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ラクテック・フィジオ・ヴィーン・ハルトマン・ソルデムの5つのリンゲル液の違いがよくわかりません。

薬の本を見ても全部「細胞外液電解質輸液」でどのように使い分けているのかがわかりません。

詳しい説明でなくてもいいので、よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

ラクテック、フィジオ等々は商品名ですね。

一般名は
乳酸リンゲル液(ラクテック、ソルラクトほか)
酢酸リンゲル液(ヴィーンFほか)
重炭酸リンゲル液(ビカーボン)
です。
で、それらに糖類が付加されたりして、様々な商品が市販されています。

一般には、リンゲル液のみを特に急速に補液するとアシドーシスに傾くために、アルカリ化剤として(当時欧米で一般的に入手できた)乳酸を添加したと言われております。ところが、乳酸は肝臓でしか代謝されない(代謝されてはじめて重炭酸イオンをだす)ので、肝機能が悪い状況ではむしろ乳酸性アシドーシスを惹起するのでは?という突っ込みが入り、多くの技術的困難を克服して発売されたのが酢酸リンゲル(酢酸は、筋肉ほか多くの場所で代謝されるので)でした。で、発売当初は酢酸リンゲル屋(つうか、N科学)は「理論上も実際にもうちの方が良い」、乳酸リンゲル屋(つうか、O製薬)は「臨床上は有意差が無い」と正反対の研究結果を提示して争っていたのですが、その後に乳酸リンゲル屋が発売した新製品が酢酸リンゲルだったあたり、笑わせてくれました・・・(苦笑)。。。で、現在はさらなる技術革新によって、直接重炭酸イオンを添加したリンゲル液が発売されております。まあ、でもよほど重症な患者さんでもない限り、アルカリ化剤の違いによって臨床的な効果が異なるとは思えませんが・・・。。。
 さて、こういった進化の他に、フィジオ140とビカーボンにはもう一つ改良点があります。それは、ナトリウム濃度の見直しとマグネシウムの添加です。従来のリンゲル液よりもより等張に近づいた、とメーカーは言っております。また、フィジオ140の1%グルコースというのも、以前は麻酔中にグルコースを投与しても意味が無いと言われていたのに対しこの程度(一般的5%は多すぎるそうな)の添加がむしろ必要なのでは?と言われ始めたためにそうしているそうです。

 と、まあ、うんちくはいろいろありつつも、結局のところ臨床的には「気分で使い分け」しているというのが現状でしょう(肝移植とか特殊な場合を除き)。

 以上、先ずはご参考まで。
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ラクテックとハルトマンは乳酸リンゲル


フィジオ、ヴィーンは酢酸リンゲル
ソルデムにはリンゲル液はないですね
後はこれらにいろいろな糖質が加えられて種類が増えていますが特に使い分けることはないですね
病院内で採用されているものを自分の好みで使うだけです
ちなみに今の病院にあるリンゲル液はラクテック、ラクテックD、ポタコールRの3種類だけです
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一応医師にラクテックつないどきますか?と聞くと ハイ お願いしますと答える筈です。

正直言って血管確保してあるなら医師に取っては何でも良いのです。と言うのは必要ならそれから医師は補液を変えたり必要なものを加えたり までのつなぎ ですから 血管確保してあれば何でも良いのです。
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