 09:35

>ちなみに下記をもう少し噛み砕いて教えていただけないでしょうか?



穴が開いているのですから、
当然良く溶け込む前に先に行ってしまった。(飛んだか、早いのだ)
こう考えます。

ゆっくりやればいいや。
それだけでは無く、溶接電流が低い場合にも顕著に現れます。

「うにうに」していたり、部分的に凹んでいたり、
何だかビートが綺麗に出ていない場。

何だか汚いな。^^;
うまくねーな。
この多くは溶接電流が関係している場合が多いです。(高めがいい)

溶接棒は専門家様に良く聞いて下さい。
ビートが綺麗に出やすい棒、溶接が楽な棒など色々ありますし、
初心者に向く棒やベテラン向き(操作が難しい)など色々と教えてくれると思います。
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この回答へのお礼

穴が開いている=
隙間を埋められていないから穴が開いているように見える=
きちんと母材と棒を溶かす事が出来ていない=
棒の送る速度が速すぎる

と、いう認識であってますか?

自分は逆に
「穴が開いている=溶け落ちている」のだとばかり思っていたので「早くっ早くっ」と焦って棒を送っていました・・・。
無知とはいえ恥ずかしい限りです。

今後の参考にさせていただきます。ありがとうございました。


電流に関しても参考になりました。
手持ちの機械では今の出力が限界なんですがリース屋でもう少し容量の大きい物を今度借りてみようと思います。
場合によっては買い換えてもいいかなと考えていたところなのでいい機会です。

ありがとうございました。

お礼日時:2009/04/30 09:46

板厚6ミリ


ルート間隔1.5ミリ
開先50度(合計)(斜面でない部分は1.5ミリ残る)
3層

一層125A、棒の角度50度
2層130A 同上
3層125A 棒の角度70度(ウイービング)

1.5、1.5です。思いの他薄いです。

棒と同じだけ広げてよい。
これはこう教えています。(規範)

ですので、2ミリ程は開先を取るべきです。
機材や用具的に限界があるならば開先です。

開先無しで3.2ミリ棒で140Aぐらいにしても良い結果にはならないと思います。(アンダーカットする)

出来ればベストな状態(理想な状態)で望むべきでしょう。

棒についてですが、
D4303ですので43kg/mm^2です。
同じ43系(軟鋼用)ですので問題ありません。
(少々強度は劣りますが、ホームセンターで購入出来ます。)
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この回答へのお礼

初心者にも分かりやすい説明をしていただきありがとうございました。
アドバイスの通り開先を行う事で対処したいと思います。

経験者に意見を伺う機会がありませんので参考になりました。
本当にありがとうございました。

お礼日時:2009/04/27 10:42

基本から流しますね。



溶け込み不良。
1、開先が狭い。
2、溶接速度が速すぎる。
3、溶接電流が低い。

の3点です。

1、開先が狭い。
>3mmに広げるとば裏波は出やすかった気がします。
少々やり方に間違いがあるようです。
開先を取るべきです。

2、溶接速度が速すぎる。
>溶融池に溶接棒を押しこんで溶かすように試みています。
これもやり過ぎです。
電流も上げるべきです。

>穴が開く
棒を入れていない場合(早すぎる)もありますが、
原因は溶接電流が低いので「行かない」方です。

つまり、2.6ミリ棒の使用範囲と130Aでは限界があるのです。
自分でもう分かっているとは思いますが、限界に近い溶接です。
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この回答へのお礼

上記2点は理解しました。
ご指摘の通り状況的に難しいのでご相談させていただきました。
色々アドバイスをありがとうございます。

ちなみに下記をもう少し噛み砕いて教えていただけないでしょうか?

>棒を入れていない場合(早すぎる)もありますが、
>原因は溶接電流が低いので「行かない」方です。

お礼日時:2009/04/27 10:25

どのような 用途に使われるのでしょうか?


4tの開先なしは zerode44では無理だと思われますが この棒しかだめなのでしょうか?
そもそも 4tくらいのなると開先を半分位とってから ルート間隔2㍉くらいならなんとか可能と思いますが そもそも zerode44で浦波溶接って
この行為自体が間違いだと思うのですが どうしてこの棒にこだわるのでしょうか?
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この回答へのお礼

zerode44にこだわるのは単純に手持ちの棒がそれしから無いのが理由です。
用途ごとに棒を準備したほうがいいのは理解しているつもりなんですが、
余剰在庫ばかりが増えそうなので敬遠してしまっています。。。

逆に質問で恐縮ですが
「4tの開先なしは zerode44では無理」とありますが、棒を変えることで対応可能ということでしょうか?
具体的な銘柄などが分かればお願いします。

お礼日時:2009/04/27 10:14

溶け込み不良ですか?


溶け込んでいて波だけ出ないのですか?

この回答への補足

溶け込み不良です。対策等を教えていただけると助かります。
よろしくお願いします。

補足日時:2009/04/26 07:28
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