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非上場会社で経理をしております。
下記ケースでは上場株式の評価損、減損をどう考えればよいのか教えてください。
ある上場株式を市場を介さず、とある株主より初めて相対で譲渡を受けることとなりました。
取得価額は時価より4割近く割高になります。
ある程度まとまった株式数を取得したかったので、かなりのプレミアムを付けて買い取ることとなった次第です。
この銘柄は日によっては市場で商いが成立しないほどなので、このように高い値段で買い取ることも致し方ないと考えております。
ここからが本題です。買った直後に弊社の決算期を迎えた場合、株式は時価評価され、取得価額との差額である4割相当の金額は、評価損または減損として純資産を減少させることになるのでしょうか?。

尚、この株式は提携目的で取得しており売買目的ではありません。議決権比率は10%前後となり、「その他有価証券」として扱います。
企業を買収した場合は、取得価額と買収価額との差がのれんとして数年に渡り償却されます。しかしながら、一部の株式を購入した場合は、プレミアム相当分が全額その期の純資産を減少させることになるのでしょうか。なんだか矛盾している気がします。
何故このようになるのか考え方を教えてください。根拠となる実務指針等がありましたら、示していただけると助かります。
経理を知らない人に説明するのに苦慮しております。
ご教示頂きたくよろしくお願いします。

A 回答 (1件)

> 買った直後に弊社の決算期を迎えた場合、株式は時価評価され、取得価額との差額である4割相当の金額は、評価損または減損として純資産を減少させることになるのでしょうか?。



そうですね。そうなります(金融商品に関する会計基準18項)。


> 企業を買収した場合は、取得価額と買収価額との差がのれんとして数年に渡り償却されます。しかしながら、一部の株式を購入した場合は、プレミアム相当分が全額その期の純資産を減少させることになるのでしょうか。

そうなります。

形式的には、会計基準にそのように定められているから、との説明になります。その背景にあるのは、株式購入と企業買収との経済的実態の相違です。すなわち、前者は一般的な資産取引の一形態に過ぎないところ、後者はひとつの報告単位に結合される支配獲得であり、特殊なものです(詳しくは、『企業結合に係る会計基準の設定に関する意見書』をご覧いただけますでしょうか)。取引の結果、前者は株主としての有限責任しか負わないのに対して、後者は会社または親会社としての責任を負います。

株式購入が一般的な資産取引である以上、市場価格よりも高値で購入すれば、減損や評価損の対象になるのは止むを得ないといえます。
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この回答へのお礼

明確なご回答ありがとうございました。
株式購入と企業買収との経済的実態の相違ですね。
よく理解できました。

お礼日時:2009/05/02 21:03

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